ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

キリンさんが好きです でもカバさんの方がもっと好きです

2016年9月4日、天気晴れ。

 

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一昨日の金曜仕事終わり、一週間の仕事を終えて気持ちよくランニングをしたわけですが、その際の折り返し地点にしたのがこちらの道路標識。象注意です!ブンヤから西に9kmほどの地点になります。ここだけにこの標識が唯一あるんです。そしてこのもう少し先に行ったところにあるのがンタラ(Antares)という村です。ゾウが出ることで有名な村ンタラに三学期から新隊員さんがやって来ました!ということで今日はこのンタラ村の散策に行ってきました。

 

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まずは新隊員さんの配属先の学校へ。小さくコンパクトでかわいい校舎が印象的です。生徒数はブンヤよりは少ないものの校舎が足りていないようでプレハブ小屋で授業をしている学年もあるようです。いずれこの学校で出張授業ができたらななんて思っていますが、それはまだ先の話!

 

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さぁ村の奥へと行こうかと歩き始めると出会ったのが彼ら。何を担いでいるかというと捌きたての牛の肉です。カバンゴの村ではこうして解体した牛が道路脇のお店に並んでいるのは普通の光景です。街に出なくても新鮮なお肉が手に入るわけですが、捌きたてじゃないと鮮度はやはり落ちるそうで自分は未だに買ったことがありません。あとは朝早くに行かないと良い部位は手に入らないそうです。

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彼らとサヨナラをしたあとに遠くから女性が2人歩いてきました。洗濯でもしてきたのかなぁなんて思っていましたらなんとなんと!これは初めての光景でビックリ!!未だ見たことのない牛の解体現場。残りの任期も6ヶ月とわずかとなりましたが、帰国までに必ず自分の目で見てしっかりと見ておきたいものの一つです。

 

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 ということでいきなりすごいものを見て気分が高まったところで村の奥は北へと歩みを進めました。とにかく何もないだだっ広い平地が続きます。おそらくここら辺は雨季になると洪水をする氾濫原です。なので家もなかなか見当たりません。

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見渡せば牛がチラホラと。そしてなぜか牛と行動を共にする白い鳥たちの姿が。面白いコンビに癒されます。

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そして歩いているとまだ水でぬかるんでいた頃に何か巨大なものが移動した痕跡がありました。これはおそらく...ゾウではないかなと!いつかンタラでゾウにも出会いたいという期待が高まります。が、ゾウ探しはまた今度。

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歩いても歩いてもなかなか目標の場所には到着しません。水を持って来ればよかったと後悔する暑さでしたが、もう引き返せない。そうしてかれこれ45分ほど歩いてようやく目の前に目的のゴールが見えました!

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我らがカバンゴリバーです。ブンヤは自分の家から歩いて2分で川に到着するくらいの近い場所に川がありますが、ンタラは幹線道路からかなり離れた場所に川が位置しています。それでも北の端にはちゃんと川が流れていました。

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すぐ向かいはアンゴラ(Angola)というお隣の国になります。今では普通になりつつありますが、やはりすぐ目の前に違う国が広がっているという事実は日本人からしたら不思議なことです。女性がのんびり魚釣りをしていました。

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ナミビア側では洗濯を終えた子どもたちが元気に遊んでいました。カヌーをいとも簡単に操作するカバンゴの少年たちは何度見てもそのたくましさに感心させられます。そしてみんなで川泳ぎ!正直まだ水が冷たいなと自分は感じたんですが、彼らはお構い無し。とっても気持ちよさそうに泳ぐ姿に見ているこっちまで楽しい気持ちになりました。

 

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ここまで来るのは少々大変でしたが、やっぱりカバンゴの川はいいなぁ!と景色を堪能していたその時でした。遠くの方に見える物体が。あれ?もしかして...。

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ヒッポー!!!ついにカバ(英語:Hippopotamus)がカバンゴ川に帰ってきました!昨年も9月末に初めて任地でカバを見たのを覚えています。暑い季節になり、体温調節のために水の中で日中を過ごすカバたちです。今日目視できたのは二頭。これからまたヒッポの季節がやって来ます!いやー、かわいい!!

 

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歩いているとそれだけで冒険のような気分が味わえるのが村のよさです。もう村生活も一年以上が経過しましたが、未だに見るもの全てに心揺さぶられる毎日です。飽きるということがありません。今日もまた新たな出会いと発見に感謝。

そして最後におまけですが、今日からナミビアサマータイムになりました。それに関してはまた明日!

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