ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

まわりの人の良いところに目を向けることができる肯定的な人になりたい

2017年1月18日、天気くもり。

 

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ついに帰国の際の飛行機のEチケットが送られてきました。それと一緒に帰国後の研修日程も。...帰るんだなぁ。先日カウンターパートのMr.ゲンダさんとも3月の予定を話して自分の最後の出勤日を3月10日に決まりました。...2ヶ月無いんですもう。この長い長い人生の夏休みもいよいよ終わります。ビーチボーイズも解散。旅立つ時が近づいてきたことにほんの少しジーンときてるわけですが、今は目の前のことに全力でぶつかっていきたいと思います!!

 

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昨日は地区の教育担当が来まして昨年のグレード12と10の国家試験の結果についてのお話がありました。まぁやることはというと他の州、他の地区、他の学校との比較比較比較。まぁ比べないとわからないという気持ちはわからなくはないんですが、子どもを数字に置き換えて話をするのには抵抗があります。しかもなんと地区の学校を比較する際は指導教員の名前を出してあの先生はこの先生はと褒めたり非難したりしたのには正直愕然としました。今年の地区の学校の成績をもっと伸ばしたいという気持ちはわかるんですが、何か別のアプローチが必要なのではないかなぁと思いながら約2時間のお話を聞いていました。その中でも一つ嬉しい情報が!先日合格者がゼロだとお伝えしたグレード12でしたが、なんとテストの追加点が入り3人が合格となりました!!よかったと思うと同時にこのグレード12の国家試験の複雑さにまたいろいろと考えさせられるのでした。難しいですがちゃんと理解すると多くの生徒の合格につながる有効な仕組みです。

 

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さぁ自分も教科担任としての責任をしっかりと果たしたいと思います。ラスト2ヶ月の自分の中でのチャレンジの1つはグレード4の子どもたちの指導を任されたことです。グレード4は昨年までジュニアプライマリー、いわゆる低学年だった子どもたち。授業も英語ではなく現地語ルクワンガリーで行われていました。そんな彼らに今年から英語で、しかも去年までは教科としてなかった理科を、自分が!受け持ちます。楽しみ半分、不安半分で本日初めて授業を行いました。まぁ素直でかわいい子どもたちにまずは一安心。そしてこれまで身につけた自分の現地語を駆使するとコミュニケーションがとれるのがこれまた楽しい!!なんだかんだで授業に必要な基本的な現地語くらいは喋れるようになったんだなと自分の成長を感じることもできました。今日は初回だったのでアイスブレイクとして日本語の挨拶を教える活動を!幸先の良いスタートが切れたかなと思います。が、本番は明日から。これまで以上に学びを楽しくシンプルにして印象を与えていく手立てを考えないとなと思いさっそく指導案を練っているところです。

 

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昨年は1日最大で5コマ、余った時間は2クラス分の算数のマルつけに追われて一日中フリーな時間というものが全くなかったのですが、今年はかなり余裕が!なので時間があるときは教育実習生の授業の様子を見させてもらうことにしました。今日は自分の受け持ちの一つを任せた6Aの算数の授業を初めて見させてもらいました。数列を指示に従って書く学習。まずは10ずつ足す、100ずつ引くといった前学年までの内容から指導を始めているところがすごく良いなと!基本の復習からスタートです。そしておさえておきたい算数用語の意味を現地語で黒板に書く彼女。これは自分もマネしたい!!自分の教室も持ったことだしクラス掲示にも力を入れたいなと思っているところに素晴らしいアイデアをいただきました。人の授業を見るとやはり刺激をもらいます。

 

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「せんせー、一緒に外に来てください」

時間割にはしっかりと明記されている体育の授業ですが、実際体育の指導はほとんど行われていないブンヤセカンダリースクールです。じゃあその時間は何をするかというと教室で待機。子どもたちは外に出たいけれど教師がいないところで怪我をされては困るという学校の理由です。担当教員はいるんですがね。で、子どもたち、しかも自分のクラスの子どもたちからお願いされたら断るわけにもいきません。空き時間だったので一緒に外に出て監視役を買ってあげました。ボールがなくても全く問題なし!大きな木に実ったマルーラの実がボールになります。男子はやっぱりサッカー。

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女子はおしゃべりしたり男子にちょっかいを出したり。教室では見れない子どもたちの姿が見れるのがまたいいなと感じました。今年度新たに他の学校からやってきた転校生たちもこれまでずっと一緒にいたかのようにクラスに馴染んでいるのがこれまたイイなと。ミッションでの寮生活が創り出す絆というものの深さを垣間見る瞬間です。機会があったら体育とは言わずとも何かクラスレク的なものを企画してあげてもいいなと思った心和む時間でした。