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ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ

如月 授業風景 活動報告

2017年2月8日、天気晴れ。

 

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昨日今日、合計3時間を使って取り組んだグレード5の学習活動について今日は書きたいと思います。グレード5の理科は昨年も受け持ったので今回が2度目の指導になります。2回目ということで昨年の反省を活かして指導法を改善できるので今年は最初からジェスチャーを取り入れたり、シンプルな学習を意識したりして日々指導をすすめています。そんな中、今年初の実践的活動の課題に取り組みました。テーマは「花のつくり」。昨年にも同じ課題を与えて子どもたちに取り組ませましたが、自分の中で少し納得ができなかった活動でした。ということで今回はリベンジ!今の自分でどこまでできるかの挑戦です!!

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花を構成するパーツについて調べるというこの活動。昨年はナミビア中でこの時期によく目にする黄色い花を使って観察実験をしました。が、これが小さくて子どもたちには少々操作がしづらかった!ということで今年は校門の外で見つけたアサガオのような花を使うことにしました。合弁花なので花びらの分解が難しいですが、大きな花なので操作しやすく、雄しべと雌しべもハッキリとわかりやすいです。ただ、この花は学校の敷地外にしかないんです。なので昨日は子どもたちに事前指導をしっかりとしてから授業中に初めて外に出ました。お目当の花をゲットして無事に教室に帰還。さっそく花を分解してつくりを調べました。

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普段見ているいわゆる子どもたちが「Flower (花)」だと思っているものが「Petals (花びら)」。花の中心に一本だけあるのが「Stigma (雌しべ)」。雌しべのまわりにたくさんあるのが「Stamens (雄しべ)」。英語にするとやっぱり難解です。それらを一つ一つ確認しながらセロテープでノートに貼っていきます。昨年はこのセロテープ切りを自分が行いました。これが大変で仕方なかったし効率がまぁ悪かった。なので今年は一人一つは用意できませんでしたがセロテープを子どもたちに渡して自分たちで協力して取り組ませることにしました。何から何までやらないと!と思っていた去年の自分は子どもたちに任せるという大切なことに改めて気付いたのでした。ナミビアの子たちだってちゃんとできるんです!!さぁ、ここまでが昨日の活動でした。

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実践的活動(Practical investigation)

課題『花のつくりを調べよう』

①花のパーツを分解する。

②分解したパーツを種類ごとにノートに貼る。

③パーツの名前を記す。

※学校の敷地内にある花を3種類調べること。学校の敷地外には決して出ないこと。

 

これは成績に加味される15点満点の活動になります。昨年は黄色い花1つを分解しただけで終えてしまったこの活動。子どもたちも楽しそうではありましたが活動が知識として定着したかと言われると弱かったなと。なので今年は子どもたちを信頼してスケールを大きくすることに!ここからは自分たちの手で花をとってきて、自分たち自身で花のつくりを調べさせることにしました。

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心配事はいろいろありました。教室の外に行かせて果たして子どもたちはちゃんと帰ってくるのか?花を見つけてちゃんととってこれるのか?...心配しすぎでした。それどこで見つけたの!?というような自分も知らない花を見つけてくる子どもたち。そして早くノートに貼りたいから教室に走って戻ってくる子どもたち。よかった。自分の「楽しい」と子どもたちの「楽しい」がマッチしたなという確かな手応えを感じました。

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ノートに貼ってハイおしまい!ではありません。この活動で大事なのは①自分の目で実際に花のつくりを観察すること②それぞれのパーツの名前を確認することの2点でした。たくさんの花を調べることでそれぞれの名前を印象づけることもできると考えました。

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そしてここで自分が昨年一年間で感じた子どもたちにとって一番必要な支援を行います。

『できてるよ!あってるよ!』

算数でも理科でも子どもたちに「自分はできてるんだ、わかってるんだ」ということを実感させることが何よりも大切です。それが自信につながってもっと頑張ろうという意欲が生まれます。この活動の中でも子どもたちの取り組みを認めてあげることが課題達成には必要だなと考えました。そこで1つ花を調べ終えたらシールを1枚!これだけで①認めてもらえた②嬉しい③もう1枚欲しいから次の花も調べようになります。ものごとを最後までやりぬくというところに課題が見られるブンヤの子どもたちの実態に即した自分なりの手立てをとってみました。

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全部で60人の今年のグレード5。セロテープ片手に切って渡して切って渡して。そしてチェックをしてシールを貼ってあげて。フォローが必要な子にはしっかりと活動を説明して。本日2時間、自分も教室で休む間も無く動き続けて大変でしたが、子どもたちが夢中になって活動に取り組む姿がとっても嬉しく、パワーをもらいました。

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本物を見る。本物を感じる。大切なことの一つだと思います。提出された課題をさっそくチェックしました。昨年は多かった花びらのことを「花」と書く子が今年はわずか2人ほどでした。たくさんの花を調べたからこその成果かなと。そして実際に調べたからこそ気付いたことも子どもたちの中にきっとあるはずだと思います。昨年はワークシートを使いましたが今年は思い切ってノートに直接貼り付けて見たのも一つのチャレンジでした。表を作ってキレイに貼ってというのもいいですが、自分の思いのままにというのもアリかなと!仕上がった課題を見て「ビューティフル!」と感動する子どもたちがいたことが印象的でした。うん、とってもステキです!

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ということで2度目のチャレンジは終了しました。頑張った子どもたちに拍手です!次時は今回理解した花を構成するパーツたちそれぞれの役割について学習していきます。今日の活動がきっと活きてくるはずと期待しているところです。最後に、今回の活動で単純計算60×4=240の花を使いました。生き物について学んでいる子どもたちには生き物を大切にすることも教えたいということで

「分解するときは『ソーリー』を忘れずに」

と伝えました。教室中から聞こえるソーリーの声にホッコリしたのでした。