つっぱることが男のたった一つの勲章だってこの胸に信じて生きてきた

2016年8月16日、天気晴れ。

さぁついに試験最終日！自分もそれなりに気持ちを高めて迎えた朝。が、家を出た途端に予期せぬ事態を目の前にして混乱状態です。なぜだ？なぜこの列が今日できてるんだ！？

この列は子どもたちが実家に帰る前にお祈りをして、朝食兼昼食用のパンを受け取るためのものです。月に一度のホームウィークエンドの日は毎回目にする光景です。が、おかしいんです。今日で試験期間は終わるんですが予定では木曜日まで子どもたちは学校に登校することになっているんです。なぜだ？なぜなんだ？ホステル側が勝手に判断して今日子どもたちを帰らせるのか！？学校側はこのことを知っているのか！？わけがわからないままとにかく学校へ急ぎました。そしてカウンターパートのMr.ゲンダを見つけてさっそくたずねました。一体どうなってるの！？

結果から言いますと、知らなかったのは自分だけのようです。国が出してる年間予定表とは違いますが試験終了の本日で子どもたちは実家に帰るということに決まってたわけです。相変わらず驚かせてくれます。しかもMr.ゲンダに言われて気づいたんですが、全科目の試験を既に終えているグレード10と12の生徒たちは今日の時点でもう学校に来てませんでした。この事実にビックリさせられると同時に、自分もまだまだこの学校のことがわかってるようで全然見えてないなぁと思い知らされました。これだから面白いんですがね！ということで子どもたちの頭の中ではもう二学期休みがスタートしちゃってるわけです。大量の荷物を持って学校に登校してきた子どもたち。中でも数名の男の子はホリデーに向けて気合いを注入してるもんだからビックリ！ブンヤセカンダリースクールでは校則によって髪型は男子も女子もみんなシンプルな坊主頭と決まっています。はじめは女の子たちの坊主頭に違和感を感じてましたがもう今では自分の中でも普通のことです。日本と同じで休み期間は髪を好き放題いじれるということで、男子はガッツリツーブロックにしたり染めてみたり。日本だったら髪を染めたあとは黒戻しが大変ですが、アフリカの子たちはバリカンで刈れば元通り！しばしの間自由を楽しむようです。

とここまでノホホンと書いてますが、まだ算数のテストが残ってるんです！！ホリデー気分が邪魔をしそうで心配だったんですが、本日無事に算数の試験も実施されて子どもたちは試験終了後にそれぞれの家に帰って行きました。なーんか間の抜けた感じです。自分の中でビジョンがあって、木曜日に子どもたちは帰るわけだから明日水曜日はテストの答案を返してあげよう。そして木曜日までに全ての仕事を仕上げて子どもたちと同時に自分も旅行に出かけよう。そのために荷造りは明日中に済ませておこう！なんて考えてたんですが一気に計画が狂ったわけです。まぁ個人的な休み期間が伸びるのは嬉しいことですがそれにしても急だった。

子どもたちが帰ったあとは昨日に引き続き理科室にこもってマルつけタイム。理科同様に算数のマルつけもこれまでの自分の指導の成果と向き合う時間です。ただ、理科と違うのはマルつけに時間がかかるところです。答えが合ってるか間違ってるかもそうですが、わり算の筆算方法はあってるけれど答えが違うといったように子どものパフォーマンスを細かく見て採点をする必要性があるのでまぁ大変。それでも、２桁のかけ算筆算の10の位の答えは10の位から書き出すこと！四則計算はかけ算とわり算を先に解くこと！数字を文字で書く問題はまず数字を３つずつマルで囲むこと！などなど口うるさく伝えてきたことが数名の子どもたちにしっかりと定着していることがわかる瞬間は嬉しいかぎりです。

今日も飲まず食わずでノンストップ採点&成績表作成でした。全部終わったのは夕方4時半を過ぎてました。疲れたー！けど、子どもたちの成長が伝わってきたので達成感の方が大きいです。算数のテストに関しては子どもたちの学習状況をもう少し詳しく分析したいと思っていますが、それは三学期初日にすることにして...これにて！自分の二学期の仕事が全て終了したわけです！！休みに突入だーーーー！！！もう活動のことはちょっとの間忘れたいところ。本当は今日にでも旅に出発したいところですが、まぁいかんせん荷物の準備も心の準備もできていない。今日はとりあえずビールで乾杯です！