ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

想いを込めたプレゼントは受け取った側も渡した側もダブルでハッピー

2016年11月21日、天気晴れのちくもり。

 

f:id:TPVC28-Namibia:20161122103551j:image

音楽朝会で始まる一週間。今週は月から金までオールテストのハードな5日間になります。同時に子どもたちにとって勝負の5日間!もちろん自分にとっても!!校長からはこの一週間はとにかく真剣に勉強しなさいという激励の言葉があったわけですが、付け焼き刃じゃダメなんだけどなぁと内心思う自分もいます。勉強は日々の積み重ねが大事だという当たり前のことを何より強く感じたこの一年間。グレード5と6の子たちはきっとその成果を発揮してくれると信じています!そんな本日の一枚目は朝会のある一場面。グレード0から今はグレード11までがズラーッと列のような群れをなして朝会に参加するわけですが、こんだけ多いいとそりゃ静かにするのも難しいわけです。日本のようにマイクなんてないので注意してもしても一向にシーーーンとはなりません。が、子どもたちが唯一静かになる瞬間があります。お祈りの場面です。キリスト教徒がほとんどを占めるナミビア。子どもたちにとっても神への祈りは大事な日常の儀式の様子です。全部英語なのでおそらく下のグレードの子たちは何を祈っているかもわかっていないと思います。が、それでもみんな黙って新たな一週間への感謝と祈りを捧げます。今年度の朝会も今日を含めてあと2回のみ!無事に子どもたちがテストを乗り切れるよう、そしていい成績が残せるように自分も久々に神頼みをしてみました。

 

f:id:TPVC28-Namibia:20161122103745j:image

今日は子どもにプレゼントを。1年間頑張った子どもたちに先日撮影した写真を一人ずつに印刷して配りました。なんとルンドゥの街に行けば立派なセルフプリンターがあるんです!1枚N$5。前もってプレゼントすることは伝えていたので自分が教室に入ると「待ってました!!」と言わんばかりの歓声と拍手が起こりました。静まれー!と。

 

f:id:TPVC28-Namibia:20161122103930j:image

相変わらずですが、ものをもらったり何かしてもらったりした時に「ありがとう」という習慣があまり子どもたちにはありません。これはもう慣れました。しかし、この表情を見ることができたので今日は大満足!もらった写真をじーっと見つめるその姿に自分の方がありがとうを言いたくなりました。いつまでも写真をじっくり眺めている子、すぐにファイルに入れて大切にしまう子、一日中ずっと片手に持っている子など様々でした。よかった!

 

f:id:TPVC28-Namibia:20161122104054j:image

さぁ試験は2日目、本日は英語のライティングです。今日はグレード4の試験監督を務めましたがまぁその問題を開いた瞬間に大丈夫か!?と。州の教育委員会が作ったその問題用紙はあまりにも情報量が多すぎて子どもたちは理解できないだろうと簡単に予想ができました。そして予想はズバリ的中。

f:id:TPVC28-Namibia:20161122104259j:image

与えられたお題について短い文章を書いたりストーリを書いたりするというのが子どもたちに与えられた課題です。もちろん英語で。あるこの解答用紙がこちら。...何が書いてあるかを解読するのも難しい状態でした。英語と現地語が混ざっているのか...?

f:id:TPVC28-Namibia:20161122104428j:image

「私の親友」を紹介するというトピック。この子は私の友達の名前をずらーっと書き上げました。ちなみにこの問題は10点満点で採点されます。いったいどのような基準で得点が決まるのかは謎ですが...努力賞をあげたいです。この子はクラスの中でもよく書けている方の子でした。子どもたちの全解答をサラッと目を通した中でこの子は!という光る解答は残念ながら一つも見つけることができませんでした。

f:id:TPVC28-Namibia:20161122104736j:image

これがグレード4なんだなというのを思い知らされた本日のテスト。この子たちの中には来年1月からグレード5に上がる子もいるわけです。この英語力をベースに全ての教科を英語で学習しなくてはならない、指導しなくてはならない現実の厳しさを改めて痛感したところです。

 

明日はいよいよグレード5の決戦の日です!がんばれーーー!!!!