読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

跡を濁さない立つ鳥はちゃんと以前から計画的な準備をしている

2017年1月21日、天気晴れのちくもり。

 

f:id:TPVC28-Namibia:20170121194220j:image

授業も始まり来週に控えた帰国報告の準備も同時進行ですすめるということで今週は長い一週間になるぞと思っていた月曜日。そして気が付けば金曜の午後を迎えていました。本当にあっという間すぎてビックリ。何もやってないんじゃないかと疑いたくなりますがまぁ帰国報告はカタチができあがったし授業もまだ数回ですが実施しました。それにしても早かった。そんな風に今週を振り返っていた金曜午後。...片付けするか!いよいよ帰国までも2ヶ月を切ったところ。そろそろヒマを見つけて身辺整理を始めないと痛い目を見ることはこれまでの人生でも経験済みです。まずはもう使わないなと思われるものを処分するところからスタート。もしかしたらなんてとっておいてもまぁ使わないものは使わないんだなということを改めて認識しました。そしてビニール袋がひとまず一杯になったところでゴミを捨てに外へ出ました。ゴミ捨て場からも川が見えるというミッションのロケーション。思わず川に見とれてその場でボーッとしてしまったわけですが、そうだ!と思いつきちょっと散歩をすることに。きっといるはずだと思って向かって見るとやっぱりいました!

 

f:id:TPVC28-Namibia:20170121194249j:image

ミッションが所有する東京ドーム何個分なのかは正直詳しくわかりませんがとにかくとんでもなく広い畑。そこで農作業をする子どもたち!一週間の学校が終わったばかりですが子どもたちは休む間も無くミッションの仕事をしていました。彼らが育てているのはマハングーと呼ばれるナミビア北部の主要な穀物です。今のこの時期にどれだけ手間暇かけて畑仕事をしたかがその収穫に大きく関わってきます。まぁあまりに畑が広いのでその作業も一日や二日で終わるようなものではありません。もうすでに育ち始めているところもあれば、まだ耕されてもいないところもあります。必然的な二期作になるわけです。

 

f:id:TPVC28-Namibia:20170121194319j:image

土を柔らかくしたり雑草のみを丁寧に除いたりする彼女たちの鍬の扱い慣れた姿にはもうスゴイの一言しか出てきません。学校生活だけでは決して見ることのできない子どもたちのステキな一面。自分たちの民族としての誇りを感じさせられます。日本では一次産業の跡取りがいない!さぁどうしよう日本?なんてことを小学5年生の社会で学習問題として取り上げます。しかしどんなに食料生産の大切さを理解したところでやはり最後は誰かに任せるというのが日本人だと思います。日本だって昔は誰もが田んぼや畑で農作業をしていたわけですが、急激な経済発展の中でその文化がものの見事に消えたんです。決して悪いことじゃありません。それだけ暮らしが豊かになったってことです。そしてそもそも国土の狭い日本は誰かに頼るしかないわけです。誰かがなんとかしてくれる!豊かな日本だからこその感覚なんだと思います。

 

f:id:TPVC28-Namibia:20170121194345j:image

正直ナミビアも現在はスーパーに行けばマハングーでもトウモロコシでも買えてしまう時代です。首都のウィントフック近辺や大きな街になるとやはりスーパーに依存して生活をおくるナミビア人がほとんどです。誰もが便利な生活に憧れるのはあたりまえです。しかし今でも可能な範囲での自給自足の生活をおくる人々がここにはいます。本当に薄っぺらい表現ですが、スゴイです。まぁスゴイなんて言葉を発しているあたりがもう自分事として捉えていない日本人だなーと自分でも思います。それでもスゴイです。カッコイイです。

「せんせー、どうやってやるか知ってる?」

必ず帰る前に一度子どもたちから教わろうと思います。

 

f:id:TPVC28-Namibia:20170121194511j:image

こんな農作業風景が見られるのも残り2ヶ月ありません。んー、信じられないような寂しいような。ということで片付け再開です。来週首都に上がった時に日本に送ろうと思っている荷物のピックアップなんかもしていると懐かしいものを発見!ナミビアに来る前まで使っていた手帳を見つけてしまいました。...あれから一年以上が経過したんだと思うとこれまた不思議な感覚になりました。自分の中で日本は旅立ったあの時から時間が止まったまんま。その時計の歯車がもう一度動き出そうとしているんだなと。この身辺整理はいわばネジを巻いているところ。動き出すことが怖いような楽しみなような。全ての真実を知った状態で地上に帰る浦島太郎の気持ちはこんななんだろうなと思います。知らないって幸せなことです。

f:id:TPVC28-Namibia:20170121194537j:image

そして片付けのあとは気分転換で走ってきました!何もかもが忘れられる気持ちのいい時間です。ということで、ここまではこれ昨日の内容。本日土曜日、ルンドゥの街へと向かう途中にはもうすでに朝早くからまた農作業をする子どもたちの姿がありました。やっぱりスゴイです!