ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

時間があったので扇風機を洗ってみたら風の威力が格段に上がってちょっと得した気分になった

2016年1月29日、天気晴れ時々曇り一時雨。


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「今日は10時に子どもたちは帰りますが、先生たちは12時まで勤務ですよ。ちゃんとチェックしますからね!」「ワハハハー!」っていうくだりの朝のスタッフミーティングでスタートした1日。もちろんですが、自分はこの時初めて知りました。なんで、一緒にワハハハーって笑っときました!
 
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明日から2日間はホームウィークエンド(Home weekend)といって、ホステルレナー(寮生活をしている生徒たち)のみんなは、自分の家に帰って週末を過ごします。ブンヤセカンダリースクールは、この周辺では1番大きい学校で、グレード(学年)も0から12までと全てを網羅しているので、遠くから転入を希望してくる生徒も多いです。全校生徒約1200人のおよそ半分がホステルレナーです。
 
昨年までは通常授業を終えた後に、生徒たちはヒッチハイクや徒歩などで帰宅していたんですが、今年からは10時で授業を切り上げることに。でも、実はこっちが正式なんだそうです。少しでも授業時数を確保するために昨年までは特例を採用していたそうです。でも、話を聞いてみるとすごい事実が。なんと、遠くから来てる生徒は60kmの道のりを帰るそうです!...これだけだとまぁ普通かなと思いますが、60kmを「徒歩」で帰るそうです。...「シックスティ!?ノットシックスティーン??」自分の常識では考えられない数字なので思わず聞き返しました。が、間違いなく60!通常授業終わりだと、家に着くのは深夜過ぎになってしまうそうです。そりゃそうですよね。単純計算時速5kmで歩いて帰って12時間。しかも道といってますが、正直道というよりは草むらをかき分けて進むような感じの道なき道です。ノンストップで歩くなんて無理だから途中休憩をとると思うんですが、まぁ60km徒歩なんて自分には不可能だなと。で、数年前には道の途中でヘビに噛まれて、引き返すにも引き返せず亡くなった生徒がいたという話も聞きました。まぁすごいカルチャーショックを受けましたね。もちろん、みんながみんなこんな感じで帰るわけではありません。子どもたちからしたら楽しみで貴重な家族と過ごす週末です。元気に帰ってきてほしいなと思います。
 
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ということで、本日は授業もすすめられず宿題だけ出して自分のコマは終了。で、空き時間を使ってとある先生の授業を見学!自分が新しく着任された先生だと思っていた教育実習生の方のクラスにおじゃましてきました。この事実を知ったのは3日前くらいでしたかね。それまでもよくしゃべっていて、自分の授業を見せてほしい。日本の授業はどんな感じ?放課後、理科の指導について話がしたい。などなど、すごく意欲的な姿勢を見せていて、すごくいい先生が来たなーと思っていたら、なんと教育実習生。ちょっぴり残念でしたが、逆にナミビアの教育の今後が楽しみになりましたね。熱心な彼なので日本の学校の写真を見せたり、指導方法を自分なりにアドバイスしたりして、できる限りのサポートをしています。もちろん、自分も彼から教わることが多いです。
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今日の彼(Mrルイス)の授業は、グレード7の人間の人体構造についての学習でした。昨日、なんと夜8時まで残って授業準備していたという思いの入れ様。本当は模造紙にかいて掲示したかった人体モデルは手描きでカバー。ちゃんと描く練習したんだろうなーというのが伝わってきました。そして何より印象的だったのは、最初はなかなか手が挙がらなかった生徒たちが、授業がすすむにつれて徐々に学習内容を理解してきて、後半になるというみんながどんどん挙手するようになっていたことです。生徒の反応を見て、生徒と対話するような楽しい授業でした。グレード7(日本の中1レベル)の子たちのキラキラしてる姿に、自分もこういう姿を引き出したいなと思いました。そしてやっぱり、他の人の授業を見るのは勉強になります。指導の方法もそうですが、自分にとっては英語の勉強にも!ここではこういう言い回しをするんだ!という発見もたくさんありました。今後も時間を見つけて、時間を作って積極的に授業にお邪魔しようと思いました。
 
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で、実は自分もホステルレナーのみんなが生活してる教会の敷地内の家に暮らしています。なので、今日は子どもたちの声が聞こえない静かな午後でした。本格的に授業がスタートした1週間も今日で終了。やはり疲れましたね。久々に歩いてすぐの憩いの川に行ったら水位がとんでもなく上がってて、雨季の到来を感じました。