言葉を覚えたいときの最良の方法はやっぱりしゃべるしかない

2016年4月15日、天気晴れ。

今週に入って本当に朝が冷え込むようになったブンヤです。寝ている最中も朝方になるとタオルケットがないと寒いと感じるようになりました。冬が近づいていると同時に、いよいよ雨季も終わりに差し掛かっているようです。子どもの話によると、どうやら今月末で雨季は終わり、いよいよ来月からは雨の全く降らない乾季に突入するそうです。そして、今週は雨は一滴も降らず。あたりの植物の様子を見ていると、もしかしたらブンヤはすでに乾季が始まっているのかもしれないなと感じる今日この頃です。

テスト3日目。本日の試験は現地語のRukwangali(ルカンガリ)です。日本で言うところの国語になるのでしょうか。ルカンガリの試験にも英語と同じようにPaper1とPaper2があるんですが、今日は何と朝8時半から立て続けて一気に2種類のテストが行われました。こういう風に強引にいくこともあるのがまた不思議です。Paper2は先日ご紹介したように書く能力が試されるテストです。今日のPaper2試験は前回英語の試験で問われた内容がそのまま現地語バージョンになったような感じでした。

(ちなみに、英語に同じく現地語のルカンガリも子どもたちは普段普通にしゃべっていて話す&聞く能力は十分にあるなと感じます。が、やはり書く&読む能力があまりに低いようです。グレード4の子たちには試験監督が問題を読み上げないと試験にならない状態だということでした。)

今日ご紹介するのはPaper1です。ちなみに問題はというとこんな感じです。

これが現地語ルカンガリで書かれたテスト。使用されている文字はアルファベットです。なので、自分はなんとなくの発音を理解して単語を声に出すことはできるんです。そうすると、子どもたちはとっても驚くんです！

「読めるんじゃん！！」

って。そう、日本人は読む能力には特化しているようです。こっちの子どもたちからしたら「読める＝理解している」となるようです。自分からしたら、現地語や英語を話せて聞けている方が何十倍もすごいと思うんですがね。

Paper1で問われるのは読む能力です。文章を読んで、質問に対する答えを書くという形式のテストになります。さぁ、これならできそうだと！一応任地ブンヤに配属になってから8ヶ月が経過し、日々の生活の中でもほんの少しですが現地語を使っています。はじめの頃は単語を覚えることにも力を入れていました！が、こちらは最近はサボり気味。いざ、今の自分の実力を試すべくグレード6の問題に挑戦しました。

1.4 Nsene okara no N$20.00, makura orande mabanana. Tjindji zoge yingapi?

昔の自分がこれを目の前にしたら意味不明だったと思うんですが、少し理解できるのが嬉しいものです。

Nsene → If (もし)

okara → have (持っている)

makura → after (そのあと)

orande → buy (買う)

mabanana → bananas (バナナの複数形)

Tjindji → change (おつり)

yingapi → how much (いくら)

算数じゃないか‼︎‼︎と思わず叫びたくなりました。その後答えを子どもたちに確認したらマルをもらえました。いやー、素直に嬉しい。しかも、この問題の言い回しは今後の算数指導に使えるなと！そして、これを機にまた現地語学習も再開しようかなと思ったところです。

ということで、テスト3日目が終わったところで今週は終了。今日はそのあと荷物を背負って、ルンドゥからのコンビに乗り込み、ただいま車に揺られながら西に向かっているところです。詳細はまた明日お伝えします。そして、途中立ち寄った休憩所で買った今日のお昼ご飯はこのお魚！川沿いのナミビア北部だからこそ食べられるファストフードです。ヘイクという白身魚の丸揚げ！柔らかくて美味しいです。大きいものはかなり身がしまっていてとっても食べ応えがあります。