ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

小学校の卒業アルバムに書いた夢は「先生」でした

2016年2月18日、天気曇り。

もう木曜日。1週間がとにかく早く感じる今日この頃。毎日朝6時から学校行って授業して、そのまま夕方5時近くまで子どもたちの自習に付き添って、家に帰ってきたらすぐに夕飯作り開始して、玉ねぎ炒めながらブログ更新して、1日置きに筋トレして、水が出たらシャワー浴びて就寝。本当に機械的な毎日だなと。でも、まぁ早い!まぁそれだけ毎日が充実してるってことなのかなと思います。ちょっとしすぎてて疲れも日に日に溜まっていきますが、土日目指してあと1日乗り切ります!

かけ算学習も大詰めです。ついに4桁×2桁をマスターした子が出てきました!いやー、本当によく頑張った子どもたち。やっぱり、この段階になるとさすがに一問一問解くのに時間がかかるし、ペケが付いた時のショックもその分大きいんですよね。その度に残念そうな顔をするんですが、それでも何度も諦めずに繰り返して獲得したピンク付箋(4桁×2桁マスターの証)に本当に嬉しそうな笑みがこぼれていました。

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そして、その子達が今度は先生になって友だちのサポートをする姿が見られるようになってきました。今までなかなか教え合うっていう姿がみられなかった教室で少しずつ見え始めたこの変化!とにかく自分自分のナミビアの子どもたちなので、この姿はこれから育てていきたいなと思います。それにしても、はっきりいって子どもたちの方が教えるの上手なんですよね、悔しいですが。やっぱり友だち同士だから素直に相手の言葉や考えが受け入れられるっていうのもあるのかなと思います。それにしてもいい先生っぷりです。

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そして、「先生!」と呼ばれることに慣れていない子どもたち。ナミビアという国では「先生」っていう存在はすごく尊敬される立場にあるようです。なので子どもたちは自分が先生と呼ばれることがすごく嬉しい様子です。「ティーチャー!2桁×2桁のやり方を教えてあげて!」って声かけると、熱心に指導する彼らの姿が。子どもたちに将来の夢をたずねた時も何人かからは必ず「先生」という声が聞こえてきます。子ども先生の姿に改めて先生っていう存在の大きさも感じた本日の放課後学習でした。

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放課後学習終了後。今日は事務作業を少しやってから帰りたいと思ってたので自分のオフィスでもある理科室に戻ると、生徒が1人で理科室の掃除をしていました。彼はグレード12、ブンヤセカンダリースクール最高学年の生徒、Mr.クレメンスです。彼はザ・好青年。気さくにしゃべることのできる生徒の1人です。で、実は去年に一度彼から「日本の大学に行って勉強したいな」的な話を聞いたことがあったんです。その時はまぁ話の流れで出た話題なのかななんて思ってたんですが、今日彼が掃除の最中に突然質問してきたんです。

「日本の大学に行くにはどのくらいのポイントが必要なの?」
(ナミビアではナミビア大学に行くために必要なグレード12の国家試験のポイントが決まっているので、このような質問を聞かれたわけです。)

ほー!彼は真剣なんだなと。そのあと日本の大学入試の話とかをしてあげて、なんとなく説明をしたんですが、彼は本当に日本の大学で勉強がしたいようでした。で、その影響を与えたのは実はブンヤセカンダリースクール理数科教科主任(HOD)で自分の活動のパートナーであるMr.ジェンダなんです。彼については後日紹介したいと思います。
ということで、ここは自分がなんとか彼のサポートをしてあげたいなと思いまして、まずはこのブログで彼を紹介するところから始めようかなと。ドクターになりたい!それが彼の夢です。アフリカはナミビアからの入学、もしくは留学を受け入れている医学系の大学を探しています。入学資格や条件などが一番気になるところです。...すみません、いきなり他力本願です。ネットで調べろと言われたらそれまでなんですが、もし情報をお持ちの方、または調べていただける方がいらっしゃいましたら、コメントで教えていただきたいです。もちろん自分でも調べますので、より多くの情報が集められたらなと思っています。

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先生という仕事をしていると出会うたくさんの「夢」。今回の彼の夢もまたそのうちの1つです。彼の夢を叶えてあげたいなと今は自分ごとのようにワクワクしてるところです。