ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

小数の計算で数はあっているのに小数点のつけ忘れでペケをもらった時ほど見直しを後悔する瞬間は無い

2016年4月6日、天気曇りのち晴れで日が暮れる直前に雨。

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朝のスタッフミーティング。昨日は校長含めた数名の教員と、スクールボートと言われる保護者代表との会議が午後行われたようで、その話からスタート。男性教員が女子生徒とデートしているらしい。本当に?遅刻してくる教員がいる。これはなんとなく心当たりがあります。授業中にケータイでしゃべっている教員がいる。これもいるなぁ。とまぁ、散々と注意から始まるんですが、言われたままで終わらないのがナミビアン気質。
「そもそもその教員をまず先に注意すべきだ!」という正論が出てくると、次は「子どもたちは監視役ではない!」と攻撃態勢に。そして最後には「オーバーワークだ!」という収拾のつかない域に話が広がり...時計はすでに7時30分。この話し合いによって1時間目が残り10分になっているということに関しては、全く問題無いみたいです。もう慣れましたけどね!

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グレード6の子たちは今学期ラストのトピックタスクに取り組みました。小数の計算20問。小数ですが、結局はたし算、ひき算、かけ算の基本的技能が求められるので、前回行った整数の計算テストからの成長度合いがわかる課題となります。40分で20問は少し厳しいかなとも思ったんですが、意外とハイペースに計算をこなしている様子でした。この一学期の何よりも大きい子どもたちの変化が1つあります。ノートやプリント、テスト用紙に計算の過程をかくようになったことです。はじめは何度言っても答え以外かきたがらない子どもたちでした。きれいに完璧に仕上げたいという思いからのことだったんですが、算数学習ではそれが足枷になってしまいます。

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最初の1ヶ月間は本当に毎日のように
Make your notebook dirty!!
と伝えてました。ものすごい言い方ですね。繰り返し繰り返し伝えてましたが、それでもやっぱり自分のやり方を変えることが難しい様子の子どもたちもいました。それが今日、文字どおり全員が迷うことなく筆算の形をプリントにかいて計算に取り組んでいる姿に、この子たちの大きな成長を感じました。殻を破るというのは本当に大変なことだと思います。それでも、自分のやり方を信じて勇気を出してついてきてくれている子どもたち。まだ一学期も終わっていないんですが、来学期からの指導にもますます力を入れていきたいなと感じたところです。
今日は6Bのみがトピックタスクを実施しました。明日は6Aの子たちの番です。すべての結果が出そろったらまた現状の分析をしたいと思います。

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グレード5の子たちには昨日、初めて宿題を出しました。プラクティカルインベスティゲーション、15点分の調べ学習として課題を出したんですが、正直不安でした。...プリントをなくしてしまう子が続出するのではないかと。なので、何回も「宿題、やってこれる?」「プリントをなくさないでもってこれる?」と確認。すると子どもたちはYES連発。おまけにHOMEWORK!! HOMEWORK!!ってものすごく喜んでるんです。よし、じゃあここは信じてみよう!ということで、昨日宿題のプリントを渡して迎えた本日でした。こっちが言う前からせんせー!せんせー!と宿題を見せてくる子どもたち。本当に宿題が嬉しいんだなと感じ、今まで一回も出さなかったことをちょっと後悔しました。来学期は一月に一回くらいでも出してみるかなと。結果的にはクラスのほとんどの子がちゃんとプリントを無くさずに宿題を提出することができました。疑ってすみませんでした。どうだ!と言わんばかりの自信に満ちた表情の子どもたちでした。

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課題のテーマは「人間はどのように水を使っているか」でした。家、学校、そして社会(ナミビア)と3つのカテゴリーに分けて、それぞれの場所でどんな風に水を使っているかを考えて書くというものです。ここでも子どもたちにとっての課題は英語です。英語の課題を読む、答えを英語で書くというのがやはり難しい様子の子どもたち。口で説明して、内容が伝わったかなと心配だったんですが、なんとかわかってくれたようでした。もちろん中には残念ながら答えにならない答えを書いてきていた子もいました。そういう子にも点をあげたい気持ちが山々なんですがね。スペルミスは無問題!これはおそらくあれだよな!?とクイズを解くように答えを解読してマルつけをしていくのはなかなか面白いです。写真の子はなかなかできる子です。「ビールを造るのに使う」というすごい解答に思わず座布団一枚でした。

さぁテスト直前ですが、明日はまた首都にあがります。今から準備を始めます!