ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

横浜生まれバイエル育ち 毎日がGrateful days

2016年9月29日、天気晴れ。

 

今にして思えばあっという間の9月でした。が、三学期が始まったのが今月頭だったことを思うと長く濃い一ヶ月だったなと感じているところです。日本のように9月に2回の祝日があるわけではないので休みなしで今日まで活動に専念してきましたが、ついにこの日がやってきた!ということで朝から気分はウキウキ。ですが楽しいイベントは今日の授業をしっかりと終えてから!

 

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 一昨日から放課後コツコツとすすめていた内職。人体の昨日を覚えたあと、グレード5の子たちはサポートシステム(骨格機能)とダイジェスティブシステム(消化機能)の2つについて詳しく学習をします。実は先日他学年の教科書をチラッと見てみると、なんと人体の機能の名前に関してはグレード4の時点で全て子どもたちに指導することになっているので子どもたちは既に学習済みだったんです。まぁそれが定着はしていないので、今頑張って覚える活動に取り組んでいる最中です。そしてこの機能に関してはなんとグレード6でも再登場!つまり、ナミビア的には毎年教えてればいつか覚えるだろうという考えなわけですね。繰り返しは大事なことです。ただ全く同じことを教えているのも問題なのでグレード4では排泄機能と呼吸機能、グレード6では血液循環機能というように各学年の中で重点的に指導する項目を変えているようです。ということでグレード5のメインは消化機能!消化器官やその他の内臓の名前についてどうやって教えようかなぁと考えた結果がこちらです。

 

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本当に感謝したい親から譲られた才能。父がくれた揺るぎない誇りと母がくれた大きな労わりももちろんありましたが、何よりも両親からいただいたものをつくる才能。こういうのが大好きでこだわって仕上げるあたりに親と自分の姿が重なります。理科室で製作活動をしていると「なんでそんなものが作れちゃうの!?」とシニアセカンダリーの生徒たちに質問されました。日本人だからかもあるし、図工の授業のおかげでもあるし。ですが一番は好きだからかなぁと。で、できあがったものをさっそく今日の授業で使ってみました。バラバラに黒板に貼り付けてさぁ並べてみよう!代表の子一人の操作活動になってしまうわけですが、他の子たちもそれは違う!そこにはあれ!!といったように参加する姿勢を見せてくれたので嬉しかった。大きく見やすいからこその効果です。

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どうだ!!と決めポーズで終了。口から気管、肺までは2クラスともバッチリでしたが、やはりそこからがわからないようでした。またまた覚えなくてはいけない言葉が増えたグレード5ですが、楽しく、面白く、わかりやすくを大切にして子どもたちの頭に知識を詰め込んでいってあげようと思います。それにしてもここ最近自分の方が理科英語のボキャブラリーが次々と増えていっていています。日常では決して使いませんが、学ぶって楽しいなと感じる今日この頃です。

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グレード6の子たちはこれまで学んできた図形の学習の一区切りとして実践的活動(プラクティカルインベスティゲージョン)を実施しました。図形の種類を判断したり、指定された角の大きさを分度器で測ったりする課題を与えました。やはり図形の学習では感覚がものをいう世界があり、子どもたちの中でセンスの有る子と無い子がハッキリと分かれてしまう様子がありましたが、みんな真剣にのめり込んで活動に取り組む姿が見られたのでよかったです。まだまだ練習が必要だなとも感じますが、いい方向に指導はすすんでいるかなと思います!

 

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8時間目終了のベルが鳴ると同時に子どもとともに喜びの声をあげた本日。急いで帰って荷造りを済ませて車に乗り込みルンドゥへ!そして一ヶ月ぶりの長距離移動で今日向かうのはオジワロンゴ。楽しい旅が始まりました!!(写真はなんと車の後方に隠れて乗車していた子どもです。この車、走ってるんです!危ないということでこのあと自分たちの車側から全く気付いていないドライバーさんに教えてあげました。こんなこともあるのがナミビアです。)