ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

マラウィに来たら美味しい魚料理を食べないともったいない

2016年5月2日、天気晴れ時々曇り。

昨夜はその後、同期仲間のお宅に宿泊。久々の同期との再会にお酒はすすみ、フライトの疲れもあったのか熟睡!ナミビアはここ最近朝方になると毛布無しだと寒くて寝られないことがあるんですが、マラウィはまだナミビアより少し暖かいようでした。朝ごはんをいただいて準備万端!いよいよ今日からマラウィ国内移動開始です。

f:id:TPVC28-Namibia:20160516030836j:image
マラウィの移動手段の基本はミニバスになります。いわゆる中型車で、これに乗って移動するわけですが、とにかくなんでもギュウギュウに詰めます!人は3人シートに4人は当たり前。子どもがいれば5人6人。荷物は車両後部に押し込みます。もう無理でしょ!?なんてこっちが思ってもまだまだ詰めに詰め込むその気合いに驚きました。座席の下のスペースもフル活用して、最後は当然のように閉まらない後部扉を紐で縛って完了。

f:id:TPVC28-Namibia:20160516031113j:image
人と荷物で溢れかえった車内は圧迫感が半端ない!今までナミビアの移動の際に利用するコンビにヒーヒー言っていましたが、その比ではありませんでした。乗客がいっぱいにならないと車が出発しないのはアフリカ共通のようですが、この定員の数がわからないマラウィのミニバスは車内待機もなかなかハードでした。が、1時間ほど待ってようやく出発しました。

f:id:TPVC28-Namibia:20160516031435j:image
ギュウギュウの車内から見えるマラウィの街並み。とにかく目立つのは人の多さでした。どこに行っても人人人。通りでものを売っている人や、座って談笑する人の姿はこれぞアフリカという雰囲気でした。豊かな自然の緑に映える建物の色合いや、レンガでできた家々の赤茶色がなんともステキでした。ですが、ギュウギュウ。外の景色を楽しむ余裕はなかなかありません。

f:id:TPVC28-Namibia:20160516031545j:image
ミニバスのコンディションとは裏腹に道路状況は思っていたよりもしっかりとした道で、車は順調に進んでいきました。そして峠越え。急な上り坂を大量の人と荷物を載せたミニバスはのそりのそりと登って行きました。下りになると今度はUターンの連続。急な斜面を細かく細かくターンしながら進みます。周りの景色もなかなかスリリングでした。それでも安全第一でゆっくりと進むミニバス。そして、ようやく峠を下り終えた時でした。ミニバスが停止し何らかのトラブル発生により立ち往生。これもまたアフリカ旅の醍醐味なのかなと。

f:id:TPVC28-Namibia:20160516031724j:image
その場でステイしていても仕方がないような気がしたので、初めてのミニバスにサヨナラを告げて、バックパックを背負って歩いてみることにしました。ギュウギュウの車内から解放された爽快感と、周りの景色を楽しみながら道を歩くドキドキ感は何とも言えない旅感満載でした。

f:id:TPVC28-Namibia:20160516031825j:image
方面が同じミニバスに拾ってもらい、今日最後のチェックポイントに到着。ここからはなんと、バイクタクシーで移動をします。荷物もあったので後ろに乗るのはかなりヒヤヒヤ感がありましたが、そこは慣れたバイカーたちでした。オフロードの道をガンガン進んで、坂を登って下ってようやくこのたび最初の目的地が遠くに見えてきました。眼前に広がるのは太陽でキラキラと輝くマラウィ湖。首都を出発してからおよそ6時間、到着したのはマラウィ最大の観光地、ケープマクレアです。

f:id:TPVC28-Namibia:20160516032246j:image
宿に着くとすぐ目の前にはもうマラウィ湖!まるで海かのような景色が広がります。観光地ではありますが、人がそこでしっかりと生活している感じがあるのがまたいい雰囲気を出していました。町の中を歩いていると、日本の海沿いの町とかぶる様子があり、いままで行ったアフリカのどの町とも違う景色がありました。

f:id:TPVC28-Namibia:20160516032143j:image
とりあえずお腹も減ったので、近くのロッジ(Mugoza lodge)のレストランに移動。早速注文したのは、カンパンゴと呼ばれるナマズのグリルです。湖を有するマラウィでは美味しい魚が食べられることでも有名です。町を歩いていても魚の匂いが漂うケープマクレアです。いざ、実食!...美味すぎる!脂ののった柔らかい白身魚!噛めば噛むほどうまいってこういうことだなと思いました。シンプルなグリルなのにここまで美味しいとは正直驚きました。

f:id:TPVC28-Namibia:20160516032652j:image
そして湖に向かってのサンセット。絵になりすぎて不思議な別世界にいるようでした。ちょうど離れた島に向かって夕日が落ちるってのもなかなかオツだなと。
f:id:TPVC28-Namibia:20160516032836j:image
影が絵になるマラウィ湖です。

f:id:TPVC28-Namibia:20160516032421j:image
今日泊まる宿、Cape Mac Lodge。従業員さんがとっても親切丁寧な方で、のんびりゆったりできるいい宿です。そしてここは美味しいフレンチ料理が食べれることでも有名です。夜はここのロッジでまた魚料理をいただきました。こちらも美味しい!ドキドキのマラウィ国内移動と魚料理を満喫した1日でした。