ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

「犬も歩けば棒に当たる」には悪い例えだけではなく思いがけない幸運にあうというプラスの意味も込められている

2016年4月27日、天気晴れのち風強め。

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子どもたちは一学期に入りましたが、教員は本日も出勤です。日本と同じで公務員なので、国が決めている日程表に従わなくてはいけません。なのであと3日勤務があります。しかし、出勤時間、勤務時間などの規定が非常に緩いのがナミビアの何とも言えないゆるいところです。朝の出勤は8時になり、朝のミーティングもないので非常グダグダな感じで仕事が始まります。で、仕事と言いますがもうテストのマルつけが終わって成績もつけ終えている同僚たちはやること無いのでいろいろと好きなことをやって時間を潰すだけです。自分もその内の1人。勤務終了の12時までひたすら歴史の勉強してました。なんともゆるい4時間勤務です。これが明日もかと思うと学校に来る意味がわからなくなってきます。が、仕方ないので納得するしかありません!

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午後からの時間。今日は洗濯して、いろいろして時間を潰してました。時間を潰すっていうのがこれほど難しいとは...。日本にいた頃は時間が無くて時間に追われるような毎日を過ごしていましたが、今は本当にやることもなく、ただただ持て余す時間に悩む毎日です。まぁおそらく二学期が始まったらこんなことに悩んでいたことが幸せに感じるんだろうなと思います。で、だからと言って今、二学期の授業準備をしようという気にならず。あとあと後悔するんだろうな...。まぁ今は仕方ないということにしておきます。

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それにしても今日は朝から夕方まで、気がつけばそこに犬たちが。朝はお見送り、昼はお出迎え。そして夕方、洗濯終えて外でのんびりしてると犬が玄関前にやってきては自分の座っているイスの隣に寄り添ってきて...。かわいい犬たちです。犬に癒されるって生まれて初めてかもしれません。犬は基本苦手なので。誰もいない敷地内でこの犬たちが心許せる存在です。

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で、夕飯の頃にまたやってくるわけです。自分の夕食づくりで出る骨目当てです。だが、すまないと。今日の夕飯は肉使わないから骨ないよーと。ここ最近夕飯食べてなかったんですが、久々にがっつりカレー食べて少し気分もスッキリ!な1日でした。

では、タイムスリップ。
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2015年4月27日、天気快晴。

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あれが1年前かぁ〜と感慨深くなるこの1枚。日々訓練所にこもって語学勉強やらなんやらしかしてなかった訓練生にとってこの日が初めての外での活動でした。所外活動といって、お世話になっている二本松の街に感謝を伝える、そんな1日でした。で、いろいろと活動先があったんですが自分が選んだのは農家のお手伝いでした。で、この日のお仕事は何かというときゅうり栽培のためのハウス作りでした。そして写真のやつがそれです。いっけん簡単そうに見えるハウス作りでしたが、とんでもない!!この青いカーブした支柱を地面に刺すのがなんともハードな作業でした。軍手をしてやってたんですが、1時間も作業すると手にマメが。やわだなと自分で自分が悲しくなる瞬間です。ですが、そこは根性でカバー。午前中いっぱいこの作業が続き、クタクタになったところで農家のお昼ご飯。...美味すぎて幸せだったなぁ。

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午後もいろいろお手伝いをさせてもらって、農家体験を楽しんだ所外活動でした。活動の最後には収穫したらっきょうの根についた土を洗うために近くの川に行きました。この時は
「川でやるの!?」
なんてビックリしてた自分です。世界をまだ知らなかったなと。ナミビアに来てから川に対する考え方がだいぶ変わりました。でも、二本松のこの時の川の水の冷たさは今でも忘れません。大事な雪解け水の恵みでした。
この日、訓練所に帰ると顔が真っ赤に日焼けしてました。そして、そういえばこの農家のお家にも犬がいたなとふと思い出しました。