ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

せんせーと呼んでもらえることに対する喜びと責任を今一度胸に刻み込んだ

2016年1月28日、天気曇りのち晴れ一時雨。

 
ついに、失敗した!やってしまったなー感満載。そんなに順調にいくわけないってわかってたので、想定内です。が、やっぱり後悔する授業やった後って未だに引きずるんです。子どもの目線にもっと立ってれば...なんて考えてはクヨクヨしてます。はぁあーー。なので、やっと授業のことを書きたいと思います。
 
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最近は誰よりも早く学校に来てる...っていうのはウソですね。毎日2番手です。1番はいっつも自分の活動パートナーの日本でいう教科主任のポジションのMrジェンダさん。...いい方に拾ってもらえたなと毎日感謝してます。彼の紹介も後日したいなと思います。で、今日はいつもより少し早めに学校に来て、朝からスコップ使って校庭の植物を掘り返してました。グレード5の理科の授業の植物のつくりをスケッチする活動用の植物です。
 
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グレード5の指導では、英語がなかなか通じないという課題があります。もちろんずっと英語の授業はやってきてるので、日本の子たちに比べたら理解はしてくれますが、難しい英単語(自分の英語レベルで)を使うと??という顔をします。なので、できるだけゆっくり(早口の自分が)、簡単な単語で、はっきりしゃべることを心がけてます。
 
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今日の活動、植物のスケッチは、初めて子どもたちに与えた課題です。どうなるか?実験的に試みたんですが、みんな一生懸命やってくれました。去年は何よりもグレード5の子たちに苦戦してたので、今年はなんかうまくいきすぎてて正直ビックリしてます。まぁ今後、ミニテストを何回かやる予定ですが、きっとその時は「グレード5らしさ」が待ち受けてるのかなと思ってます。
 
で、やってしまったのは実はグレード6の方!まぁつまり去年のグレード5の子たちです。グレード6の算数で、最初の単元は数のきまり的な内容なんですが、今日までは正直順調にすすんでたんです。どのくらい算数ができるのか探り探りすすめてたので、子どもたちの予想以上のできに調子にのってたなーと今反省してます。
 
今日はカウンティングナンバーの学習で、要は規則正しい数列を書く活動でした。昨日は10ずつ増える、100ずつ、1000ずつ、といった数列を書く活動で、それなりに子どもたちも理解してたかなと感じてたんです。で、嬉しいのは子どもたちはすごく意欲的で、どんどん問題を解きたい!という姿勢を見せてくれるんです。それに応えないとと思って、宿題を少し増やしてみたり、今日はスペシャル問題的にプラスアルファーを出してみたりしてたんです。
 
が、その調子が一気に変わったなーと感じた瞬間。今日の数列は15ずつ増える、30ずつ増える、というやつでした。子どもたちはこれまた頑張って解いて「せんせー!」って呼んでくれるんです。(使える日本語を少しずつ教えてます。最近はイントネーションにもこだわって指導中。「センセイ」じゃなくて「せんせー」的な感じで。)
ただ、今日は間違えが多かった。自分的にはマルをつけてベリーグッド!って伝えて、自信をつけさせてあげたいんですが、それができなかった...。15、30、45、60っていう数列の変化だと、繰り上がり&繰り下がりが何回も出てきてしまうんですよね。子どもたちはそこでつまづいてしまうんです。いやー、マルをつけてあげたいのに、1つでも違うと数列が狂ってしまうのでマルがつけられない。そしてそこから足し算、引き算の指導をしてると子どもたちは負のスパイラルにはまっていってしまう...。で、自分は焦る。なんとかしてあげたいと思っても、そのスキルが自分に無い。だから、子どもは間違えたまま、解決策も渡せず、問題は出しっぱなしで、それじゃまた明日...。
 
授業後に毎回行う自分自身の振り返り。子どもたちが「できなかった」っていう思いをもって終わる授業はしたくない!と思いました。明日は切り替えて、もうこの項目はスルーしてもいいかな?くらいに考えてます。苦手なものを得意にするのは子どもにとって根気がいることで、正直現状じゃ厳しいと思うので、方向性を変えようと思います。苦手なものはチャチャっと済ませて、得意なものをもっと磨く!長い自問自答の末にこれだ!と結論に至りました。やっぱり教育は一筋縄ではいかないもんですね。
 
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放課後学習で子どもたちが騒いでてうるさかった。でも、それには理由があった。新しく来た5人の先生たちが実は教育実習生だった。などなど、他にもいろいろなことがあった1日でしたが、それはまた後日に。放課後学習を終えて、校庭でサッカーをしてる子どもたち。やっぱりこういうのびのびした姿が1番だなーとしみじみと感じました。