ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

何でも疑うことからではなく信じるところからはじめたい

2016年8月5日、天気晴れ。

 

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やっぱりまだ寒い!という結論に至った今日の朝。しかし、自分の予想が正しければあと2週間もすれば半袖で1日過ごせるようになるはずです。この8月は気温の変化にしっかりと着目したいと思います。

そんな寒さをぶっ飛ばした本日のスタッフミーティング。ここ最近、月曜と金曜のブログは必ずこの会議の内容を書いていますが、今日はまたとんでもない衝撃の内容でした。内容云々の前にミーティング開始が7時20分(一時間目は7時から始まってます)の時点で既に驚きですがそんなことは今日に限ってはもうそれどころではありませんでした。

コトの発端は昨日、なぜか学校に警察が来ていたのが始まりでした。このことに関しての説明がないことを同僚の一人が訴えたことによって、校長の口からそのことについて説明がありました。
「職員の一人が生徒から徴収したお金を着手しました」
もちろん名指しでした。彼はとても社交的で自分にも親切に接してくれていた同僚の一人だったのでもちろんショックでした。が、まわりの他の同僚は大した反応を見せないんです。これは学校として大問題だと思うんですが、平静を保っている同僚たち。ですがきっとショックなはずなんです。そうであると信じたいです。

なんでも名前で勝手に判断しちゃダメ - ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-
以前紹介したグレード8と9の生徒を対象に行われるエトーシャ国立公園へのツアー。彼はこのツアーにかかる費用一人当たり400ドルの徴収を担当していた内の一人だそうです。お金を徴収した際はその生徒の名前をリストに書き領収証を作成するといった手順があり、そこら辺はナミビアといっても大事なお金を預かる立場としてしっかりと行われている様子です。が、なぜだか理由はわかりませんがその彼の証言は「生徒からお金は徴収していない」ということだそうです。なので領収証も無いので誰がいくら払っているのかという裏付けが全く取れない状況。そこで学校は警察に連絡をしたそうです。グレード8と9の生徒たちの事情聴取が昨日行われていたということでした。事件発生です。

 

「少なくとも7850ドルを彼は自分のお金としてすでに使ってしまっている」

憤った様子でさらに他の職員から説明が加わりました。今年、政府からバスをチャーターする手配までして新規の行事として取り組んできたこのエトーシャツアー。

せっかく新しい言葉や知識を覚えてもそれを使おうとしなければ宝の持ち腐れ - ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

保護者の方々への説得にもかなりの時間を使ったペアレンツミーティング。そこに来てこの事件。無念なのか残念なのかわからないですがまぁ自分だったら許せないなぁと。が、今はよそからのボランティア的な立場なので動向を第三者委員会的な感じで見つめています。ちなみにお金に着手した彼には7日間の猶予が与えられたそうです。7日の内に全額返せ!!でなければ...とここからどうなるのかはまだ全然自分にはわかりません。猶予がもらえるだけすごくやさしいなぁと。こんな感じで今朝は長々一時間のスタッフミーティングでした。重苦しすぎる1日のスタートです。

 

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が、子どもたちはそんなことが起こってるとはつゆ知らず。そして同僚たちも驚くほどにケロっと!なので自分も彼らに倣って気持ちの切り替えです。グレード5は空気の最後の学習。『空気は音を伝える』という最後にしてまた難解な内容を学びます。まぁここはサラッと黒板に事実を書いて、あとは音で遊べばいいかということでまたまた折り紙登場!今日は人数分の紙が用意できなかった(急な思いつきでした)ので子どもたちに折り紙パフォーマンスを見つめさせます。中には自分を見ながら同じように長方形の紙を使って折る子も。何ができるの?と期待を高めといたところで三角形の何かが完成。そして思いきりよく振りかざすと

 

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『パーーン!』と大きな音が。空気があるから音が聞こえるというのは子どもたちにとっては理解し難いことですが、空気の授業で音について取り上げたという事実でなんとか覚えてもらえたらなと思います。クラスのやんちゃ坊主二人組にはこの紙鉄砲は大ヒットしてました。