ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

アシカ アザラシ オットセイ 正しく見分けられる人はスゴイと思う

2017年3月4日、天気くもり時々晴れ。

 

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今日はこの一枚からはじめさせてもらいます。今はもう残り何回飲むのかわからないハンサドラフトの生ビールを飲みながら充実した一日をふり返っているところです。とにかーーーく朝から超過密スケジュールだった本日。満足感もハンパないですがその分疲れもハンパない!なのでビールが沁みる沁みる。昨日の仕事終わりの12時間移動から休む間も無く、海沿いの街スワコップムンドを起点に今日は本当に動いた!!

 

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朝8時半に宿泊しているロッジに車を読んでもらいまずはスワコップムンドから北へ。とにかく海沿い特有の曇った空の下、何もない道をひたすらまっすぐ行くと到着したのが

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こちら、ケープクロスという場所になります。1486年、ポルトガル人のディオゴ・カオさんがヨーロッパ人として初めてこのナミビアの地に上陸しました。そこがここ、ケープクロス!この地がポルトガルのものであるという証として建てられたのがこの石の十字架になります。その後のヨーロッパによるアフリカ大陸の植民地化の動きの始まりとも言えるこの地は歴史的に重要な意味をもつ場所です。が、現在ここはこの史実よりももう一つ、あるもので非常に有名なスポットとなっています。そのあるものは到着するとすぐに視界に!だって...

 

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駐車場がコレですから!!!!

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ここケープクロスは世界最大級のオットセイの保護区として知られています。彼らはケープオットセイという種類のオットセイです。世界最大の名は本当に伊達ではなく、その数にひたすら圧倒させられます。ここにも、あそこにも、あっちにも!見渡す限りオットセイです。なんと繁殖期には20万頭を超えるとか。ちなみに今は繁殖期ではございません!

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そしてすごいのは数だけじゃないんです。ニオイ!!オットセイにとってニオイは互いを認識し合うための重要なもので、そのためすごーーーいニオイがします!!これにもひたすら感激し続ける自分でした。強烈なインパクトがあります。さらにはその鳴き声もすごい!!この数ですからね。ワイワイガヤガヤお祭り状態です。ある子はゴロンと寝転んでるし、ある子たちは喧嘩なのかじゃれてるのかわからない感じにちょっかいを出し合っていまして...もしこれが教室だったら!?なんていうしょうもない想像をしてしまいました。

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そしてこれはブンヤの子どもたちに見せてあげようと思って撮った一枚!理科で動物の種類について学んだグレード5の子どもたち。海の動物の中にも哺乳類がいることを教えてあげたいなと思います。オットセイの子どもたちは毛が黒くてちっちゃくてそのかわいさがたまりませんでした。

 

ケープクロス滞在は時間の都合上わずか20分ほどでした。もっとじっくり見ていたかった気もしますが、あの匂いの中だと20分がちょうどいいかもしれません!帰りの車中、自分の体からはほのかなオットセイの香りがしました。そしてケープクロスとスワコップムンドの途中にある町ヘンティスベイで久々のウェルカムボード撮影!もう何枚目かもわからないわけですが、本当によく旅をしてきたなと思います。

 

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その後11時にスワコップムンドに戻ってくるとそこから次の車に乗り換えです。今度の車は4×4!完璧な準備をしないと向かえないナミビアの絶景スポットに向かいます。今度は南へ。まずはスワコップムンドから30kmほど南に位置するウォルビスベイで準備を整えます。ここウォルビスベイに来るのもこれがなんと3度目!そしてここに来たらやっぱり見ておきたいのは

 

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こちらでしょう!何度見てもまぁ美しいこと。午前中のケープクロスのオットセイに引けを取らないウォルビスベイのフラミンゴです。迫力で圧倒するのがオットセイだとすると、フラミンゴたちはその上品な佇まいが魅力です。

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キレイなピンクが目にも色鮮やか!フラミンゴはナミビアで出会った動物の中でもベスト5に入るお気に入りです。今日は朝から動物だらけな一日でした!

 

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と動物だけで終わらないのが本日です。車の準備が完了していざ出発!ウォルビスベイよりもさらに南へと進んでいきます。ここら辺で行われている塩を精製するためのひろーい塩田と工場もなんだか気になるスポットではありましたが、それを超えてどんどん南へ。何もなーい道がこれまた続くわけですが

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いきなりシチュエーションは変わります。波打ち際をガンガン進んでいく車。もうはっきり言って道はあるようでないものです。 そして向かった先は

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この旅が自分にとって最後のナミビア国内旅行になります。約2年の間にナミビア国内をこれでもかというくらいに駆け巡ってきたわけですが、その最後の締めくくりの場所として選んだのがこちら「SANDWICH HARBOUR」です。サンドイッチハーバー。一体なんだ??今日はここまでにして続きは明日にしたいと思います。

 

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スワコップムンドに来たらやっぱりこちら!ナミビアでの生牡蠣の食べ納めです!!

何かとドタバタしがちな時期は逆に思いっきりドタバタするくらいの勢いがあった方がいい

2017年3月3日、天気くもり時々雨。

 

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カウントダウンが確実に進んでいることを実感する毎日です。昨日、一昨日は仕事が終わり帰るとそこから今度は家の掃除に着手。少しずつではありますが着々とキレイになっていく部屋を見ると、あっ間も無く出ていくんだったねと気付くのでした。それにしても学んだことが一つ。日本で一人暮らししていた家のキッチンはまーったくと言っていいほど使っていなかったので部屋を出るときも全然掃除しなくて問題無しだったわけですが、この2年間は自炊ライフを満喫!ということでコンロまわりにはなかなかしつこい油汚れが。その日の汚れはその日の内にですね。写真は昨日宿題チェックをしていると見つけた子どもからのステキなお手紙!!またさらに別れを実感です。リメンバーミーがグッと胸にきますね。忘れるわけないじゃない!こちらこそサンキューです。

 

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さぁ本日は月に一度のホームウィークエンド!朝ごはんのパンとジュースを担当の子どもたちが準備をしていました。このあと子どもたちは列を作って朝ごはんを受け取り、そのまま荷物とともに学校へと向かいます。初めて見たときは不思議な行列と大量の荷物を持つ子どもたちに???でしたが、今ではちゃんとこの行事の意味を理解するまでにいたりました。ホームウィークエンドは月に一度家族と過ごすことのできるとってもスペシャルな週末なわけです!この日を楽しみにしていない子どもはまずいません。ということで今日の宿題は

Have a nice HOME WEEKEND!!!!! by Kojima

ステキなホームウィークエンドを過ごさなかったら宿題忘れだからね!!と。さぁですが今日も貴重な一日!4時間授業で終わる本日は4時間予定ギッシリでした。

 

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昨日の放課後と今日を使ってホームウィークエンドの前にグレード5、グレード7共に切りよくテストを実施しました。そう言えば来たばかりの頃はやれカンニングだとか喋るなとかもうとにかくテストのたびにイライラしていたことを思い出しました。ですが今だからわかる!それらは全て自分力不足が原因でした。今回テストをやっていてカンニングをしようとしたり喋ったりしてしまう子はほとーんどいませんでした。なぜか。わかるから!できるから!楽しくて仕方ないといわんばかりのシーーンとした教室に逆にこっちが心配になるくらいの雰囲気が漂っていました。わからない、できないとテストに集中できないわけで、それはつまり裏を返せば自分の指導に問題があったんだなと今更ながら反省でした。

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今でもやはりテストの際に子どもたちにとって一番の課題となるのは英語の問題理解です。何を質問されているかわからない問題に対して正しい答えを書くのは至難の技。ですが確実にフラッシュカード効果が表れているなと感じた今回のテスト!植物の種類を書く問題の正答率がものすごく高くてビックリでした。この植物の種類に関する知識を昨年は子どもたちに定着させてあげられなかったという悔しさがあったのでリベンジ成功!!ものすごく嬉しい結果でした。

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そして こちらはグレード7のテスト。この努力の跡が残るテスト用紙を見ただけでもう感激です。他の紙で計算をしないこと!全てはテスト用紙に書くこと!汚くすることをためらわないこと!!ずーーっと言い続けて来た結果がこちら。見事な汚さに花マルです!!グレード10になると計算は電卓でやるというのが主流になるナミビアの算数教育。当然電卓無しでは計算ができない生徒が育ってしまうんです。だからこそ2年間受け持ってきた子たちにはわかってほしい!君たちには自力で計算問題を解く力があること!そして、計算問題はキレイに解けないこと!確かな努力で泥臭く頑張るからこそ解くことができることを!!これまで積み重ねてきた努力を自信に変えてあげることが最後の自分の仕事なのかもなと思ったのでした。

 

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今日はそのあといろいろとしました。毎日授業に追われている日々ですが、このクラスの担任業もあと一週間でおしまいです。最後は自分のやりたいことを!!思い出づくりにも力を入れていきたいと思います。

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そして4時間を終えてみんなにさよなら!!

カプリモナマンダハ

 ...このお別れの挨拶は今日が最後だったんだなと今気がつきました。もう来週は「また月曜日に会いましょう」とは言わないんだと。...すごーく現実を突きつけられた感じがしています。最後か。ですがまだ5日あります!来週のためにホームウィークエンドで思いっきり充電してきてほしいなと思います。

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そして自分も最後の充電に!!火曜日にブンヤに帰ってきたばかりなんですが、ここでまた国内旅行です。連日のハードワークで正直疲れてないわけではないと思うんですが今はランナーズハイ的な感じだと思います。家に帰る子どもたちと共にヒッチハイクをしてルンドゥの街に出て、そこからコンビで火曜日帰ってきた道をまたまた戻る感じで進んでいきましておよそ12時間!やって来たのは訪れること4度目、海沿いの街スワコップムンドです。帰国までにやりたい10のコト、そろそろ大詰めです!!

君が笑えばこの世界中にもっともっと幸せが広がる

2017年3月2日、天気晴れのちくもり一時雨。

 

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人生初!一日が終わって家に帰ってきたらカレンダーにバツ印をつけてみています。...2日が終わったよ!早過ぎてもうマジかよ!?って感じです。もちろん何もしてないわけじゃなくて今日もまぁやることやりまくってきたわけですが、本当に時間が足りない。しかし疲労は溜まってるようで放課後学習の前には教室でイスに座りながら子どもたちの前でいつの間にか寝てました。時間と体力との勝負が続きそうです。そんな本日はすごーくキレイな空に心奪われた朝からスタート!写真で撮るとやはりなんかニュアンスが変わってしまうんですが、本当にキレイな空でした。この広い空とももうすぐお別れ。日本でも空を見上げてキレイだなって思える心の余裕を忘れたくないなぁ。

 

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とか言ってて学校に着くと余裕なんてコレっぽっちもないくらいに忙しなく過ごしているんです。宿題の丸つけをして、授業準備をして、授業をして。あっ、今日全然写真を撮ってない!と気がつく頃には時間が過ぎているといった感じです。こんな時こそハブアブレイク。空き時間にとなりの教室をチラッと覗いてみると教育実習生のMr.ハウシクがグレード7の理科は人体の授業をしていました。おっ!これは去年自分も力を入れた単元だったので覗かせてもらうことに。グレード7では人体の機能についてより詳しく学習をしていくようで子どもたちが手にしているプリントには難しい英語が並んでいました。そしてここは役に立てるチャンスと思い自分が昨年作った人体機能のポスターを渡すとさっそく喜んで使ってくれました!ポスターがあるだけで学習の幅がグッと広がり、子どもたちに指差しをさせたり目で確認させたりする活動的な授業にすることができることを自分も改めて感じました。そして何より相手はグレード7!思春期ど真ん中の彼らの前に生殖器系のポスターを黒板に貼り付けたらそれだけでドッカーーンです。まぁそりゃそうなる!これに対してMr.ハウシクがどう出るかなぁと思っていたんですが、いつもの「静かにしろー!!」は出ませんでした。子どもたちはもう笑顔で、そして彼もなんだか楽しそうで。これだよなと!やっぱり教師の笑顔が何よりも大切!教師が楽しいと思える授業は子どもたちにとってもどんな形であれ楽しい授業に必然的になるんだと思います。やっぱり授業は楽しくてなんぼ!授業後、Mr.ハウシクは今日の授業について嬉しそうに振り返りを話してくれました。そう、その笑顔を忘れずにだよ!

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自分が作ったモノを活かして授業をしてくれたMr.ハウシクにヤル気とパワーをいただきましてまたまたいろいろと作業をすすめているところです。こんなのがあったんだね!?と驚いた彼のように理科室にどんなものがあるか同僚はほとんどわかっていないんだなということも理解しました。来週の最終報告に教材紹介を組み込みたいと思います。そしてこういう自分の成果物を記録として残しておきたいなとも思い、まずは臓器パズルのピースを改めて紙に描いてみました。臓器の名前と位置を理解するための手立てとして作成した臓器パズルはA4サイズの紙に全てのパーツを印刷して切り取ればそのままサイズがピッタリ合う我ながら完璧なキット。販売できるかもななんて。そしてふと思いついてこのピースたちを縮小してA4一枚に収めたみたんです。...これ、子どもたちのノートに貼れるサイズ!色を塗ってハサミで切り取って、ノートに貼り付けて、それぞれの臓器の名前を書かせて...!!楽しい授業が頭の中でどんどん組み上がっていくのでした。ナミビアではもう教えることはありませんが、これは日本でぜひ実践してみたいなと思います。まさかナミビアで作った教材が日本で使えるかもとは!(ちなみに臓器パズルはナミビアの教育推進機関NIEDのホームページで無料ダウンロードができるようになっています。)

 

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放課後、今日もノンストップで仕事をすすめようかと思っていると賑やかな声が聞こえてきたのでちょっと覗いてみることに。隣校舎の低学年の教室に行くと中では子どもたちが何やらお楽しみ会的な感じのことをしていました。何をしていたかというと今年も行われるカバンゴ族のダンス大会に参加するメンバーを決めるためのオーディション!低学年の部はやりたいという子が多いので歌や踊りの様子を見て選出するそうです。まぁ小さい子たちが元気に踊る姿は見ていて本当に笑顔になってしまいます。が、少し心配になることも。すり足の動きがポイントのカバンゴ族のダンスを床がコンクリートの教室で、しかもハダシで踊っているので大丈夫なの!?痛くないの!?と思うわけですが、子どもたちにはきっと関係ないんだと思います。ちなみに低学年の教室は掲示物がビッシリ!

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低学年の部は可愛さが見ていて微笑ましいですが、やはり見応えがあるのは中高生の部です。もうこのくらいの歳になってくると生徒たちは自分の歌とダンスを愛する才能に気付いているようで、オーディションも無く我こそはという代表メンバーが集まります。そして彼らを指揮するのはMs.マングンドゥです。細かい指導で子どもたちのダンスを徹底的に指導している彼女はいつもすごくステキでカッコイイ!そして今日気付いたんですが、彼女お腹が大きくなってました。そろそろ産休に入るのかなと思いますが、今は子どもたちへの踊りの指導に集中している様子。熱い先生です。

 

今日は放課後も授業とテストをしまして、マルつけをしてアレコレやっていると今日も気が付けば夜7時過ぎ!疲れても夕飯は作れるんですが、もうシャワーを浴びようとかいう気持ちにはならないのがアフリカに染まったなぁと感じるところ。...もう3日浴びてない!!明日が終われば夜はきっとお湯シャワーが待ってます!!今週もラスト1日、がんばります!!

予定ギッシリのカレンダーやスケジュール帳を見るとそれだけで満足してしまう

2017年3月1日、天気晴れ時々くもり一時雨。

 

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3月です。信じられません。ナミビアで過ごす最後の一月です。信じられません。もう間も無く今日も終わろうとしているのであと18日後には帰国するんです。本当に信じられません。2月もやりたいことを思う存分やった一ヶ月でしたが、3月は2月以上の超過密スケジュール!!ここにきてまだ国内旅行をしようという欲張りモード全開です。が、ここが一番の気持ちの締めどころ!最後まで健康無事で帰ることを忘れずに最後の一ヶ月を過ごしたいと思います!!うぉーー!なんだかメッチャ寂しくなってきた!!

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ということでジンバブエ旅行から帰ってきて一週間ぶりの学校の本日。子どもたちは元気でやってくれていたようでそれがとりあえず一番なわけですが、自分がいない間に事件が起こっていました。んーー。誰かがケガしたとかそういう事件ではなく、またこの事件の原因は自分にもあるんです。だからあまり触れずにそっとしておこうかなぁとも思ったんですが...。んーー。正直今でもモヤモヤした気持ちです。が、もう一度!自分にも非がある!!キレイさっぱり忘れて明日から気持ちを切り替えたいと思います。ズルズル引きずらない!!こうやってブログに書くと気持ちが整理できるから便利ですね。さっ、今回の旅行は完全に自分のワガママで行かせてもらいました。学校を4日も休んでしまい子どもたちにも大変迷惑をかけました。ということでお土産!ジンバブエのお札!!子どもたちもとーーーっても驚いて食いついてくれたのでよかったです。インフレーションについて軽く説明するとそんなバカな!?的な笑いが起こりましたが、本当に起きた事実だと話すと不思議そうな顔をしてました。

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グレード5の子どもたちは今日はこれでもかっていうくらいの元気な挨拶で授業がスタートしました。自分のことを待っててくれたのかなーなんて勝手な勘違いかもしれませんがとっても幸せな気分になったのでした。そして、どのクラスでも今日は改めてこの3月の話をしました。自分の勤務日数が今日を含めて残り8日であること。次は今回のジンバブエ旅行のようにもうブンヤには帰ってこないこと。14日にブンヤとお別れをすること。...まだ信じきれていない事実を自分自身に言い聞かせている感じでした。いつの間にか本当に居心地が良すぎてブンヤの村が大好きになった自分がいます。このまま正規教員になったらグレード10や12のハイヤーレベルティーチャーも夢じゃないかもしれない!なんて思うことも。ですが、帰るんです。...そして、別れを惜しんでくれる子どもたちがいることが何よりも心苦しいところ。しかもその惜しみ方が

「もっと勉強したい!!もっと勉強教えて!!」

もう泣ける!!まぁ涙腺ガッチガチ人間なので涙は出ないんですが心では号泣してますよ。この約2年の間で子どもたちと確かな信頼関係を築けたことが嬉しくて仕方ないです。そしてそのつながりは「授業」があったからこのそのもの!やはり教師にとって授業がどれほど大事なものかということも改めて感じたところです。残された時間、子どもたちのためにベストを尽くします!!!!

 

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と言ってももう時間が本当にないんです!!残された時間をフルで使っていかないとあっという間に8日なんて過ぎていきます。今日は教会の行事があるということで放課後学習は無しだったので思いっきり授業準備をすすめました。そして授業準備と同時進行ですすめないといけないのが子どもたちの成績処理です。自分が受けもったところまでの子どもたちの点数評価をしっかりと残しておかなくてはなりません。なので単元テストも実施しないと!そして忘れちゃいけない一学期末試験問題の作成もタスクの一つです。

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朝7時から学校が始まりほぼノンストップで休む間も無く夜の7時まで仕事をしてもまだまだやらなくちゃならないことがたくさん!いや、やりたいことがたくさんです。どっと疲れますが家に帰ると自然と米を研いで給水させて、その間にブログを書きすすめて。ほどよいところで夕飯を作って食べ終えたらもう9時過ぎ!洗い物して、多めに炊いたごはんをおにぎりにして明日用のお弁当に。これで明日もガッツリ仕事ができる!!そして現在夜10時過ぎ。もう一仕事してから寝ようかと思います。きっと忘れられない3月がスタートしました!!

ただの紙切れなのに価値がある お金ってよくよく考えるとすっごく不思議

2017年2月28日、天気くもり。

 

さぁ、旅のあとには任地ブンヤまで帰らないといけないのは当然のことです。残念ながらこの首都とナミビア北東部をつなぐ深夜バスや鉄道といったものは無いため今回もミニバスでの帰省となります。まぁどおせ乗り場に早く着いたところで出発することもないだろうとは思っていましたが一応朝7時半頃に乗り場に到着。ルンドゥ行きを探してる旨をキャッチのお兄ちゃんたちに伝えるとすぐに車を指示されて乗車。そのままガソリンスタンド等によることもなく出発。...キセキです!!

 

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さぁブンヤに帰るだけの本日。今日は昨日までのジンバブエ滞在記の中で書いていないあるモノについてのお話を。まずはこちらの写真。お土産やさんで見つけたカワイイマグカップです。色とりどりで楽しい気分になりますが、このマグカップに貼り付けてあるモノ。こちらはジンバブエのお札なんです!!

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ジンバブエのお札問題は結構有名で日本でも数年前にニュースで取り上げられていました。ちなみにこちら!発行されなかったジンバブエの幻のお札です。その額5000000000000000000000000000ジンバブエドル!!ゼロがなんと27個!!オクトリオンって何!!?もう凄すぎて意味のわからない数字です。さぁなぜこんなとんでもない額のお札が発行されかかったのか。

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その名もハイパーインフレーション!詳しくはネットで調べていただけるとわかるので簡単に言うと国民を救うために紙幣を増刷したことによって紙幣価値が下がり、モノの値段が上がり、それに対応すべくさらに紙幣を増刷し、それでさらにモノの値段が上がりをひたすら繰り返していった結果です。するとまぁなんてことでしょう。

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ドーーーン!!こちらがこれまでに発行されてきたジンバブエドルです。2008年の8月から発行された第4シリーズ。当然一番はじめは1ジンバブエドルから始まったわけですがそれがわずか半年の間に最高額1兆ジンバブエドルというお札が発行されるまでに至ったわけです。まぁこうなってくると1ジンバブエドルなんて本当に紙クズになっちゃうわけですね。こらがまだ8年ほど前の出来事だというから驚きです。

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ちなみに現在はハイパーインフレーションも落ち着きを見せている様子のジンバブエ。流通するお札は信頼のUSドルが主流です。そして再びのインフレを懸念する政府はお札の発行にもそりゃ慎重になります。それが慎重になりすぎているために現在ジンバブエではお札不足が発生しています。新たに発行されたジンバブエボンドと呼ばれるお札があるわけですが、結局首都ハラレでは一回もATMでお金をおろすことはできませんでした。こんなことはアフリカで初の体験!ヴィクトリアフォールズの街でようやく、ようやくお金をおろすことができました。それでもいろいろとATMを回ってやっとでしたね。なので教訓!ジンバブエに行くときはUSドルを用意していこう!!

 

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さぁこのとんでもない金額のジンバブエドルたち。現在では貨幣価値はまーーーったくないタダの紙切れになってしまったわけです。なのでそのジンバブエドルをリメイクしたお土産なども見かけます。しかーーーし!ここに一人そのジンバブエドルに興味がある男が。というより「お札」に興味があるんです。これまでも旅してきた国のお札は基本的に全種類集めてきました。そして最後にやってきた国ジンバブエ。現行のお札は2種類のみ。そして貨幣価値はないもののお札と呼ばれるものはザッと80枚ほどはあるわけです。...集めたい!!ということでまずはハラレで知り合いになった方に眠っているお札を譲ってもらうことに。これだけでもかなりの量がありました!

そして一度集め始めたら全部集めたい好奇心旺盛なA型は伝説のお札、いわゆるミューツーやらファイヤー、サンダー、フリーザーをゲットするべくヴィクトリアフォールズで捜索を始めたわけです。お土産やさんに行くとドサッとお札がカゴの中にあるんです。貨幣価値は無くなったものの今度はその希少価値や話題性からお土産としてお札がお金に変わっているんです。面白いです。そして出会った「トリリオン」4種!発行された中で世界最高額のお札のギネス記録をもつOne Hundred Trillionジンバブエドルも見つけ出しました。そしてお値段は交渉次第!アマゾンで検索すると9800円もするギネス記録のお札をうまいことお手頃価格でゲットできました!!やったーーー!!そして本当に親切なジンバブエの人々。ありったけのジンバブエドルを持ってくると「持ってないお札はどれだ!?」といって探してくれるんです。ありがとーーう!

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そしてなんとついに第4シリーズのお札を全部揃えるまで残り2種類というところまできたんです。が、これがなかなか難しい。トリリオン的な高額紙幣はジンバブエの人々も売れるとわかっているのでちゃんと保管してあるんですが、逆に誰も買わないような安い紙幣は取り揃えてないんです。まさかこんなジンバブエドルを全種類集めたいなんていう客がいるとはね。なのでお土産やさんを何軒も巡るしかありません。はぐれメタルを探すような気分です。おっ!いたいた!!1万ジンバブエドル!!よし、これであと1種類!!!! 

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...無い。お土産通りで探してもオープンマーケットのお兄ちゃんたち総動員で探しても無い。マジかぁ。あと1枚で夢途絶えるかぁ。最後の望みでもう一度お札探しに協力してくれたお兄さんたちのところへ。改めて確認して、自分でも確認して...無い。飛行機の時間もあったのでここが潮時だなと思いありがとうを伝えてお店を出ようとしたホントその時でした。

「あるよ」

ウォーーーーーー!!!!!!たくさんの札束の中からオジちゃんがその一枚を探し出してくれたんです!!スゲーー!!最後の一枚は10万ジンバブエドルでした。いや、マジでスゴすぎて感激ものでした。第4シリーズコンプリートです!超うれしい!!

 

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ナミビアに戻ってくるとJICAナミビアの支所やいつもお世話になっている宿の近くを走っている道路の看板に目がいきました。ロバートムガベ通り。このロバートムガベさん。今までいったいどこの誰の名前なんだとずっと疑問だったんですが、今回の旅でその答えがわかりました。この方、独立後のジンバブエ初代大統領にしてこれまで37年間ずっとその座に就いていらっしゃるものすごい方だったんです!!つまり!このハイパーインフレーションからのお札問題を引き起こした張本人です。まぁ彼がいたことでこうして色とりどりのキレイなお札を集めて喜ぶジャパニーズがここに一人。でももうこれ以上集めるのは大変なので、ジンバブエの人々のために精一杯頑張ってほしいなと思うのでした。

 

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ということでコンビ(ミニバス)でおよそ8時間でルンドゥに到着し、現在ブンヤに向かう車の出発を助手席で待っているところです。怖いくらいにコンビでの移動に慣れた自分。そしてこれで最後のコンビと言いたいところなんですが、まだこのあと国内旅行を計画しているんです!!明日から3月。もう残り日数わずかですが最後の最後の最後まで!ナミビア生活を謳歌します!!チョーーーー充実した2月でした!

ジンバブエ、ボツワナ、ザンビア、マラウイ、モザンビークにタンザニア アフリカには魅力溢れる国々がたくさんある

2017年2月27日、天気晴れ。

 

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帰国前ギリギリに組み込んだ今回のジンバブエ5日間の任国外旅行。本当はもっとのんびりしたいところでもありましたが、友人がこのタイミングでジンバブエに住むことになったこと、自分の残り旅行日数が5日残っていたことなどなど偶然という名の必然が重なり実現した今回のジンバブエ旅行に感謝しないとなと思います。起こることが起きているんだなと 改めて実感です。さぁ最終日の本日はショッピングに精を出します!!昨日もお土産通りを歩き回りましたが今日は少し奥に入った所にあるヴィクトリアフォールズオープンマーケットに足を運びました。ジンバブエの人たちはガツガツしているようで意外とアッサリしているところもあり、押し売りに嫌な思いをすることがあまりないのが良いところ!並べてある商品を見るだけでも楽しいのがオープンマーケットです。

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ヴィクトリアフォールズでよく目にするのがこの特徴的な仮面!これはその中でもかなりデカイサイズでその迫力に思わず目を引かれました。一つ一つビミョーに表情が違ってなんだか今にも動き出しそうなこの仮面たち。マキシと呼ばれる仮面だそうです。味があってイイ感じ!!

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アフリカ南部ではどこでもよく目にする木彫りのお土産ももちろんたーくさん並んでいます。ビッグ5と呼ばれるアフリカ動物界のスターたち(ライオン、バッファロー、サイ、ゾウ、レオパード)の木彫りの像はどの店にも必ずあるマストセルアイテムです。まぁそれもいいんですがこのチェスボード!サイズ感もあって凄みがあるんですが、最前列に行儀よく並ぶヒッポちゃんたちの可愛さがたまらない!!まぁカバはとんでもなく強い動物なのでポーンでいいの!?とは思いますが、たくさんいてカワイイからよしです!

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楽しいウィンドウショッピングですが、欲しいものにはちゃんと目星をつけておくことが大事です。いきなり欲しいアピールをすると高い値段からの交渉スタートになってしまうので、それとなくがポイント。さぁ、お土産に必ず買って帰りたいと思っていたドラムを発見しました。大きいからなぁー、持って帰れるかなぁーと渋りながらビジネススタートです。はじめは1つでいくらの交渉でしたが...よし、3つ買ったら!?と大口の買い取り意欲を見せるとディスカウントしてくれました。そして足つきのしっかりしたドラムを結局全部で6つも購入!!...マジで持って帰れるか心配になりますがまぁなんとかなるでしょう。お値段は40USドルでした。

 

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首都ハラレでも目にした石の彫刻でしたが、ここヴィクトリアフォールズではさらに街中の至る所にステキな石のアートたちを目にします。お土産通りはさながら美術館のような雰囲気が!

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そしてやはり小さい細々したものよりも大きな作品に心は奪われます。もちろん持って帰れないのでこれは完全にみーてーるーだーけー。 そこに声をかけてくれた一人の青年が!石削りのアーティストだそうでいろいろと石の種類や作品について紹介してくれました。なんと題名は書いてないだけでちゃんとついているそうです!話を聞くほどにこの石が欲しくなりましたが大きくて無理なんだよなぁーと。...そこで!彼に聞いてみたんです。

「オーダーメイドしてくれる!?」

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左のネックレス。これは2015年の年末にザンビアに行った際に作ってもらったものです。ニャミニャミと呼ばれるヴィクトリアフォールズの象徴的なもので、周辺のお土産やさんでは必ず手に入るものです。が、その素材は木や石といったものが中心で正直どれにもピンとこなかったんです。そこでザンビアはリビングストンで出会ったMr.ズゼさんにお願いを。ザンビアの名産である銅(コパ)でニャミニャミを作ってくれませんかと。そしたらちゃーんと作ってくれたんです。世界に一つのコパニャミニャミ!!そしてこのコパニャミニャミはジンバブエの人々も見たことがないらしく今回オープンマーケットを歩いていると「どこで買ったの!?」の嵐!みんな興味津々でした。これぞ一品モノの魅力!欲しいものは現地の人にお願いして作ってもらうのが一つの手です。そして右が今回オーダーして作ってもらったヒッポネックレスです!

 

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昨日の夕方に来て彼Mr.ティーチに作成を依頼。明日の9時にお店に来てと言われたので行ってみるとちゃーんと、しかも想像以上に仕上がっていて感激でした!!!!ジンバブエの伝統工芸の石の彫刻のペンダント!しかも大好きなカバ!しかも世界に一つ!忘れられないアフリカの思い出が詰まったお土産になりそうです。

 

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実はお土産に関してはもう一つ書きたいことがありますがそれはまた明日!お昼過ぎにヴィクトリアフォールズ国際空港を出発しました。

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離陸直後。遠くには水煙をはっきりと確認することができました。さよならヴィクトリアフォールズ!さよならジンバブエ!!そしてこの時密かに抱いた次なる夢。世界三大瀑布を制覇したい!!まだまだ夢の途中です!

今回のフライトでは初めて南アフリカを経由せずに直でナミビアに戻ります。航空会社は我らがエアーナミビアなので正直機内食はウーーーンという感じでしたが、早く帰れるのでまぁよしかなと。

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そして無事到着。これがナミビアに「おかえり」と言ってもらえる最後の旅となりました。もうすっかり慣れた海外一人旅。ここホセアクタコ国際空港からスタートした3度の南部アフリカ旅行は自分を大きく成長させてくれました。見るもの全てに刺激と感動をもらった40日間の任国外旅行。次ここにやってくるのは20日後、日本に帰る時です。やり残したことが無いようにラスト20日のナミビア生活を本気と書いてマジで過ごしたいと思います。ただいまーーー!!

ジンバブエのヴィクトリアフォールズ、 横から見るか? 上から見るか?

2017年2月26日、天気雨のちくもり。

 

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ガッツリな雨で迎えたヴィクトリアフォールズ2日目。どんより雲は一向に晴れる気配無し。さぁ今日は一日のんびりかなーなんて思いながらロッジでくつろぐ優雅な朝でした。今回お世話になったのはまだオープンしたばかりのオシャレなロッジBATONKA Guest Lodgeです。一泊のお値段はまぁ高いんですが、最後の任国外旅行だしね!ということで奮発。とにかくここにいるだけでも十分にヴィクトリアフォールズを満喫できちゃっているのではないかなぁと思うほどのリラックス感があります。居心地良すぎです。なので今日は一日ここで過ごすかなぁなんて思ったわけですが...最後ですからね!!お昼近くに雨は上がったので行動開始です!!

 

そして昨日はサラーっと書きましたがショックだった出来事。カメラが壊れたーーー。スイッチをONにしてもウィーンウィーン音がするだけで起動せず。ここまでか。まぁこのカメラを買ってからもう5年ほど経つのかなと思います。一緒にいろいろ旅してきたし、無理もさせてきました。この2年間がおそらく最後かなと思っていたのでここでお別れかぁと...。いや、まだ諦めたくない!!とにかく乾燥させようということでいろいろ試してはトライしてみましたがやはりダメ。諦めるしかないかぁと思ったその時でした!!日付入力画面が!!!!バッテリーとのコネクションに問題があるようで電池残量は表示されなくなってしまいましたが動いた!そして撮れた!!よく戻ってきてくれました。ありがとう!!そして復活したカメラを片手に向かった先は...

 

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こちら!!人生初のヘリコプター!!!!かるーい注意事項を聞いていざ搭乗。天気もなんとかもってくれてよかった!さぁ空の旅へと出発です!!

 

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いとも簡単にフッと空に浮かんでしまうその呆気なさに驚くと共に一気に視界が広がりました。さぁいったいヴィクトリアフォールズはどこだ!?と探してますと前方に水煙を発見!!どんどん近づいていくと

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見えましたーー!!まぁ上から見るとそのワイドな感じが一目瞭然です。日本の滝は上から落ちてくるというイメージがありますが、ヴィクトリアフォールズは地上から下に落ちていくという感じです。なので地上で見ると同じ目線から下にドーーっと水が落ちて水煙が起こっているというように見えます。が、上から見るとこんな感じ!

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こちらがザンビア側上空から見たヴィクトリアフォールズ。そうそう、前回はあそこら辺から滝を見たんだよなぁと再確認。今ザンビアの地上からみるヴィクトリアフォールズもきっと迫力満点ずぶ濡れ確実だろうなぁと。

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そしていわゆる「メインフォールズ」と呼ばれは滝の中心部はジンバブエ側に!これがジンバブエ側の上空からのヴィクトリアフォールズです。右に小さく見えている橋の真ん中でザンビアジンバブエが分かれています。そしてその橋の真ん中で行われているのがバンジージャンプ!自分は全くそそられません。

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ヘリコプターなのでこんなところにも!!滝サイドから見た右側ジンバブエ、左側ザンビアです。まるでその光景は絶叫アトラクション!!このまま水に流されていったらそこから一気におよそ100m落ちていきます。死んじゃいます。そして水の少ない乾季はここで「デビルズプール」と呼ばれる怖いもの見たさの絶叫体験ができると聞いていたんですが、なんと昨日もこの水が大量の時期に滝のすぐ近くで水遊びをエンジョイする人々の姿が!!すごい人がいるものです。

 

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それにしても!!カメラが復活してくれてよかったーーー!!やはりこの景色を撮影するには一眼が必要でした。広角レンズも久々の大活躍!!ヴィクトリアフォールズの迫力を残せたかなーと。まぁでもチャチャッと撮影したらあとは自分の目でじっくりとその雄大な景色を眺めました。レンズ越しじゃ感じられない世界はやっぱりあります。

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ジオラマ風にするとこんな感じに!とっても小さく見えますが実際はとんでもなくデカイ!!ヴィクトリアフォールズを上から堪能した人生初のヘリコプター体験でした。

 

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さぁここからはいろいろ見つけたヴィクトリアフォールズの面白いポイントを紹介していきます。まずはこちら。エレファンツウォークというお土産店がたくさん入ったショッピングモールの中に突如現れるミュージアムです。ナミビアのいくつかの民族と同じバントゥー系のルーツをもつジンバブエの民族ですがその文化はやはり異なります。アフリカの歴史を無料で学べるスポットです!

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街中を歩いていると突如現れるこの看板には思わず目がとまってしまいます!どこかで見たことあるよというこのマーク。順番も左から見ない、聞かない、しゃべらない。ここヴィクトリアフォールズにもあのTHREE MONKEYSがいました!こんなところでお目にかかれるとは思っていなかったのでなんかスゴくラッキーな気分に。ちなみにここはカフェです。

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お土産屋さんもかなーり充実しているヴィクトリアフォールズ。ウチの店に寄っていけアピールの連続で歩いているだけでお腹いっぱいなお土産通り。店内の商品には値札は付いてなく、お値段は店員さんとの交渉次第です。なのでうまくいけばいい買い物ができます!現地の人との交流も楽しいショッピングタイムです。

 

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前回はザンビアサイドから見たヴィクトリアフォールズ。国が変わるとまた見える景色も人々も全て違うんだなぁということを感じた2日間でした。まさか2年間の間に2回も訪れることができるなんて思ってなかったので本当にラッキーだったなと思います。同期との久々の再会を果たした一度目、そしてこれでもかというくらいにずぶ濡れになった二度目の今回。さぁこれでもう思い残すことは何もありません!ヴィクトリアフォールズ、満喫しました!!