ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

人生で起こる全ての出来事は自分にとって必要で必然でベストなこと

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【ワン・イヤー・イン・ナミビア】が終了しました。昨年の2016年1月1日のブログを皮切りに毎日のブログを書き上げることを自分の中で日課としてきました。途中5月に一度大きな休載期間があり、年末もあまりに旅行しすぎて落ち着く間もなかったために最後の方は年をまたいでからの更新となってしまいましたが、それでもなんとか366日分のブログ改めて日記を書き終えることができました。今はなんだか少しだけホッとしている自分がいます。

 

セブン・イヤーズ・イン・チベット」という映画をご存知でしょうか。いつものようにWikipediaの引用で内容を紹介したいと思います。

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セブン・イヤーズ・イン・チベット

1997年のアメリカ映画。ジャン=ジャック・アノー監督作品。

アイガー初登頂で知られるオーストリアの登山家ハインリヒ・ハラーの自伝の映画化。彼がチベットで過ごした7年間、彼と若きダライ・ラマとの交流を描く。

1939年秋、登山家ハインリヒ・ハラーは世界最高峰ヒマラヤ山脈への登山に向かった。時悪く、第二次世界大戦のためにインドでイギリス軍の捕虜となってしまった彼は脱獄し、チベットへと行き着く。チベットの首都ラサで生活をしていたハラーは、当時14歳で好奇心旺盛なダライ・ラマ14世と出会い、親しく交流する。ラサでの日々がハラーの荒んだ心に変化をもたらした。しかし、その生活も中国共産党人民解放軍によるチベット国への軍事侵略によって終わりを告げることとなるのだった。

(Wikipediaより)

 

初めてこの映画を見たのは小学生の頃だったかなと記憶しています。まぁ当時は意味わからずチンプンカンプンでいわゆる眠くなる映画でした。当時にしては珍しい2時間越えの映画で、作中に流れるオルゴールのメロディーがまたものすごい眠気を誘ったわけです。が、ハラー演じたブラピは子ども心にもカッコよかった。今でもこの頃のブラピが一番好きです。その後も何回か見る機会があったこの映画。そんなこの映画の中身が痛いほどわかるようになったのはナミビアに来てからのことでした。

 

自信過剰で独りよがりな主人公ハラー。自分が一番であることに誇りをもち、自分の弱さを見せたがらなかった彼。そんな彼を変えたのがチベットの地で過ごした7年間。人々との交流や異文化との出会いを通して彼は自分自身の生き方を見つめ直していくのでした。

...これがまさに今の自分とかぶるんです。ブラピと自分を重ね合わせるなんてまぁおこがましいわけですが、彼の姿に自分がいやってほど重なる部分があります。今だからわかる過去の小さかった自分や未熟だった自分、無知だった自分がたっくさん出てくるわけですが、それらに気が付けたのもこのナミビアの地で過ごす時間があったからこそ。青年海外協力隊としてナミビアに来て生活をしていなかったら自分の愚かさにも全く気がつくことなく今も平然と教員を続けていたんだろうなぁと思うとちょっと怖いです。ハラーの過ごした7年間ほど濃くはありませんが、ここナミビアで過ごす1年間を自分自身の生き方を見つめ直すそんな実りあるものにしたいという願いを込めてブログのタイトルを「ワン・イヤー・イン・ナミビア」と決めたのが一昨年の年末のことでした。

 

あれから1年が経過。自分の中で何がどう変わったのかは正直まだわかりません。が、きっと今の自分はナミビアに来る前の自分とは違います。...当たり前でしょと言われそうですが、個人的にはすごく特別なこととしてこの事実を捉えています。ナミビアで過ごした1年が自分に与えてくれたキセキだなと。

そしてまぁ1年1年と言っていますが実はもうナミビアに来てからおよそ1年5ヶ月が経過しています。こうなってくるとはじめの5ヶ月もブログを書いておけばよかったなぁと思うわけですが、来たばかりの頃の自分には余裕がなかった。ということで【ワン・イヤー・イン・ナミビア】は終わりましたが、帰国までのラスト2ヶ月と20日もしっかりと記録に残しておきたいなという結論に至りました。...まぁ書き出したらもう書き続けるしかない性格なので正直大変だしどうしようかなぁという迷いもあるんですが...。書きます!書きます!!

 

2017年1月1日、天気晴れのちくもり時々雨。

 

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砂漠での年越しを終えて首都に戻って来た本日。昨年とは打って変わっての照りつける太陽が眩しい朝でした。ウィンフックに向かう道中では新年早々シマウマやオリックスたちがわんさか姿を見せてくれる大サービス!今年は何だかイイ予感。写真はコロハンという鳥です。ポケモン!?と思わず疑いたくなる見た目とかわいい名前。2017年は酉年ですね!

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途中にあったちーさな町にある立派なウェルカムボードもしっかりゲット。残りの期間もウェルカムボードの旅を精力的に続けていきます!

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首都に帰ってくると一変。雨です。そして例によってゴーストタウン状態なわけです。これがナミビアの元日。おそらく昨夜は音楽ガンガン流してのイベントが開催されていたようですが既にそれも完全撤収していました。

その後は適当に入ったホテルのニューイヤーブュッフェの美味しさにハッピーになり、元日から雨でずぶ濡れになるという貴重な体験もして新年早々いろいろあった一日。2017年も激動の一年になりそうです!まずは帰国を目指して今年も思いっきり毎日を生きていこうと思います!!