ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

一年を振り返った時にありがとうが言えるそんな一年に次の年もしたい

2016年12月31日、天気晴れ時々くもり。

 

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2016年最後の一日は4時起きでスタート。まだ辺りは少し薄暗い中、車に乗っていざナミブ砂漠へ出発です。

 

ナミブ砂漠

ナミビア大西洋側に位置する砂漠。北はアンゴラとの国境付近から南は南アフリカ共和国北端にまで及ぶ。南北は1288km、東西は幅48kmから161km。面積は約50000㎢にわたる。約8000万年前に生まれた世界で最も古い砂漠と考えられている。「ナミブ」は主要民族であるサン人の言葉で、「何もない」という意味である。

後略

(Wikipediaより)

 

2年連続2回目のナミブ砂漠。このブログを書き始めた2016年1月1日にも多少ですがナミブ砂漠について紹介したことを思い出し、内容が被ってはマズイということで先ほど1月1日の記事を読み返しました。

 

次ここに戻ってくるときは、今よりもっと成長していたい!

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まるでここに戻って来ることを予期していたかのようなこの一文に思わずドキ!ちなみにこの1月1日の時点では今年の年末をまた同じ場所で過ごそうなんてことはこれっぽっちも考えてませんでした。 一年前の自分からのメッセージに何だか運命じみたものを感じて不思議な気分になったところです。戻ってきた記念に今年最後のウェルカムボードを砂漠の入り口、セスリムで撮影です。

 

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朝6時頃、ナミブ砂漠の中心部へのゲートが開きいよいよ砂漠の世界へと入っていきます。Wikipediaの引用で紹介したように、ナミブ砂漠はとにかく南北に長い大きな砂漠です。今年3月に訪れたスワコップムンドもその砂漠を感じることのできる街で、砂漠の小さな生き物たちに出会うツアーやバギー体験などができる観光名所の一つです。そしてこのスワコップムンド付近で見られる砂漠はいわゆるザ・砂漠でその色は黄色がかっています。

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対して今回やってきたのはスワコップムンドよりも南に位置するセスリム。まず一目でわかるのはその色の違いです。南部のナミブ砂漠は通称「赤い砂漠」。酸化鉄の影響で砂の色が赤くなり、世界でも珍しい赤い砂の世界が広がっています。

 

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そしてもう一つの特徴が風の影響で形成された自然がつくりだす美しい砂丘です。その内の一つDUNE45に登ってきました。

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赤い砂漠は太陽に照らされることによってさらに鮮やかな赤味を増します。登るのは意外とコレがキツイわけですが、ふと周りを見渡すと一面に広がる砂漠の風景は言葉にできない感動を呼び起こします。

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風がつくりだした線ではっきりと分かれる砂漠の光と陰のコントラストがこれまたキレイ!!また今日は雲一つない快晴に恵まれました。1月1日の記事に載せたナミブ砂漠の写真は雲が空を覆っていましたが、今日はこれまた色鮮やかな青空が映えました。リベンジ成功に心も弾みます!

 

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セスリムゲートから入るナミブ砂漠の中心地はソーサスフレイと呼ばれるポイントになります。そのソーサスフレイからほど近い地点にあるナミブ砂漠の有名な絶景ポイント「デッドフレイ」へ!

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約1000年前にあった水が干上がり、残った白い大地と枯れても未だその形を保った木々が幻想的な世界をつくり出しているデッドフレイ。

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もうこの場所をうまく表現できる言葉は見つかりません。なので写真で雰囲気だけでも伝えられたらなと思います。

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とにかくスゴイ!この一言に尽きます。自然がつくりだす不思議な世界に心は奪われます。この場所も訪れるのは2度目ですが、2度目でもとんでもない感動をもらえる場所でした。

 

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それにしても本当に赤い!風で浮かび上がる砂の波紋がまた何とも言えない美しさです。

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最後はセスリムキャニオンと呼ばれる渓谷を歩いて終了。迫力満点のスケールに大自然を感じました。

 

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ということで2016年最後の一日をここナミブ砂漠で過ごしました。そして同時に、ついにこれで自身のワンイヤーインナミビアが幕を閉じます。...あまりに呆気なさすぎて正直驚いています。が、ふりかえればいろいろあった一年間。いつか時間がある時にこのブログを読み返してこの濃かった366日を振り返りたいなぁなんて思いますがそれはまた先の話。2016年は終わりますがまだこれでゴールではないんです。帰国までの残り2ヶ月チョイ。ワンイヤーインナミビアはいよいよ最終章に突入します。ワンイヤーではなくなりますがそこはまぁ後日考えたいと思います。自分がこのナミビアの地で生活する残された時間を精一杯生きたいなというのが今の来年への抱負。そしてその先のことは...またおいおい。

本当に貴重なチャンスをもらい、こうして健康無事に年越しを迎えることができ、アフリカでの生活を楽しめていることに感謝しかありません。来年も自分に与えられた今を思う存分生きていく所存です!ありがとうございました。そしてまた来年!!

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