ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

今日は〇〇の日!というのを無意識のうちに頭に思い浮かべてしまうからメディアの力はすごいなと思う

2016年11月11日、天気朝雨パラっとからの晴れのち雷。

 

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水木の来客を招いての公開授業とプレゼンを終えて迎えた金曜日。忙しくなること必至だった一週間を乗り越え、ようやくこの日に辿り着いたという達成感で朝から胸がいっぱいでした。やったーーーー!そしてそんな浮かれ気分の自分を戒めるかのように雨がサッと降り注いだ始業開始前。今日という日もいつもと変わらない大切な一日です。今すぐ羽を伸ばしたいところでしたがスイッチ切り替えて本日金曜最終日も頑張りました。

 

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いよいよ学年末試験開始が一週間後に迫った本日。グレード6は最後の単元テストを実施しました。一年間の最後の自分が作るテストということで、今学期に学習してきた図形と測定の問題に加えて四則計算の問題も組み込みました。一学期、たし算ひき算から始まった算数学習。本腰を入れて指導をしたかけ算。そして二学期、わり算への挑戦。単元指導が終わったあとも継続的に取り組んできたこの四則計算が一年経過した今、子どもたちにどれだけ身についているのか!?これまでの自分の指導の結果と向き合う時がやってきたわけです。怖い気もしますが、子どもたちがこれまで頑張ってきたことは誰よりも自分がわかっています。必ず結果はついてきているはず。ほとんどの子どもたちが計算問題を筆算を使って解く習慣を身につけた事実が既に一学期の当初から比べたらものすごい成長です!このテストの結果はまた後日。

 

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今朝の雨はどこへやら。涼しくて気持ちがいいなぁなんて思ってたはずがすぐに暑さに苦しまされることに。教室内にクーラーや扇風機のようなものがあるわけもなく、暑さに耐えながら一人理科室でテストのマルつけをしているとステキな歌声が外から聞こえてきました。ブンヤセカンダリースクールの朝会は毎週月曜日に行われます。その際に一応担当クラスというものが決められていてそのクラスの代表が国歌やアフリカンアンセムなどのリードを務めることになっています。ここ数週間はそのクラスによる歌のパホーマンスに力が入っていて毎週楽しみにしている自分がいます。今日聞こえてきたのは来週月曜の朝会担当をするクラスの生徒たちの歌声でした。自分たちで授業の空き時間(本来は空き時間なんてものは存在しません。担当教員が来ない授業は空き時間になります。)を使って自主的に練習をする姿にはさすがセカンダリー(中高)の生徒だなというところを感じます。そんな彼らの様子を見に外に出てみると、このクラスの担任Mr.ハウシクが彼らの練習の様子をしっかりと見守っていました。練習するように指示を出すだけの先生が多い中、彼はちゃんと生徒たちのことを見ていて...ステキだなぁと思わず感動しました。そしてそんな彼の手にはアメちゃんが入ったビニール袋が。来週月曜の朝会がますます楽しみになりました!

 

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いやー、ついに本当に一週間が終わりましたーーー!!!!開放感がハンパない!!!!今日は家に帰らずそのままルンドゥに直行です。もうこの燃え尽きた感を打ち上げるにはルンドゥしかないわけです。そして待ち時間ほぼ無しでルンドゥに向かう同僚の車の荷台に乗せてもらうことができてラッキー。見上げると青いキャンパスに絵の具で描いたようなキレイな雲が浮かんでいる青空が。これも雨季のブンヤならではの景色の一つだと思います。しかし雲があっても日射しは強く、夕方ふと自分の腕を見るとくっきり時計の跡がついていました。

 

本日の最後はまたまた自分の常識の壁を壊してくれたある出来事をご紹介したいと思います。

2ヶ月前、9月8日にグレード12の生徒たちから履歴書(CV)をワードで作ってほしいという依頼を引き受けました。そして先週試験を終えてそれぞれの家へと帰って行った彼女たち。今頃どっかでバイトしているのかなぁなんて心の片隅で思っていました。

 今あの頃に戻れるのなら迷わず居酒屋バイトをしてみたい - ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

 

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そうしたら本日ルンドゥのショッピングモールでバッタリ再会!久々だねぇなんて話をしてすぐに話題はバイトのこと。ショップライト(有名なスーパー)で働いているの!?なんて聞いてみると「バイドが見つからなくて困ってる。なんとかしてよー」と笑いながら話す彼女でした。そんなに簡単に仕事が見つかるもんではないんだなという現実を教えてもらいました。...で、本題はここからなんです。その次の彼女の一言でした。

「この子、私の一番目の息子!」

もちろん生徒の中には妊娠で休学する子がいることは知っています。そしてそれが特別なことではなくナミビアではよくあるケースなことも。しかし、つまりそれが子どもたちの中には母親という立場の生徒がいるということには正直考えが結びついていませんでした。...だって、生徒だよ!というのが凝り固まった常識の自分。ナミビアでは子どもがいる生徒も珍しくないんだなということを教えてもらいました。よく見れば目がそっくり!そして彼女の言った「一番目の」という言葉に後々になってまたいろいろと考えさせられたところです。バイト、早く見つかりますよーに!