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ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

ただの紙切れなのに価値がある お金ってよくよく考えるとすっごく不思議

2017年2月28日、天気くもり。

 

さぁ、旅のあとには任地ブンヤまで帰らないといけないのは当然のことです。残念ながらこの首都とナミビア北東部をつなぐ深夜バスや鉄道といったものは無いため今回もミニバスでの帰省となります。まぁどおせ乗り場に早く着いたところで出発することもないだろうとは思っていましたが一応朝7時半頃に乗り場に到着。ルンドゥ行きを探してる旨をキャッチのお兄ちゃんたちに伝えるとすぐに車を指示されて乗車。そのままガソリンスタンド等によることもなく出発。...キセキです!!

 

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さぁブンヤに帰るだけの本日。今日は昨日までのジンバブエ滞在記の中で書いていないあるモノについてのお話を。まずはこちらの写真。お土産やさんで見つけたカワイイマグカップです。色とりどりで楽しい気分になりますが、このマグカップに貼り付けてあるモノ。こちらはジンバブエのお札なんです!!

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ジンバブエのお札問題は結構有名で日本でも数年前にニュースで取り上げられていました。ちなみにこちら!発行されなかったジンバブエの幻のお札です。その額5000000000000000000000000000ジンバブエドル!!ゼロがなんと27個!!オクトリオンって何!!?もう凄すぎて意味のわからない数字です。さぁなぜこんなとんでもない額のお札が発行されかかったのか。

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その名もハイパーインフレーション!詳しくはネットで調べていただけるとわかるので簡単に言うと国民を救うために紙幣を増刷したことによって紙幣価値が下がり、モノの値段が上がり、それに対応すべくさらに紙幣を増刷し、それでさらにモノの値段が上がりをひたすら繰り返していった結果です。するとまぁなんてことでしょう。

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ドーーーン!!こちらがこれまでに発行されてきたジンバブエドルです。2008年の8月から発行された第4シリーズ。当然一番はじめは1ジンバブエドルから始まったわけですがそれがわずか半年の間に最高額1兆ジンバブエドルというお札が発行されるまでに至ったわけです。まぁこうなってくると1ジンバブエドルなんて本当に紙クズになっちゃうわけですね。こらがまだ8年ほど前の出来事だというから驚きです。

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ちなみに現在はハイパーインフレーションも落ち着きを見せている様子のジンバブエ。流通するお札は信頼のUSドルが主流です。そして再びのインフレを懸念する政府はお札の発行にもそりゃ慎重になります。それが慎重になりすぎているために現在ジンバブエではお札不足が発生しています。新たに発行されたジンバブエボンドと呼ばれるお札があるわけですが、結局首都ハラレでは一回もATMでお金をおろすことはできませんでした。こんなことはアフリカで初の体験!ヴィクトリアフォールズの街でようやく、ようやくお金をおろすことができました。それでもいろいろとATMを回ってやっとでしたね。なので教訓!ジンバブエに行くときはUSドルを用意していこう!!

 

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さぁこのとんでもない金額のジンバブエドルたち。現在では貨幣価値はまーーーったくないタダの紙切れになってしまったわけです。なのでそのジンバブエドルをリメイクしたお土産なども見かけます。しかーーーし!ここに一人そのジンバブエドルに興味がある男が。というより「お札」に興味があるんです。これまでも旅してきた国のお札は基本的に全種類集めてきました。そして最後にやってきた国ジンバブエ。現行のお札は2種類のみ。そして貨幣価値はないもののお札と呼ばれるものはザッと80枚ほどはあるわけです。...集めたい!!ということでまずはハラレで知り合いになった方に眠っているお札を譲ってもらうことに。これだけでもかなりの量がありました!

そして一度集め始めたら全部集めたい好奇心旺盛なA型は伝説のお札、いわゆるミューツーやらファイヤー、サンダー、フリーザーをゲットするべくヴィクトリアフォールズで捜索を始めたわけです。お土産やさんに行くとドサッとお札がカゴの中にあるんです。貨幣価値は無くなったものの今度はその希少価値や話題性からお土産としてお札がお金に変わっているんです。面白いです。そして出会った「トリリオン」4種!発行された中で世界最高額のお札のギネス記録をもつOne Hundred Trillionジンバブエドルも見つけ出しました。そしてお値段は交渉次第!アマゾンで検索すると9800円もするギネス記録のお札をうまいことお手頃価格でゲットできました!!やったーーー!!そして本当に親切なジンバブエの人々。ありったけのジンバブエドルを持ってくると「持ってないお札はどれだ!?」といって探してくれるんです。ありがとーーう!

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そしてなんとついに第4シリーズのお札を全部揃えるまで残り2種類というところまできたんです。が、これがなかなか難しい。トリリオン的な高額紙幣はジンバブエの人々も売れるとわかっているのでちゃんと保管してあるんですが、逆に誰も買わないような安い紙幣は取り揃えてないんです。まさかこんなジンバブエドルを全種類集めたいなんていう客がいるとはね。なのでお土産やさんを何軒も巡るしかありません。はぐれメタルを探すような気分です。おっ!いたいた!!1万ジンバブエドル!!よし、これであと1種類!!!! 

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...無い。お土産通りで探してもオープンマーケットのお兄ちゃんたち総動員で探しても無い。マジかぁ。あと1枚で夢途絶えるかぁ。最後の望みでもう一度お札探しに協力してくれたお兄さんたちのところへ。改めて確認して、自分でも確認して...無い。飛行機の時間もあったのでここが潮時だなと思いありがとうを伝えてお店を出ようとしたホントその時でした。

「あるよ」

ウォーーーーーー!!!!!!たくさんの札束の中からオジちゃんがその一枚を探し出してくれたんです!!スゲーー!!最後の一枚は10万ジンバブエドルでした。いや、マジでスゴすぎて感激ものでした。第4シリーズコンプリートです!超うれしい!!

 

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ナミビアに戻ってくるとJICAナミビアの支所やいつもお世話になっている宿の近くを走っている道路の看板に目がいきました。ロバートムガベ通り。このロバートムガベさん。今までいったいどこの誰の名前なんだとずっと疑問だったんですが、今回の旅でその答えがわかりました。この方、独立後のジンバブエ初代大統領にしてこれまで37年間ずっとその座に就いていらっしゃるものすごい方だったんです!!つまり!このハイパーインフレーションからのお札問題を引き起こした張本人です。まぁ彼がいたことでこうして色とりどりのキレイなお札を集めて喜ぶジャパニーズがここに一人。でももうこれ以上集めるのは大変なので、ジンバブエの人々のために精一杯頑張ってほしいなと思うのでした。

 

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ということでコンビ(ミニバス)でおよそ8時間でルンドゥに到着し、現在ブンヤに向かう車の出発を助手席で待っているところです。怖いくらいにコンビでの移動に慣れた自分。そしてこれで最後のコンビと言いたいところなんですが、まだこのあと国内旅行を計画しているんです!!明日から3月。もう残り日数わずかですが最後の最後の最後まで!ナミビア生活を謳歌します!!チョーーーー充実した2月でした!