ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

大変な苦労をするからこそ感じられる喜びを大切にしたい

2016年1月16日、天気晴れ。


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ということで、ナミビアはオゴンゴという村にあるユニバーシティオナミビア(University of Namibia)、通称「UNAM」のオゴンゴキャンパスに来ています。ここでボランティア活動をしている2名の隊員のところへおじゃましています。2人は稲作隊員として、日本とナミビア共同の稲作の研究などのサポートをしています。今回はお誘いを受けて、ナミビアの田植え作業のお手伝いにやってきました!
 
今、日本では小学5年生社会科で稲作ではたらく人々について学習する単元があります。その際、子どもたちも農家の人々の思いに触れるために、実際に米作りに取り組む学習活動がよく取り入れられています。バケツ稲が主流ですが、前任校では学校の敷地内に田んぼがあり、そこで実際に田植え体験を行っていました。子どもたちにとって泥の中に脚を入れたり、稲の苗を土の中に植えたりする作業はとても新鮮で楽しい活動です。終わったあと、もう一回やりたい!という声がよく聞こえました。そして子どもたち以上に田植えが好きな自分は、いつも担任として子どもの活動を見守るという立場でした。なので、ナミビアで田植えができる!という話を聞いたときはすぐに飛びつきました。
 
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今回はこの田んぼが自分たちに与えられました。2人が場所も苗も用意してくれました。感謝。この他にも、敷地内にはたくさんの田んぼや畑があって、いろいろな研究(灌漑に強い稲の種子作り、稲とマハングーという穀物の同時栽培など)をすすめているそうです。集まったメンバーは全部で7人。長靴を履いて気合も入れて準備万端。田植えスタート!
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今回植えたのはNew Rice for Africa、通称「ネリカ米」(NERICA)と呼ばれるウガンダという国が発祥の品種で、アフリカで栽培がすすめられている稲です。一度食べたんですが、ネリカ米は日本のお米に近い感じで、とっても美味しいです。今回はそのネリカ米の中の「ネリカ4」という種類の苗を植えました。
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自分に与えられた一列。5本ずつ、横に張られたロープや棒の目印を頼りにまっすぐになるように植えていきます。ここで発揮される自分のA型気質。こういう単調な作業が自分は大好きです。ひたすら植えて、下がって、植えて、下がってを繰り返します。泥に脚を取られながらも、炎天下の中続く田植え作業。そろそろ疲れてきた頃には、まだ半分も到達しておらず、後ろを振り返るたびにゴールが遠いい...。でも、それ以上の達成感!目の前には頑張って植えた苗が一列に並んでいる景色が。今は機械化も進んでこんな手植えで苗を植えるなんて日本でもなかなかないのかなと感じますが、ここナミビアでは今でも手植えが主流。稲作にはげむ人々のやりがいが少しは感じられたかなと思ってます!
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自分の与えられた一列が植え終わった時に感じたのは、早く収穫したいな!これですね。本当はこの後、水の管理やら雑草との格闘を経ないといけないんですが、そこは2人にお願いを。およそ100日後の収穫の日が今から待ちきれないです!自分が植えた稲ですからね。元気に大きく成長してね!
 
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約4時間で田植えが全て終了。そのあと、みんなで手巻き寿司を食べ、少し眠って、夕方は久々のバスケで汗を流す。最後は貯水塔らしきものにハシゴで登って夕日を眺めて1日が終了。ものすごくアクティブな1日で身体はかなり疲れてるはずなのに、なんだか心はスッキリ!充実した1日でした。電波の良い大学事務所のWi-Fiに接続して更新させていただきました。