ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

空の声が聞きたくて 風の声に耳すませ 海の声が知りたくて 君の声を探してる

2017年3月5日、天気晴れのちくもり。

 

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現在ナミビアで最後のブンヤへの復路移動中です。とにかく無事に着くことが一番。ここのところの雨の影響か行きも帰りも事故の現場を目撃しているのでなおさらドライバーさんには安全運転をお願いしたいところです。さぁ、話は昨日の午後に戻ります。ナミビア最後の旅の目的地はサンドイッチハーバーと呼ばれる湾になります。スンコップムンドの街から大西洋沿いに南下していくこと1時間ほど。ようやくこのエリアらしい景色が目の前に見えてきました。

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以前マラソンの際にもご紹介したようにこのスワコップムンド周辺は砂漠と海が両方見えるという世界でも珍しい場所になっています。まぁ鳥取砂丘もそうですが、砂漠のスケールが違います。国土に縦長に広がるナミブ砂漠にはかないません。そしてこのサンドイッチハーバーエリアに入ると砂漠は「砂丘」へと変わっていきます。左には海、右には砂丘!!しかもこの砂丘は写真ではわかりませんがとんでもない傾斜、まさにそりたつ壁です。不思議な世界にやってきたような景色です。そしていよいよサンドイッチハーバーに到着!!

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砂漠と砂漠に挟まれた湾、それがサンドイッチハーバーです。急な砂丘を頑張って半分くらいまで登りふり返ると素敵な景色が一面に広がりました!スゴイの一言です。どことなく日本の天橋立にも見えるなぁと感じたんですが、ここはナミビアナミブ砂漠と大西洋が作り出す自然美に感動でした。

 

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が、今日イチの感動スポットは自分的にはこの後だったんです。サンドイッチハーバーから4×4に乗り込み、そこからなんと砂丘へと進路をとりまして。ギュイーーーーンと一気に砂漠を駆け上っていきます!!ウォーー!!と迫力満点のドライブを終えて到着した場所からの景色が

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こちらでした。砂漠と海。これでも広角レンズを使って撮ってるんですが、伝わりづらいですね。自分が立っているのはナミブ砂漠の砂丘の上で周りを見渡せば後方180度は一面の砂漠。そして見下ろす先には180度広がる大西洋!このシチュエーションはすごすぎです。正直ソーサスフレイの有名な赤い砂漠も見たし砂漠はもう十分かなとも思っていたんですが、これまでいろんな方から「サンドイッチハーバーはいいよ!」と聞いていたので今回最後の国内旅行として訪れることにしたんですが...これを見ずには日本に帰れなかった!!本当に来てよかったと心から思いました。

 

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他の観光客の方が今日はいなかったのでまさに海と砂漠を独り占めな贅沢な時間が過ぎていきます。砂漠から海を眺めながらのお昼はもう最高で、そこにビールというシチュエーションはもうこれ以上ない幸せでした!!ドライバーの方の話によるとこのサンドイッチハーバーは世界の絶景7選に入っているとか。この景色を生で見たら納得です。

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帰りは海沿いではなく砂丘の中をグングン進んでいきました。まるでジェットコースターのようなスリルを味わいながらのドライブはこれまたテンションが上がりました。そして最後に降り立った場所は海沿いの砂丘のまさにテッペン!!地球の大きさと大自然のパワーを肌で感じました。そしてこれでナミブ砂漠ともお別れです。自分の任地がナミビアだとわかってすぐにネットで調べて出てきた情報はヒンバ族、エトーシャ国立公園、そしてナミブ砂漠の3つでした。もちろん、これ以外にもたーーーーーくさん魅力があるナミビアですが、やはりナミブ砂漠はその中でも別格だなと感じます。国名の由来にもなっているナミブ砂漠。最後にまた一つ忘れられない思い出をナミブ砂漠からもらいました!ありがとーう!!

 

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サンドイッチハーバーからの帰り道に2つ、サプライズ的な発見と出会いがありました。まずはこちら。砂丘から下ってくるとそこに生息していたこの実。もしかして!?と思うとやっぱりそうでした。これはナラと呼ばれる実で、その昔サン族が栄養をとるための主要な食料として重宝していたものです。味はマンゴーのような味がするとか!実物を見るのはこれが初めてだったのでプチ興奮をいただきました。

 

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そしてウォルビスベイの街に戻ってきて寄ったガソリンスタンド。そのすぐ隣のこのお店を発見した時でした。あーーー!!見覚えのあるその店構えにすぐに気がつきました。YOKOHAMA SUSHI BAR!!

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昨年日本のテレビ番組で取り上げられたお店で、自分もyoutubeで軽く拝見しました。個人的にはナミビアで生活をしてから日本のテレビ番組のアフリカ各国の取り上げ方があまり好きではなくなってしまいました。まるで別世界のように紹介しますが、同じ世界なんだよーと。でもまぁアフリカを知るきっかけにはなるので良い面もあるんですがね。そして彼らはどう思っているのかということで突撃取材!自分が日本人であることを伝えるとすごーく喜んでくれました。彼らにとってもお店の宣伝になり、日本を知るきっかけになったのかもしれません。残念ながら時間がなかったので肝心のSUSHIは食べれませんでしたが、この笑顔をいただきました!

 

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ということでスワコップムンドを起点に動きに動きまくった土曜日を終えて本日はブンヤに戻ります。カフェにも行ってないし買い物もしてないしでスワコップムンドに来たのにもったいない!!とも少しは思うわけですが、絶景を堪能したのでもう後悔はゼロ!これでスワコップムンドともお別れです。1度目はここはナミビア!?という感動感激のスワコップムンド。2度目は傷ついた心とカラダでたどり着いた救いのスワコップムンド。3度目はマラソンにて新たな自分への挑戦のスワコップムンド。そして今回4度目はナミビア生活を締め括るさよならのスワコップムンド。たっくさんの思い出をありがとう、スワコップムンド!!

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そして現在。やはり何かあるのがナミビアの陸路移動です。ルンドゥ手前の最後の町グルートフォンテーンでタイヤ交換!!まぁ何かある前じゃなかったので全く問題無しです。慎重なドライバーさんでよかった。あと2時間ほどでルンドゥに着いて、そこから1時間後にはブンヤかなと。これにてナミビア国内旅行ファイナルが終わります。そしてそして、最後は偉大なる記録の大発表で終わりたいと思います!!

 

【ルアカナ巡り&特別出張授業の旅】

〈2017年2月9日〜2017年2月12日〉 移動距離 1240km

【最後の任国外旅行が終わってついに「その時」を感じた帰り道】

〈2017年2月28日〉 移動距離 760km

【最後のナミビア国内旅行!オットセイ&サンドイッチの感動感激ツアー】

〈2017年3月3日〜2017年3月5日〉 移動距離 1780km

累計移動距離 36740km

合計移動距離 40520km

 

ナミビア陸路長距離移動のみで赤道一周達成!!!!!!無事に帰ります!!