読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

じっくりしっかり向き合えば本当に大事なことが見えてくる

2016年11月29日、天気晴れ。

 

f:id:TPVC28-Namibia:20161130192804j:image

ブンヤセカンダリースクールは今年度も残すところあと一日となりました。他の学校は試験終了後も2日間は子どもたちが登校しますが、ホステルで寮生活をしている生徒が半数を占めるブンヤセカンダリースクールは明日が最終日!国が決めた日程に当然のように従わないその学校としての器の大きさに驚きつつ感謝をしたいと思います。つまり、明日が終わるとそっから長い長い休みがスタートするわけです!!まだ実感が湧きませんが明日になればきっとイヤでもホリデー気分になるんだと思います。

 

f:id:TPVC28-Namibia:20161130193045j:image

今日は朝イチで昨日マルつけと成績表への得点入力を済ませたグレード6の算数の試験の結果分析を行いました。うん、正直書きぶりからわかるかもしれませんが...複雑な心境です。理由は2つ。一つ目は非常にシンプル。プライマリーの学年末試験は算数のみが問題用紙が2枚あるんです!そして試験は二日に分けられて実施されるのでまだこれで終わったわけではないという事実がもどかしさを生んでいます。昨日行われたのは60点満点のテストで、明日の最終日に行われる二度目のテストが40点満点。合計で100点満点となるわけです。一応「知識を問われる問題」と「実践力を試される問題」のように分かれているそうなんですが、そこの線引きはなんともビミョー。なので、マルつけはとっくに終えましたが終わった感が無くモヤモヤしています。

 

そして二つ目が...自分で自分がイヤになる理由です。マルつけを終えて正直思ってしまったことは...たくさんの「なんで?」でした。なんで覚えてないの?なんで小数点忘れるの?なんでここでこんな間違いしちゃうの?なんで答えを書いたあとにもう一度見直ししないの?なんで単位を書かないの?なんでなんでなんでなんで.........。わかってるんです。なんでってそりゃ自分の指導力が足りてないからです。一学期に習ったことはすっかり忘れてしまっていた子どもたち。口で「復習しといてね!」と伝えるだけでは不十分なことはわかっていたものの時間を言い訳に指導しなかったのは自分です。体積、11月に入って最後の追い込みの時期に指導した内容ですが、こなした練習問題の数は少なかった。丁寧に経験を積ませてあげれば子どもたちの知識として定着したはずですがそこを怠ったのも自分です。全部自分なんです。そしてその事実は自分ではっきりとわかっています。なのにそんな自分の責任を棚に上げて心の中で子どもたちにその責任をぶつけてしまうもう一人の自分が本当にズルいし情けないし悔しいです。

 

f:id:TPVC28-Namibia:20161130193436j:image

っていうのが昨日のマルつけ直後の自分。突きつけられた現実と向き合うのが怖いから逃避しようと勝手に思考回路が働いていたのかなと。そして一日経って本日、子どもたちの結果の分析をする中でもう一人の自分と少しずつ折り合いをつけていきました。落ち着いてじっくり向き合うって本当に大事です。ただの答案ですがそこにはちゃんと子どもの姿が映し出されていました。「素数」や「倍数」といった英単語の知識が必要な問題は案の定理解しきれていない子どもたちですが、一学期に繰り返し指導した拡張表記(321=300+20+1)や数を小さい順に並べるといった問題ではちゃんと実力を発揮している子がいました。位に関しては指導が足りなかったなと反省。何度言ってもなかなか子どもたちの中で落ちなかった四則計算のかけ算とわり算を優先的に計算するというきまりも学年全体からしたらほんの25%ほどの子どもたちですがちゃんと理解してくれた子がいる事実は嬉しいものです。小数の計算はひき算よりもかけ算の方ができがいい!たくさんかけ算を練習した成果かなと。そして自分の予想とは裏腹にあまり定着していなかった体積の求め方でしたが、その前に指導した周囲の長さを求める問題はなんと90%近くの子どもたちが正解することができていました。数多く問題を解かせることの大切さに改めて気付かされたところです。

 f:id:TPVC28-Namibia:20161130193322j:image

子どもたちはこの一年本当によく頑張ったんだという一番大事な事実を見落とすところでした。点数絶対主義のナミビアの教育にすっかり染まってしまった自分のくらんだ目を覚ましてくれたのは子どもたち。一人一人の解答を見ていると、たし算できるようになった子、比例の学習に意欲的だった子、ついに四則計算の順序をマスターした子、たし算を使ってでもかけ算の答えを導き出そうとする子など、子どもたちのこの一年の取り組み、努力、成長の跡がハッキリと見受けられました。これこそ自分が向き合わないといけない子どもたちの姿だよなと。

 

f:id:TPVC28-Namibia:20161130193557j:image

点数だけ見ても決して悪い成績ではありません。かといってとっても良かったとも言えないのが事実。あまり過信してはいけないのはわかっていますが、この子たちならもっとできると信じたい!たとえば計算の確かめ算や小数点の確認、単位を書いたかの見直しなど小さなことでも取り組めば確実に点数が上がる子がいます。今日は明日の最終テストに向けて子どもたちに最後の激励をしました。ホリデー前にベストを尽くそう。明日が本当に本当のラスト。がんばれ!!