ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

ジンバブエのヴィクトリアフォールズ、 横から見るか? 上から見るか?

2017年2月26日、天気雨のちくもり。

 

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ガッツリな雨で迎えたヴィクトリアフォールズ2日目。どんより雲は一向に晴れる気配無し。さぁ今日は一日のんびりかなーなんて思いながらロッジでくつろぐ優雅な朝でした。今回お世話になったのはまだオープンしたばかりのオシャレなロッジBATONKA Guest Lodgeです。一泊のお値段はまぁ高いんですが、最後の任国外旅行だしね!ということで奮発。とにかくここにいるだけでも十分にヴィクトリアフォールズを満喫できちゃっているのではないかなぁと思うほどのリラックス感があります。居心地良すぎです。なので今日は一日ここで過ごすかなぁなんて思ったわけですが...最後ですからね!!お昼近くに雨は上がったので行動開始です!!

 

そして昨日はサラーっと書きましたがショックだった出来事。カメラが壊れたーーー。スイッチをONにしてもウィーンウィーン音がするだけで起動せず。ここまでか。まぁこのカメラを買ってからもう5年ほど経つのかなと思います。一緒にいろいろ旅してきたし、無理もさせてきました。この2年間がおそらく最後かなと思っていたのでここでお別れかぁと...。いや、まだ諦めたくない!!とにかく乾燥させようということでいろいろ試してはトライしてみましたがやはりダメ。諦めるしかないかぁと思ったその時でした!!日付入力画面が!!!!バッテリーとのコネクションに問題があるようで電池残量は表示されなくなってしまいましたが動いた!そして撮れた!!よく戻ってきてくれました。ありがとう!!そして復活したカメラを片手に向かった先は...

 

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こちら!!人生初のヘリコプター!!!!かるーい注意事項を聞いていざ搭乗。天気もなんとかもってくれてよかった!さぁ空の旅へと出発です!!

 

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いとも簡単にフッと空に浮かんでしまうその呆気なさに驚くと共に一気に視界が広がりました。さぁいったいヴィクトリアフォールズはどこだ!?と探してますと前方に水煙を発見!!どんどん近づいていくと

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見えましたーー!!まぁ上から見るとそのワイドな感じが一目瞭然です。日本の滝は上から落ちてくるというイメージがありますが、ヴィクトリアフォールズは地上から下に落ちていくという感じです。なので地上で見ると同じ目線から下にドーーっと水が落ちて水煙が起こっているというように見えます。が、上から見るとこんな感じ!

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こちらがザンビア側上空から見たヴィクトリアフォールズ。そうそう、前回はあそこら辺から滝を見たんだよなぁと再確認。今ザンビアの地上からみるヴィクトリアフォールズもきっと迫力満点ずぶ濡れ確実だろうなぁと。

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そしていわゆる「メインフォールズ」と呼ばれは滝の中心部はジンバブエ側に!これがジンバブエ側の上空からのヴィクトリアフォールズです。右に小さく見えている橋の真ん中でザンビアジンバブエが分かれています。そしてその橋の真ん中で行われているのがバンジージャンプ!自分は全くそそられません。

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ヘリコプターなのでこんなところにも!!滝サイドから見た右側ジンバブエ、左側ザンビアです。まるでその光景は絶叫アトラクション!!このまま水に流されていったらそこから一気におよそ100m落ちていきます。死んじゃいます。そして水の少ない乾季はここで「デビルズプール」と呼ばれる怖いもの見たさの絶叫体験ができると聞いていたんですが、なんと昨日もこの水が大量の時期に滝のすぐ近くで水遊びをエンジョイする人々の姿が!!すごい人がいるものです。

 

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それにしても!!カメラが復活してくれてよかったーーー!!やはりこの景色を撮影するには一眼が必要でした。広角レンズも久々の大活躍!!ヴィクトリアフォールズの迫力を残せたかなーと。まぁでもチャチャッと撮影したらあとは自分の目でじっくりとその雄大な景色を眺めました。レンズ越しじゃ感じられない世界はやっぱりあります。

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ジオラマ風にするとこんな感じに!とっても小さく見えますが実際はとんでもなくデカイ!!ヴィクトリアフォールズを上から堪能した人生初のヘリコプター体験でした。

 

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さぁここからはいろいろ見つけたヴィクトリアフォールズの面白いポイントを紹介していきます。まずはこちら。エレファンツウォークというお土産店がたくさん入ったショッピングモールの中に突如現れるミュージアムです。ナミビアのいくつかの民族と同じバントゥー系のルーツをもつジンバブエの民族ですがその文化はやはり異なります。アフリカの歴史を無料で学べるスポットです!

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街中を歩いていると突如現れるこの看板には思わず目がとまってしまいます!どこかで見たことあるよというこのマーク。順番も左から見ない、聞かない、しゃべらない。ここヴィクトリアフォールズにもあのTHREE MONKEYSがいました!こんなところでお目にかかれるとは思っていなかったのでなんかスゴくラッキーな気分に。ちなみにここはカフェです。

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お土産屋さんもかなーり充実しているヴィクトリアフォールズ。ウチの店に寄っていけアピールの連続で歩いているだけでお腹いっぱいなお土産通り。店内の商品には値札は付いてなく、お値段は店員さんとの交渉次第です。なのでうまくいけばいい買い物ができます!現地の人との交流も楽しいショッピングタイムです。

 

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前回はザンビアサイドから見たヴィクトリアフォールズ。国が変わるとまた見える景色も人々も全て違うんだなぁということを感じた2日間でした。まさか2年間の間に2回も訪れることができるなんて思ってなかったので本当にラッキーだったなと思います。同期との久々の再会を果たした一度目、そしてこれでもかというくらいにずぶ濡れになった二度目の今回。さぁこれでもう思い残すことは何もありません!ヴィクトリアフォールズ、満喫しました!! 

ジンバブエのヴィクトリアフォールズに行くときは防水対策を忘れずに

2017年2月25日、天気晴れ時々くもり。

 

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もう一度ここにいつか戻ってこよう!と誓って早朝にお世話になったハラレの友人宅を出発して向かうはハラレ空港。今度は国内線で次の目的地へと向かいます。ちなみに国内線への搭乗の際には税金として15USドルを支払いました。そして飛行機でおよそ2時間!ジンバブエの北西に位置する有名観光地へと無事に到着しました。ちなみにこの空港で初めて!!ジンバブエに来てから初めてATMでお金をおろすことができました。よし、これで現地のお金ゲットと思いきや出て来たのはUSドル。このお金に関しては明後日にでも記事にしたいと思います!

 

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さぁ、ステキなロッジにチェックインを済ましてやって来ましたはここ!!誰もが一度は人生ゲーム世界版で訪れたことがある超有名スポット、ヴィクトリアの滝です!!!!

 

ヴィクトリアの滝

ジンバブエ共和国ザンビア共和国の国境にある滝。ユネスコ世界遺産に登録されている。

かつて地元のバントゥー系民族はこの滝を Shungu na mutitima と呼んでおり、その後この地にやって来たマタベレ族 (Matabele) は aManz' aThunqayo と呼んだ。バツワナ人 (Batswana) とマコロロ人 (Makololo) は「雷鳴の轟く水煙」という意味の「Mosi-oa-Tunya」と呼んでいた。 ヨーロッパ人としてはイギリスの宣教師であり探検家でもあるデイヴィッド・リヴィングストンが1855年に見たのが最初だったと信じられている。そこでイギリス人は当時のイギリス女王の名 Victoriaを冠して「Victoria Falls」と呼ぶことを行いはじめた。

現在、ジンバブエにおいては「ヴィクトリアフォールズ」、ザンビアにおいてはモーシ・オワ・トゥーニャ(Mosi-oa-Tunya、「雷鳴のする水煙」という意味)が公式名称である。 世界遺産登録名はこの2つを併記している。

落差と幅の両面から見た滝の規模としては、イグアスの滝と並んで世界最大である。この2つの滝に匹敵する規模の滝は他には無く、たとえばナイアガラの滝もこの2つと較べるとかなり小さい。また、増水期の水量においてもイグアスと並んで世界最大級である。

なお、落差世界一はエンジェルフォールベネズエラ)の978m、幅世界一はイグアスの滝(アルゼンチン、ブラジル)の約4000mである。

「山火事でも起きているのでは?」と見紛うような水煙が垂直に800~1000mほど立ち上がっているのが数km先からも見える。 滝壺へと落下する膨大な水が空気を巻き込みつつ時速150kmにも達するので、滝壺付近では風速20mもの風が吹いている。

(Wikipediaより)

 

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2015年12月、自身最初の任国外旅行の際にも訪れているこのヴィクトリアフォールズ。その際はお隣の国ザンビア側からこの滝を眺めました。世界三大瀑布と呼ばれるこの滝に期待で胸を膨らませてやって来たわけですが、12月という季節に加えてこの2015年はとにかく雨の降らない年だったために滝の水は正直少なめでした。なのでできたらもう一度、今度は水がある時期にやってきたいと思っていたわけです!そして有言実行!!1年2ヶ月ぶりに帰ってきました。果たして水はあるのか!?という自分の心配はこの街に到着した瞬間から消えていました。なんせ遠くからでも水煙が見えるんです。ナショナルパークの入園料通常30USドルのところを南部アフリカ在住者ということで14USドルを払っていざ滝へ。緑のアーチを進んでいくと 

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水があるー!!とまずはそこに感動。でしたがこの次のポイントで思わず

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「ウォーーーーーーー!!!!!!」やっぱすごいものを見ると思わず声が出てしまうものです。とんでもない水の量に圧倒されてしまいました。ここはデビルズカタラクトと呼ばれるポイントで、一年中水があるとか。そういえば前に来た時も遠くに一ヶ所だけ水がかなり落ちているポイントがありましたが、それはジンバブエ側だったなと。おそらくあれがデビルズカタラクト!

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さぁどんどん進んでいきます。だんだんと地面もしっとりとしてきました。霧吹きで水をひたすらかけられる感じです。さすがは雷鳴する水煙!

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そして進むにつれてメインフォールズと呼ばれる一番の見どころがどんどん近づいてきます。とんでもない水量に感動しっぱなしですが同時に

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もうこれ雨でしょ!!と言わんばかりの水煙。カッパを着るタイミングを逃した自分はもうすでにびしょ濡れです。Tシャツはとっくにビショビショで絞れるくらい!ヴィクトリアフォールズを全身で体感です!!

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このずぶ濡れ感を残すために記念の写真を。雨じゃなくてヴィクトリアフォールズの水っていうのが最高です。まるで滝行!心も体もスッキリです!!

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そしてこれがヴィクトリアフォールズ最後の一枚です。突如誤作動をはじめたカメラ。ちゃんと着ないカッパで守っていたつもりでしたがまさかの故障。そしてそれならばということでiPhoneに希望を託すも電源がシャットダウン。...ショックはショックですがつまりこれは「その目に焼き付けろ!」というメッセージ。目の前には世界最大級の滝。ヴィクトリアフォールズは自分の想像をはるかに超えるスケールでした!!

カメラーーーーーーーー!!

ジンバブエには芸術は爆発だ!的なパワーが溢れている

2017年2月24日、天気くもりのち雨のち晴れ。

 

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ジンバブエは首都ハラレの街で迎える朝。金曜の朝だけやっているというグリーンマーケットにやってきました。この雰囲気だけでもなんだかオシャレな気分になってしまいます。そして地元の人々との交流が楽しいもの。帰国まで1ヶ月を切ったこの忙しい時期のアレコレを思わず忘れてしまう優雅なモーニングタイムです。

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立派な野菜がたくさん並んでいるとそれだけでアートに!任地ブンヤでは野菜と言えばトマトやピーマン玉ねぎぐらいしか使えなかったので、オーガニック的な野菜たちを使った料理がサッとできるようになりたいなぁなんていうのが次の目標です。自然の色は見ているだけで心が弾みます!

 

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ところ変わってこちらはとあるスーパー。昨日から何ヶ所かハラレのスーパーを覗いているんですが、その商品の並べ方に感動の連続!どの店でも果物野菜がまぁーキレイに整列しているんです!しかも色合いもしっかり考えられています。ナミビアの首都ウィントフックのスーパーもそれなりにしっかりと陳列されていますが、ハラレには及ばないなぁと。こんなところにもジンバブエの人々の思いをさりげなく感じるのでした。

 

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本日のお昼ご飯はトウモロコシ粉を練ってつくる南部アフリカの主食をいただきました。ナミビアでは「パップ」や「ポリッジ」、マラウイザンビアでは「シマ」など各国で呼び名が変わる写真左上のしろーい主食。ここジンバブエでは「サザ」と呼ばれています。そして呼び名が違えばその味も各国ごとにビミョーに違うんです。さぁジンバブエのサザを実食!モチモチでいて柔らかい!!メイズ(トウモロコシ)の甘みが口の中に広がりました!!そしてこのキレイなフォルムがまたグッド。さらには付け合わせの肉が美味すぎる!!ここGava's RESTAURANT の肉3種盛りのプレートは好きな種類のお肉を自分で選べちゃいます。その中から自分はヤギ&リバー&ヒツジをチョイス。どれも柔らかくてそれでいて肉肉しくて最高でした!

 

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食べ物のことを書くとついつい長くなってしまいますね。とにかくサザとお肉で大満足のランチのあとはジンバブエらしいお土産が買えるところにやってきました。

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この石の彫刻。ジンバブエの有名な観光地に「グレートジンバブエ」という場所があります。

グレート・ジンバブエ遺跡(Great Zimbabwe)

ジンバブエ共和国の首都ハラレから南方300kmのジンバブエ高原の南端、サビ川の上流の標高約1000mに位置する大規模な石造建築遺跡の名称である。ジンバブエとは、ショナ語で、首長、王の宮廷の意味を含んだ「石の家」という一般語であるため、特定して最も大規模で著名なこの遺跡を指すときは、語頭に「グレート」を付けるのが慣例となっている。

(Wikipediaより)

 

南部アフリカ最初の王国があったということでナミビアの歴史の教科書にも必ず出てくるグレートジンバブエ。石でできたというのが大きな特徴であるように、石が一つの象徴となっているジンバブエ。昨日見てきたバランシングロックもその一例かなと!そしてこの石の彫刻もジンバブエならではのアートの一つです。

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川崎で教員をやっていた自分にはなんだか岡本太郎的なオーラを感じてしまいました。どれも味があって面白い作品ばかり。そしてどの作品にも題名が無いのでいろいろと想像が膨らんで楽しくなります。

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石の彫刻だけでなく木彫りの作品が並ぶお店も。これまたアートな感じの作品がたくさんありました。

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同じアフリカではありますがナミビアでは見ないような作品も!色遣いがとってもカラフルでステキなこちらの作品。その表情もなんだかハッピー!!

 

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街中の全てがアートでポップな街ハラレ。ドライブ中の窓の外に見える景色にも思わず目を引くアートがたくさんありました。ブリキでできた

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中にはこんな巨大なモニュメントまで!これもブリキでできています。

 

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そして自分が一番いいなぁと思ったのはこのハラレの街には花があるんです!道路沿いにはお花や植物を売るお店が点々と並んでいました。スーパーにも植物コーナーや花のブーケが売られているハラレ。

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今朝のグリーンマーケットでも見つけたこのガーベラのブーケ。花があるだけで生活は明るくなる気がします。家に飾るもよし、大切な人に贈るもよし。

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今日の最後の一枚はこちら。車で走っていると見つけるのが「お花売りの男子」たちです。いろいろと問題を抱える国ジンバブエだそうですが、生活の中に花があるというのはなんともステキだなぁと感じました。たった2日間の滞在でしたがたくさんのアートで心が満たされた楽しい街ハラレでした!

ジンバブエの首都ハラレはとりあえず何もかもスケールがデカイ

2017年2月23日、天気くもりのち晴れ。

 

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飛行機に関する思い出を。自分の額にはうーっすらですが縫い傷があるんですね。自分でもほぼ忘れているんですがたまーに思い出すんです。あ、あるって。この傷は自分がまだ小さい頃に羽田空港かどっかに飛行機を見に言った際に階段で転んでできた傷だったと記憶しています。正直あんまりよく覚えてません。たーしか上り階段の途中であと少しで飛行機が見える!!ぐらいのところで転んだのかな!?...日本に帰ったら母親に今一度聞いてみようと思います。てなことでこれが自分の人生最初の飛行機との思い出。苦いスタートだったんです。そこからは飛行機との縁はなく、次は中学3年でした。これが人生初フライト!しかも人生初が国際便、オーストラリアへの旅でした。まぁ学校の行事だったので誰かについていけばなんとかなってしまいました。あれから15年。まさかアフリカの空港でのトランジットや入国審査を一人で難なくできるようになるなんて...我ながらよく成長しました。

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もう英語圏の空の旅ならバッチリだ!!なんて思っていたのも束の間。あることに突然気付きました。...ビザ取得用のUSドルを持っていない!!昨年末のキリマンジャロ登山の際に全てのUSドルを使い切ってしまったので手持ちはゼロ。ナミビアドルでの支払いができるはずもなくさぁどうすると焦る南アフリカヨハネスブルクの国際空港内。ATMも無いということなので...この空港ならナミビアドルが使える!空港内のショップを回って水やペンなど安い商品をナミビアドルで購入しておつりを南アのランドでゲット。そして集めたランドをUSドルに換金してなんとか32USドルを確保しました。これでなんとかなるでしょう!!

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ナミビアを出発して南アフリカでの乗り継ぎも含めておよそ5時間半で到着したのはジンバブエです。2年間で40日与えられる任国外旅行の最後の5日をここジンバブエに当てました。これでナミビア隊員が現在渡航することのできる全6ヶ国(ボツワナザンビアマラウイモザンビークタンザニアジンバブエ)を全て制覇!いやー、やりました!!飛行機の窓から眺めたジンバブエの首都ハラレの風景。家の多さと未舗装道路が印象的でした。

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さっ、いざ入国審査!ビザ代が30USドルだということがネットで調べてわかったのでもう安心してたんですが...もしかして!?と思い案内係の人に念のために聞いてみると

「公用旅券はこっちだ!」

と言われて他のお客さんたちとは違うカウンターへ。そしてそのままスタンプをドンと押されましてビザ取得完了!なんと支払いはありませんでした。公用旅券だとビザが無料で発行されるケースがあるんですがそれを忘れていました。まぁ備えあれば憂いなしなのでUSドルはその時までとっておきたいと思います。

 

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さぁ、ジンバブエ観光スタート!!空港をあとにしてまず向かったのはジンバブエに来たら誰もが目にするあるモノがそびえるスポットです。

 

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空港から車でおよそ15分。ここチレンバ周辺にはなんとも不思議な岩のモニュメントがたくさん!しかもそれは人工的につくられた様子はなく、むしろ人工的につくれるようなものではないんです。積み重なった大きな岩。その中でも有名なモノが見られるのがこの場所です。入園料は10USドル。

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こちらが場所の名前にもなっている「バランシングロック」です!どうしてこんな風になったのか。見れば見るほど謎が深まるそのカタチに想像は深まります。ですが、実はここで一番有名な岩のモニュメントはこれじゃないんです!!

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こちら!!名前も特についていないこの3段重ねの岩が実はジンバブエを象徴するシンボル的存在なんです。

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この岩の図柄はこれまでジンバブエで発行されてきた全てのお札に描かれているんです!そしてこのお札に関する歴史がジンバブエにはいろいろとあるのでこの岩を見つけるとジンバブエに来たぞ!!的な達成感がありました。園内にはこの他にも面白い岩の像がたくさん。不思議なパワーを感じる場所でした。

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さぁここからはジンバブエの首都ハラレの街を巡ります。

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石が作り出す不思議な風景から一変!やはりここは首都なんだと思わせるキラキラとしたそびえるビル群に胸は高鳴ります。これまで見てきたどの国の首都ともまた一味異なる雰囲気がありました。

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ビルだけではなく高い木々の緑も印象的なハラレの街。この通りの街路樹は全てジャカランダという紫色の花を咲かせる樹木。10月ごろにはこの道路に紫色のアーチがかかるそうです!絶対にキレイ!!

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JICAジンバブエのオフィスにも行ってきました。昨年までナミビアでお世話になっていた方が今年からこちらで働くことに!同じJICAのオフィスでも国が違えばこれまた全然違ってビックリです。ひろーい広場にはなんとプール付きでした!!

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ということで今回のハラレ滞在中はナミビアでも何度もお世話になったファミリーのジンバブエ新居にお邪魔することとなりました。もうその大きさにビックリ!!!!ナミビアのお宅も居心地よくてステキな場所でしたが、今度のお宅はとにかくデカイ!!一区画ごとが広いジンバブエだそうで、どの家も大きいのが特徴だそうです。広い庭、プール、テニスコートも!!自分が子どもだったらこの家で毎日弟とかくれんぼをしてたこと確実です。

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そして美味しい夕食をごちそうになりました!ナミビア生活4度目にして最後の任国外旅行inジンバブエ、スタートです!!

お金があっても買うことができないものこそが本当に大切なもの

2017年2月22日、天気くもりのち晴れ。

 

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222、日本は激アツな本日。もうこの日が来たんだと思うと本当に時間の流れの早さに驚かされます。 さぁ、昨日の内にかるーく荷造りをしたので今日はいつものバックパックではなくパソコンだけ持って学校へ。そして気付いた!水を忘れた。ということで子どもにお願いして休み時間に袋入りのジュースを買ってきてもらったのですが、この色!!緑色の絵の具!?と思わずにはいられないわけですが、モノは試し。...甘い。とにかく甘い。そして飲んでも何味か識別できない。まだまだ新しい出会いがあるものです。

 

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嬉しかったことを一つ。昨年どうしてもわり算の筆算がうまくできなかった女の子がいました。とっても頑張り屋で毎日欠かさず宿題を出す子なんですが、わり算の筆算はいつもマルをつけてあげられませんでした。その理由は筆算を縦に真っ直ぐ書けないことにありました。去年はそのまま申し訳ない気持ちで流してしまっていたんですが、そのことがずっと心残りに。そこで今年こそこの子を救いたいということで、わり算の筆算でも位取りのための縦線を引く指導を加えました。すると!なんとわり算の筆算ができるように!!!!もちろんこれには子ども先生たちの活躍もあるんですが、それでもまさかこの子のわり算の宿題にパーフェクトの文字を書くことができる日が来るとは。感動をありがとう、ヒルマさん。

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面白かったことを一つ。何気ない授業の切り替わりの時間の一コマです。ブンヤセカンダリースクールでは時間割を見て子どもたちが毎時間教室移動をする方式をとっています。いろいろ思うところもあったんですが、クラス担任になってからは宿題を黒板に書いておけるというメリットをフル活用しています!先日この方法を見た同僚が私も実践しようと言ってくれたのは嬉しかったです。ということで入れ替わりの際にふと前を見るとグレード4の女の子とグレード7の男の子が仲よさそうに隣同士で座っていて...いいなぁって思ったんです。日本だと「たてわり活動」というように活動として設定しないと関わる機会の少ない他学年ですが、ブンヤセカンダリースクールでは他学年との交流は日常の当たり前です。こういうよさはぜひ日本にも伝えたいなぁと思います。

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楽しかったことを一つ。算数指導をしていて焦っている自分に気が付いた本日。アレも教えないと、コレも教えないとと急かされるように時間との戦いをしている自分にショックを受けたわけです。反省。で、気分転換ということで子どもたちの体育の時間に付き合うことに。男子たちは自分たちでサッカーをして盛り上がっているので女子に「ウマ(ゴム跳びのような遊び)の技を撮影させて!」とお願いして見せてもらうことに。キューふりして技名を言ってもらいそのあと技を披露という感じで撮影していたんですが、ビデオだと普段の写真とはまた違ったイイ表情が撮れることに気付きました。みんなでワイワイやってイェーイ的なノリが楽しいこと!写真ではなくて動画の記録も残しておこうと思ったのでした。

 

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流れるように今日も一日が過ぎていき気が付けば12時50分、終業の時間です。これにて自分の今週のお仕事は終了。明日からナミビアでの最後のお休みをいただきます。そんな中、昨日の内に書いておいた黒板の宿題の今日の分を終えてもう提出する子が!子どもたちのヤル気が嬉しくてたまりません!!自分のワガママで明日からは自習をしてもらうことになりますが、どこか安心している自分がいます。この子たちならもう大丈夫!自分たちで教え合い学び合うことができる自慢の子どもたちに成長してくれました。ということでしばしのお休みをいただきます!また来週!!

 

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家に帰って荷造りを完了させて出発!雨がパラつきはじめたなと思ったところにジャストタイミングで車が。しかもすごーく乗り心地のいいやつ。運は味方してくれています!!

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そしてやってきたのはルンドゥ空港。これまでプライベートの移動で任国外に行く時以外は一回も使ったことがなかった飛行機で今回は首都に向かいます。授業日数もできる限り削りたくなかったので今日もしっかり勤務を終えてから出発。残り時間が少ない今、時間もお金で買わせてもらいます。ちなみにルンドゥから首都までのおよそ700kmをフライトだとおよそ1時間、N$1100(日本円で約9000円)で行きます。車だと7時間かけてN$260。まぁ悪くないお値段ではないかなと。

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先月、帰国までにやりたい10のコトの記事を書いた直後でした。...書いて終わりじゃないだろ!!てか、もう残り時間少ないからドンドンやっていかないと!!と思った時に真っ先に動いたのが任国外旅行の件でした。任国外旅行の際には細かな申請が必要でその期限は1ヶ月前までと決まっています。...1ヶ月前!!ということで急いで書類を作成して提出。ギリギリセーフで許可をいただいたのが丁度1ヶ月前のこと。言葉にすると本当に実行に移るんだなということを身を以て体験したのでした。さっ、首都に無事到着です。ルンドゥからの最後のフライト、機内食で初めて出たチキンシュニッツェルバーガーの美味しさと夕方の空から見る首都の街並みに感動したのでした。

あなたがいるから頑張れるっていう人がこの世のどこかには必ずいる

2017年2月21日、天気晴れ。

 

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今週は今日を入れてあと2日の出勤のみということで月曜週の始めから理科室の整理整頓を始めるというハードなスタートを切りました。それでもなんとかやっていけるのはあと10日しかないという状況のおかげだと思います。ラスト10日はこれでもかというくらいのやること、やりたいこと、やらないといけないことのギュウギュウ詰め!!一日も無駄にできないタイトなスケジュールですが、その日を目指して突っ走っていきたいと思います。

 

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自分が活動を頑張れる理由はただ一つ。子どもたちが自分以上に頑張っているからです。グレード7算数は約数(factor)の勉強。約数は正直わり算をもっと定着させてから取り上げたい単元なのですが、自分の都合でわり算学習が終わったばかりのこのタイミングで突入することに。「その数をあまりの数(remainder)無しでわり切ることのできる数」ということで必然的にわり算のスキルが必要になるこの約数の学習に最初はやはり???という子が多かったわけです。なのでここですぐに「かけ合ってその数になるペアが約数」(例:8の約数は1×8、2×4で1,2,8,4)というテクニックを教えればいいかというとそれもまた難しい。かえって混乱する子どもも出てきます。なのでここはじみちーーーにやるしかないんです。8÷1=8、あまりがないから1は約数。8÷2=4、あまりがないから約数。8÷3=2あまり2、あまりがあるから約数じゃない。...気の遠くなるような作業ですが、やるしかないんです。もちろん去年一年間で算数のセンスを磨いてきた子の中にはパパパと約数が出るようになってきた子もいますが、まだまだ半分ほど。自分が子どもだったら果たしてこの永遠と続くような約数探しができたかどうかと思ってしまうわけですが、子どもたちはやるんです!13や17といった素数でさえ子どもたちは13÷1、13÷2、13÷3...という風に計算していきます。そんな子どもたちの努力を目にすると少しでも楽しくわかりやすく約数を教えてあげたいと思わずにはいられません。だから自分も頑張れます。

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でも頑張れる理由はもう一つ!子どもたちに自分の思いが伝わってるんだって実感できる瞬間があるからです。昨年角度の授業で手作りした紙製の分度器。もちろんなくしてしまった子がほとんどかと思うんですが、ちゃーんと大事に保管してくれている子がいるんです。こういうのをふと見た瞬間の嬉しさはハンパないエネルギーになります!

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今年から指導しているこちらの2人。 はじめはどうなるかなぁと心配でしたが、休み時間も宿題に取り組む算数好きな彼ら!丁寧に学習に取り組むので着実に学習内容を理解していっています。ラスト10日、子どもたちのために頑張ります!!

 

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さぁ理科室のリフォーム2日目!昨日は掃除がメインの一日でしたが今日はいよいよ整理整頓を。理数科主任のMs.ソヴィーにお手伝いをしてもらったのは薬品の取捨選択です。ナミビアでの不要な薬品の処理方法がわからないのでこちらはまた後日処分することになります。要るものを選んだあとは使う頻度で2段階に分けてもらい薬品庫に保管しました。とりあえず一番気がかりだった薬品の整理に目処がついてホッと。

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まだ終わっていませんが今日の時点でここまで完了しました。定置管理ができるようにラベルを貼ったり、それぞれの備品の置き場を工夫したりする必要性がまだありますがそれっぽくはなったかなと思います。先日の理数科部会会議で自分がお願いしたハサミやセロテープなどの消耗品の購入を迅速に対応してくれたMs.ソヴィー。理科に限らず算数でも使えるような細々としたものを置くスペースも作ってみました(写真右側です)。

 

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その中の一つがこちら、カラーチョーク。日本だとあって当たり前的なところがありますが、いつの間にかナミビアでの教員生活の中でその当たり前をすっかり忘れていました。同僚の中の一人がカラーチョークを使いたいということで購入したこちらの6色入りボックス。アグリカルチャー(農業)の先生なのできっと黒板に絵を描くのかなぁなんて!こちらも右側のスペースに置いておきました。

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そしてあると知ると使いたくなる!さっそく一番乗りでチョビッとだけ使わせてもらいました。明日は通常通り出勤しますが明後日から4日のお休みをいただきまして任国外旅行に行かせていただくのでその間の宿題を黒板に。そこに気持ち程度の色を加えれば少しは楽しくなるかなぁなんて!久々の色チョークにハッピーになるのでした。

 

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昨日に引き続き今日も気が付けば夕方になってあっという間に過ぎていた一日。そしてこの時間帯にやってくるのが予備校生のみなさん。ブンヤセカンダリースクールの子どもたちとは違い服装自由、頭髪の規定も一切無しなのでまだ若干違和感があります。が、その中でも特に目立つのがシャビーン(酒屋)で働く彼Mr.ラディスクが予備校生として勉強をしている姿!!以前よくわからないんですが「昨日一晩警察署で過ごした」なんてことをサラッと話すなどいろいろありそうな強面の彼ですが、会えば必ず挨拶をする仲です。そんな彼が勉強を。「英語の単位が足りないんだ」と語る彼にはなんだかキラキラしたものを感じました。誰だって夢をみる権利があるし、夢を叶える権利がある!頑張れラディスク!!

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そして帰り道の風景に秋を感じたのでした。

A型だからといってキレイ好きかはわからないが A型はやり出すと止まらない

2017年2月20日、天気晴れ時々くもりほんのちょっと雨。

 

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カウントダウンはしないつもりだったんですが、さすがにここまでくると残りの日数がイヤでも頭にチラつきます。というより残りの時間を意識しとかないと授業がキリよく終わらないんです。なんと今日が勤務ラスト11日。...ついにという感じです。今までいったい何回この道を歩いたのかはわかりませんが、この道をスーツを着て朝6時過ぎに歩くのもあと11回。信じられない気持ちの方がまだ強いですが、12回目はもう来ない。見るもの全てをこの目に焼きつけておきたい、人々との挨拶を心に刻みつけておきたい思った朝でした。

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今日の朝会は表彰から!といっても表彰されるのは子どもではなく教員です!!昨年グレード10を指導した教員の中で50%以上の生徒たちを進級点に到達させた先生たちが先週金曜日に州都で開かれた表彰式に参加してきました。ナミビアでは「表彰される」ということは本当に名誉なことで、教員のモチベーションアップにもつながります。グレード10や12はとにかく結果が求められるシビアな世界。そんな中で子どもたちのために一生懸命頑張るセカンダリーの先生たちです。ちなみに、一番左の女性Ms.ナヨマは「ハイヤーレベル」と呼ばれる資格を教育委員会から与えられている現地語のスペシャリスト!彼女が教鞭をとるだけでグレード12の生徒には国家試験時にアドバンテージがつくというスゴイ先生です。そんな彼女は常に生徒のノートチェックをしています。毎朝大量のノートを抱えて職員室に入ってくる彼女。ハイヤーレベルは確かな実力と努力があってこそなんだとその姿から学ばせてもらっているところです。

 

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では、自分も目指せハイヤーレベルの精神で頑張っていきたいと思います。グレード5はトピックタスクを実施。植物の学習を終えて動物について学んでいるグレード5に「動物の種類を特定する」という課題を与えました。今回はとにかくそのワークシートにこだわりました。子どもがどういうところに喰いつくか、興味をもつかというのはこの一年でよーく理解したところです。なので子どもたちがドキドキワクワクするだろうワークシートを作成してみました。

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ただのプリントと言ってしまえばそれまでです。しかしだからこそその「ただのプリント」を「特別なプリント」に変えるのが腕の見せどころ。これまでナミビアを中心にアフリカ南部を旅した際に撮ってきた動物たちの写真の中にはパルマトゲッコーやナマクワカメレオン、アフリカンフィッシュイーグルなどレアな動物がたくさん!!それを先に白黒のスケッチ調に変換してからワードに挿入するのがポイントです。写真をそのまま挿入すると印刷した時に見えづらくなります。スマホのアプリ様様!そうして印刷したワークシートは図鑑的な仕上がりになります。

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鳥類、爬虫類、哺乳類の3つのグループ分けという課題でしたが、子どもたちはかなり理解した様子でした。そして返されたワークシートをじっくり眺める子、すかさずファイルに入れる子の姿が!嬉しいかぎりです!!

 

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グレード7はわり算を切り上げて今日からまた数字のルール的な勉強に。倍数、公倍数、最大公倍数!約数、公約数、最大公約数!...シンプルにわかりやすく楽しくの勝負所です。

 

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さぁもう時間がありません。帰国までにやりたいことは少しずつ達成していますが、肝心のやらなければならないことがまだ残っています。その内の最大の一つに今日から着手することに!!(写真は職員室前の一枚。なんとMr.ゲンダ校長の試みで、職員室や各校舎の前に植物が植えられました。緑いっぱいの学校にしたい!という彼の思いに感動でした。ブンヤセカンダリースクール、変化の時です。)

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こちらです!今までずーっと、1年以上前からやらなければとは思っていましたが手をつけてこなかった理科準備室の整理整頓をラスト11日になってついに行うことにしました。劇的ビフォアアフター的にこちらがBeforeです。と言っても「あっ、Before撮っておかないと!」と思って撮ったのでこれでも少し片付いた状態。まずは棚に無造作に置かれた薬品をなんとかするところからスタート!

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正直薬品とかに全く詳しくないので一体これは何!?というものがたーくさん。ヤバそうな薬品がポンポン置かれているところを日本の学校でお世話になった理科室のスペシャリストの方が見たらおそらく発狂するだろうなぁなんて思い出し笑いをしてしまいました。アンモニアエタノールの入った巨大な瓶も発見! 

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とりあえずまずは鍵のついた保管庫に全て入れて収納完了。薬品の選別は明日に持ち越しです。とりあえずこれで安全レベルはアップしたかなと。

 

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続いて何が入ってるかわからない箱や奥底に眠っているものを確認です。するとまぁいろいろな掘り出し物を発見!なんと虫眼鏡がたーくさんあるじゃないですか!!こんなにあるってわかっていたら先日のグレード5の花のつくりを調べる際に使わせたかったなと。

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さらにジャーーーン!!顕微鏡があるじゃないですか!!しかもスライドガラスにカバーガラスまでちゃんとありました。これがあるとわかっていたら子どもたちの興味を引くために花の花粉を見させてあげれたのに!...いや、今からでも間に合う!!他にも、発電機に砂鉄にピンセットなどなど。そして気付く。同僚たちもこんな理科備品があることを知らないはず。帰国報告のネタが一つできました。

 

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まぁ一日で終わるレベルではなかったので程よいところで本日の作業は終了!日本で覚えた知識を使って自分なりにいろいろとアレンジしてみました。これで自分がいなくなったあとの子どもたちの学習活動がいいものになるかも!と思うと整理整頓も楽しいものです。続きはまた明日。

 

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朝5時半に起きて7時から学校。13時過ぎに学校が終わって一時帰宅。家に帰ったらすぐに手洗い洗濯をして、15時には学校にカムバック。そこから理科室の整理整頓をスタートして19時過ぎに切り上げ。12時間ほぼノンストップだった本日。気が付いたらもうその時は過ぎてました。

日本帰国まで一ヶ月を切りました。