ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

かけ算の答えを電卓で計算するか筆算で計算するか 速いのは電卓 気持ちいいのは筆算

2017年2月2日、天気くもり時々雨。

 

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ふと気がついて窓の外を見ると雨が降っている。そんな天気がここ最近は続いています。なんだか梅雨のような雰囲気に少し憂鬱な気分になりがちです。が、自分でもすごいなぁと思うのは未だにナミビアに来てから傘を買わずに過ごしています。日本だと雨が降るとすぐにコンビニでビニール傘を買い、気がついたら家に何本もストックが溜まってるなんてことがあったなぁと。ナミビアでは少し雨に濡れるくらいが気持ちいいもの。雨季はまだまだ続きそうです。

 

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さぁ今日はいろいろな事務的なものを紹介していきたいと思います。昨日説明したブンヤセカンダリースクールが直面している教員不足問題。これは基本的には州の教育委員会的なポジションが管理をするのですがそこにも問題が。まず時間がかかること。ようやく各学校の在籍児童生徒数が確定して教育委員会がそれを取りまとめるという段階に入ったナミビア。ここから子どもたちの数と教員の数を比較して教員が余っている学校から教員が足りていない学校へと教員の異動を調整します。当然これにも時間が必要なので、実際に教員がやってくるのはまだまだ先のこと。さらに、教員が余っている学校が手放す教員というのはつまり多少訳ありな方々なわけです。いつ来るかもわからない、しかも得体の知れない教員を待ちぼうけしている暇もないということでブンヤセカンダリースクールは現在大々的に教員を募集しています。子どもたちのためにも早くステキな教員が見つかることを願います。

 

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続いてこちら。在籍が確定したということでクラス名簿を作ったあと今度は出席簿を作成します。もちろんクラス担任の仕事です。前年度の続きから使用する通年タイプの出席簿。さすがにこれはパソコンでとはいかないので手書きで子どもの名前を記入していきますがとにかくスペルがややこしい!もう言い慣れた名前ですが、ナミビアならではの名字は文字にするとやっぱり新鮮です。

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まぁでもこういう作業は嫌いじゃない。新年度初日からの全てのデータがうまった時の快感!日本のように遅刻早退忌引き公欠などは無く、シンプルな出席or欠席のみです。そしてこれを書いてると視界に入って来たのが2017年3月10日。自分がブンヤセカンダリースクールに勤務する最後の日、自分が7Aの出欠をとる最後の日です。...もうすぐじゃん!とまた焦るのでした。

 

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ということで授業もドンドン進めていかないとマズイ状況です。グレード7のかけ算指導には面白いくらいの手応えがあるここ最近。今年から受け持つ子にはとにかく一つ一つ丁寧に教えるわけですが、去年受け持った子たちは同じかけ算指導だともう退屈してしまうほどのレベルになっています。なのでクラスの中で習熟度別指導を導入してみました。ハイヤーレベルと称してかけ算に自信がある子には指導内容には入っていない5桁×3桁の問題を。これだと一つの問題を解くのにも時間がかかるので「せんせー!せんせー!」のラッシュが無くなります。そしてその分じっくり時間をかけて必要な子どもたちに×2桁の指導をすることができます。...なんだか普通にやってますが、去年はこんなことは決してできませんでした。子どもたちの見違える一年間の成長を改めて感じます。

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そしてこれを正解する子どもたちが当然のようにいることも驚きです。かけ算筆算の方法の正しい理解、丁寧に計算する慎重さ、位の概念の深化。この解答を見るだけで子どもの姿がハッキリと見えます。本当にスゴイ成長を現在進行形で遂げている子どもたち。今が指導をしていてものすごく楽しい時期!宿題チェックが楽しくて仕方ありません!!

 

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本日の最後はゲンダ校長の改革シリーズで締めます。ブンヤセカンダリースクールの放課後のスタディータイム(自習時間)をなんとかするべく、いよいよ放課後も学習指導をすることに!どうなるかはわかりませんが、今の自分にとっては指導できる時間が少しでも増えるに越したことはありません。もっともっと子どもたちが成長する姿を見たいから頑張れます!!