長い旅をして最後にわかることは帰る場所があることの幸せ
2016年5月25日、天気晴れ。
ブランドバーグ登山を終えた安心感もあり、この旅最後のテント泊はぐっすり快眠。簡易テントを張るのにもだいぶ慣れ、快適にテント生活を送ることができました。日本に帰ったら良いテントを買うのもありだなと。
今日は任地に向けての帰路につきます。とその前に荷作りを。マラウィ旅行から始まった今回の学期休み。協力隊員が任国外に移動できる20日間を使って日本に帰ることができる制度を使って帰国した隊員にお願いした日本からのお土産も加わり、いつの間にか荷物がかなり増えまして、急遽カバンを一個購入してなんとか収まりました。重い荷物を担いで持って、ウイスの町をあとにします。
というものの、このウイスという町はかなりの僻地にあり、コンビ乗り場のようなものもなく、朝方ガソリンスタンドに行ってもガランとした状態でした。ここから車を捕まえなければならないわけです。
ウイスから北におよそ100kmの所に位置するのがコリハス(Khorixas)という町です。ここで活動をしている隊員からウェルカムボードがあるという情報を得ていたので、早速見つけて写真に収めました。これでウェルカムボードは15枚目!この旅最後の一枚となりました。機会があったらこの町にはまた来て、先ほど紹介したトワイフルホウンテインにも行ってみたいなと考え中です。
そしてここでもスムーズにお目当の車に出会う奇跡が!ここまで運が良いとなんだか少し恐ろしくなります。果たしてこのあとどうなるか?少々不安を抱きつつ、ここコリハスからおよそ200km西に向かいます。
実は今日は祝日Africa dayであることにこの車中に気づきました。案の定、道は非常に空いていて、車もガンガンスピードを出して進んでいきました。(交通費N$150)
そして到着したのがオジワロンゴというナミビアの中央に位置する町です。ここは前回も3時間ほど待ちぼうけをくらうなど、とにかく交通に関する良い思い出が無い町です。さぁ本日は?
まずはコンビを探し出して乗車。もちろん、シートがすべて埋まるまでは出発しないので待ちます。が、いつまで経っても人が来る気配もないため荷物を持って移動。ワゴンタイプの車を見つけてドライバーと話をすると、目的地のルンドゥまで行くとのことなのでこれはラッキー!と思い乗車。しかし、よくよく確認すると他の乗客は目的地の一つ手前の町で降りるとのこと...。ちゃんとルンドゥに行ってくれるのだろうか...。かなりの不安がありましたが、とりあえず信じることにして、車は北に向けて出発しました。この間2時間。やはりオジワロンゴは一筋縄にはいきません。
その後、車のことで多少はいろいろあったんですが、当初の約束通りN$200で無事にルンドゥに到着することができました。(荷物が多かったので値段がお高めです。)もう辺りはすっかり暗くなっていましたが、北に帰ってきた!という安心感が既にありました。この町からインターケープに乗って始まった今回の一学期休みの長期旅行。ようやく終わりを迎えるんだなとしみじみとしながら、到着したガソリンスタンドの向かいにあるレストラン(TRUST ME RESTAURANT)で夕食をいただきました。安くておいしいローカルレストランの味にこれまた癒されました。その後、今日はルンドゥで活動をしている隊員の方の家に泊めてもらいました。