ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

なりふりかまわずガムシャラに若さ全開で自分の思い描く教師像を追い求め続けて二年 初めての卒業生を出した二十四の春

2016年10月12日、天気晴れ時々くもり。

 

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カッターと紙さえあれば何でも作ってしまうタイプの人間です。そういえば教員になって初めての授業参観の際には47都道府県のパズルを作ったなぁなんていう遠い昔のことをふと思い出しました。確かに変人だったなぁと。グレード5用に作成した人体カード。手作業ラミネートをしといてよかったなぁと使い終わって回収したカードたちを見て感じました。それだけ子どもたちが夢中になって活動に取り組んでくれているということなので嬉しい限りです。今日は新たに4枚の臓器カードを追加!こういう新しいヒーローやメカが増えていく戦隊モノのようなワクワクする感じはナミビアの子どもたちにもウケました。今後もカードは増えていきます。小出しが大事です。 

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昨日の反省を活かして今日は授業を楽しむぞと決めて取り組みました。

「ツラマウォコゴゲモムツウェ!」

でスタート。日本の小学校の外国語活動の授業でよく目にしたこのカードを使って言葉を覚えるゲーム。新しい言葉を覚えるにはかなり有効な手立てだなと感じます。ブンヤセカンダリースクールの子たちにとっても英語のワードを暗記するのは簡単ではないことです。難しい言葉に楽しみながら慣れ親しんでいくことで定着を図りたいと思います。プラス、学ぶことの楽しさも感じてもらえたらなと。

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ただこの活動のネックは「ある程度の知識を持っていないとゲームを楽しむことができない」ということです。そのためにこれまでフラッシュカード&ジェスチャーで繰り返し繰り返し言葉の暗記に取り組んできたわけです。その成果が確実に表れていることを子どもたちの活動の様子から感じ取ることができました。みんなの楽しそうな姿が何よりの喜びです。

 

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グレード6は円柱の展開図についておさえたところで平面図形と立体図形の学習は一区切りがつきました。ハサミを持っている、もしくは借りることができる子が少ないことが活動に支障を与えましたが、まぁなんとか終えることができたかなというところです。ハサミや定規、分度器を全員が持っているのが当然の日本の子どもたちの環境がいかに恵まれたものなのかを改めて知らされます。

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 そして、実はこんなものも作ってました。図形の学習定着カードです。昨日のかけ算九九カードに続いて算数用カードゲーム第2弾!とにかくカードに頼ってみようと思う学年末前ラストの取り組みです。昨日の九九カードよりも子どもがイキイキしていたのは自分がイライラしていなかったからというのもありますが、子どもたちの中で知識が定着しているからだと感じました。もう一度、「ある程度の知識を持っていないとゲームを楽しむことができない」のがポイント。九九も知識として定着してくれば楽しめるようになるはずです。そこのレベルまで子どもたちを持っていくのにはさらなる手立てが必要なんだよなぁとわかってはいるわけですが...難しいところです。

 

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 ということで紙を切り続けていたここ最近でした。約60人の学級用にカードを作るとなると量も多くてこれまた大変でしたが、どのクラスの子どもたちも「もっとやりたい!」という反応を見せてくれたので作ってよかったなと。裁断機があればもっと作れて子ども一人当たりの活動量も増えるわけですが、そこまで贅沢は言えないので今回はこれで納得しておきます。そして理科室で切り作業をすすめていると「こじーまこじーま」と小さい子たちが呼んでくるんです。ただ呼びたいだけというまぁ少々扱いづらいやつなんですが、今日はなんだかうれしい気持ちになりました。はい、こじまだよ!と。

 

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今日も一日が終了。そして実は本日の学校終了は同時にあることの始まりを意味する特別なものでした。それに関しては明日詳しく書きたいと思います。今日は確かな手応えを感じた充実した一日でした。