ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

やるからにはトコトンやる 悔いの残らないように全力で

2017年1月11日、天気くもりのち晴れ。

 

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今日は本当に衝撃の事態が起こりました。「まぁ今日から子どもたちが来るけどのんびりダラーッと時間が過ぎていくんだろうなぁ〜」なんて思いながら朝のスタッフミーティング前に書いていた今朝の出来事が冒頭になります。とりあえずどんなことを書いていたか読んでもらえたらと思います。

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キター。朝から衝撃が。なーんか右腕が痛いなぁと。ですが心当たりは全く無し。痛いなぁと。...待てよ。もしかして...日曜日の大量の買い出しが原因か!?...キタんです。筋肉痛が2日後...いや2日半後に。...ショック。

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ですがそんな隠せない自分のショックを吹き飛ばす嬉しい子どもたちの再会。

「せんせー。ハッピートゥエンティーセブンティーン!」「せんせー。グッモーニン!」

久々に会ってもせんせーと呼んでくれる子どもたちに朝からハッピーをもらいました。そして一ヶ月会わない間に身長も伸びて顔つきも大人っぽくなった子どもたち。また今日から賑やかな毎日になりそうです。

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実は昨日も嬉しい出来事が一つありました。仕事を終えてお昼過ぎにミッションに帰ると突然声をかけられました。その顔を見た瞬間に彼の名前がパッと出てきたのは彼が自分がブンヤセカンダリースクールに来て一番最初に名前を覚えた生徒だったから!「カルクナフタリ!」自分が名前を呼ぶと「覚えててくれたんだ!」と言ってものすごく喜んでくれました。そんな彼、去年はブンヤセカンダリースクールに通うことはできませんでした。受け入れの許可が得られなかったために昨年はルンドゥの学校に通っていたそうです。今日は再度転入手続きをしに来たのかどうなのかはよくわからなかったんですが、彼曰く「自分に会いに来た」とのことでした。素直に嬉しいですが、こういうブンヤセカンダリースクールに通いたくても通えない生徒がいるということを改めて認識させられました。

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先日書いたナミビアの留年制度。そこには留年を免れる特例もあることをお伝えしましたが、これは生徒数の...

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はいココまでーーーー!!!!筋肉痛が衝撃だとかいうしょうもないマクラをタラタラと述べていたわけですが、こんなのが一気に吹っ飛ぶ本当の衝撃が突如やってきたんです。留年制度に対する自分の考え云々は後日気が向いたら書きたいと思います。さぁ何が起きたのか。

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スタッフミーティングがすすんでいきました。今日は子どもたちのクラス分けを行いますがその際転入してきた生徒たちの通知表をかならずチェックしてください!来週から教育実習生が来ます!と校長からアナウンスがあったあとに担任の発表があったんです。正直、まーーーーーーったく自分事じゃありませんでした。もちろん興味はあったんでちゃんと聞いてましたがね。

 

7A、ミスターコジマ

 

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......えっ!?......えっ!!??......何何何何?どゆこと!?「7A」と校長が口にするたびに目線を感じますが一体何が起こった??その後の朝会。入学式と呼べるものは無いですが、今日から晴れてブンヤっ子の仲間入りをするグレード0や今年からシニアプライマリーに組み込まれたグレード4の保護者の方々が子どもの姿を温かく見守る姿がいいなぁと思ったんです。が、心はフワフワとしていて未だ落ち着かず。思わず人生で初めて中学一年生が習うような英語のフレーズを使って同僚にたずねてみました。

 

Am I a class teacher?

 

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私は少年ですか?私は生徒ですか?Am Iなんていうフレーズを日常で使うわけがないだろと思ってましたが使っちゃいましたね。そして彼の返事は半分以上わかりきっていましたがYes!...ということでなんと自分担任です。こういうド派手な髪をしている生徒を注意しないといけない立場になりました。個人的にはアリですが。

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ナミビアに来る前に期待していたことの一つが「担任をもつ」ということでした。やはり教師なんだから自分のクラスをもちたいという思いが強かったです。しかもアフリカでならなおさらチャレンジしてみたいなと思っていたところです。が、実際にブンヤセカンダリースクールに配属になってからは自分の受け持つ授業に専念することで精一杯だったのでそんな気持ちはいつの間にか消えていました。教科担任の楽しさを味わわせてもらっていたので十分だったわけです。それが今日、何の前触れもなく、突然、目の前に、自分のクラスがドーン!今はまだこの事実を解釈しきれていない自分がいて複雑な心境です。...本当に担任なの??ってまだ疑ってます。

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ですが担任の仕事は今日からスタート。7Bの頼れるマダム、Ms.アウシークに教えてもらいながらさっそく担任業務を!まずは昨日までに作った新7年生のクラス名簿をもとに生徒が来ているかどうかをチェックします。そしてさっそく発生する『転入手続きをしたのに名簿に名前がないんですけど』問題。さらには『進級だと思っていたら確認ミスで留年でした』問題。...もう自分もすっかりナミビアでの教員としての仕事に慣れたつもりでしたが、ドタバタと目まぐるしく交錯する問題の処理に追われました。なんとかやり遂げてホッと一息ついた時には疲れがドッと。久々の疲労感でした。

 

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そしてずっと欲しかった自分の教室というものをついに手に入れたんです。...いいの!?ってまたまた疑います。とりあえず教室の整理整頓からしないとなということで大掃除!しっかり者の女子たちが丁寧にやってくれました。で、机を入れ直してスッキリした気分で...これ自分のクラスなんですか??本当に信じられない。

もちろん嬉しいんです。My classroomがあり、目の前にはMy learners。日本にいた時は何よりクラス命なところがあって、「小島級」という言葉がとにかく好きでした。それがブンヤセカンダリースクールに来てから教科担任という立場になったことでクラスや学年を超えていろんな子どもたちと接することに楽しみを感じるようになったんです。なので今は少し「My class」に抵抗があるんです...。が、切り替え!!!!

 

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帰国までもうほぼ2ヶ月しかない状況で与えられたこのチャンス!全力でモノにする以外に選択肢はないです!!もうラスト2ヶ月は授業ももたずに理科室の整備や引き継ぎ資料の作成に力を入れようかなんて考えていました。そして再来週に迫った自分のJICAでの帰国報告の準備にもたっぷり時間をかけられるなぁなんて思ってもいたんですが事態はまさに180度急変。かつて夢見たクラス担任です。すっかり忘れた気でいましたがやっぱり担任がやりたいというのは自分の正直な気持ちのようです。

 

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ということで初日からメチャメチャ疲れました。今朝はまさか今日という日がこんな一日になるなんてコレーーーーーっぽっちも思ってなかったからやっぱり人生何が起こるかわかりません。とにかく帰国までラスト2ヶ月。超忙しくて超楽しい毎日になることが決定!最後の最後まで充実したブンヤライフになりそうです!!7年A組、がんばるぞー!!