ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

ナミビアに来たからこそ気が付けた大切なことがたくさんある

2016年3月6日、天気曇り時々豪雨。

楽しい時間っていうのはどうして終わってしまうのか。わかっていることですが、やっぱりその瞬間を迎えるのはいつも辛いものです。楽しかった2泊3日のウォーターバーグ旅行。いっぱい笑っていっぱいしゃべってリフレッシュしたはずなのに、急に降り出した雨のせいでなーんか気分は落ち込み気味です。隊員仲間とのさよならが雨のせいでドタバタだったのも少し残念。ですが、そんなことも言ってられず今日は任地ブンヤへの帰路につきます。

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今回のウォーターバーグ旅行は、自分のちょうど1年先輩で同じく現職教員としてボランティアに参加している方との最後のナミビア国内旅行でした。楽しい時間の裏でいろいろと感じるものもあり、自分の1年後を考えずにはいられないところもありました。そして実感する「あと1年」。長いなというのが本音です。ナミビアに来たことを後悔しているわけではありません。ここに来たからこそ今の自分がいます。ですが、やはり異国の地で暮らす1年9ヶ月は想像以上に長いです。そして感じる日本人としての自分。ナミビアの文化や生活にも慣れてきているつもりですが、心のどこかではやはり少なからずのストレスを日々感じているようです。なので今日はこんな気分になっているのかなーと。

時たま「なぜ自分はここにいるのかなー?」なんていうどうしようもない疑問が浮かんだりもします。まぁちょうど今なんですがね。隊員仲間との楽しい時間を過ごしたからこそ、その反動で孤独を感じているところです。早めにルンドゥの街に着いたのでいつものロッジにやってきたんですが、なぜだか今日は居心地が悪い。心が休まらない...。日本だったら安心してくつろげる場所がいくらだってあったのに、ここナミビアには本当の意味でのそういう場所はないんだなと実感。些細なことにも警戒をし続けるっていうのはなかなかきついもんです。

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で、ナミビアに来て切に感じる自分のまわりにいる人たちの支えの大切さです。同じナミビアの遠く離れた場所で共に活動を頑張っているナミビア隊員のみんな。国は違ってもそれぞれの国々で活動に一生懸命に取り組んでいる平成27年度1次隊のみんな。そして遠く離れた日本から自分にエールを送ってくれるみんな。みんなが自分を支えてくれています。会えないし、伝えたいことの10%も伝えられないし、遠く離れすぎていてつながっているかもわからなくなることがありますが、今の自分に最も必要なのは間違いなくみんなの存在です。本当に日々感謝の気持ちでいっぱいです。

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「あと1年」
今は長いあと1年。そう思ってしまっている自分がいるのでこれはどうしようもないこと。だから、とにかく今は活動に専念します。今は目の前のことに集中することが余計なことを考えなくさせる唯一の方法です。月から金は全ての時間を子どもたちのために費やします。で、次なる小さな目標(10連休)に向けて「今」に没頭!先の長い一年後のことは今は考えない!(と言いつつ考えてしまいますが、そのつもりで。)その内いつか12ヶ月「も」が、○ヶ月「しか」に変わる時を目指して。

そしてたった今ブンヤに到着。唯一一ヶ所だけあった心安らげる場所。我が家の扉を開いた瞬間、ほっと肩の荷が降りたような気がしました。
今日はたっぷり寝ます!
(今回の写真は全て隊員仲間が撮影してくれたものです。)