ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

涙まじりの雨が降っても 三十路街道 止まらずに行こう

2016年10月16日、天気晴れ。

 

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たらればの話はしても仕方ないというのはわかっています。でも、今日だけ。もし青年海外協力隊に参加せずに日本で平穏無事な日常を過ごし続けて今日という日を迎えていたら。まぁおそらく30歳になったことを嬉しく思うことには変わりないと思います。きっと日曜だしどっか出かけて美味しいもの食べてなんていう感じに過ごしていたのかなぁと思います。が、きっと中身は無かった。ただ単に30という節目をお祝いするだけの一日だったのかなと。

本日、ここナミビアの地で30回目の誕生日を迎えました。正直自分は誕生日というものに特別な何かを感じる人間ではないです。が、今回は少し違いました。過去を振り返る時間がたっぷりあったこと、そしてナミビアという非日常にいるからこそ自分を見つめ直せたことなどなどいろいろな要因があってか、すごく感慨深い節目の誕生日になりました。何を感じてどう考えてるのかを文字にするのはなかなか難しいんですが、とにかくいろいろな思いが交錯しているところです。目まぐるしく時間に流されるように毎日を生きていた日本ではきっと感じることのできなかったことなのかなと思います。そういう意味でこの異国の地でこの節目を迎えられたことに改めて感謝したいなと思います。

 

ハタチからの10年間は本当に激動でした。サークル&友だちと過ごす時間に全てを費やして遅めの青春を謳歌した大学時代。キラキラしてたなぁ。そして永遠に続けばいいなと思っていた大学生活でしたが現実に一気に引き込まれた教員採用試験。人生で初めて本気で勉強したのはこの時でしたね。図書室にこもってひたすら教育原理やら心理やらのワードを頭に詰め込んだのが懐かしすぎる。ピグマリオン効果とかペスタロッチとか!隠者の夕暮れって何だよ!?って感じですが、あの頃は必死に覚えてました。それがどう今につながっているかはわかりませんが、こうして現在教員として仕事させてもらっているのはあの時の努力があったからこそです。

大学時代の振り返りだけで文字数かなり使ったのでこっからはサラッと!2009年の春、夢に見続けてきた教師人生がスタート。初任校でお世話になった6年間、いろいろありました。本当にいろいろ。大変なことや苦労したこと、反省や失敗ばっかりが一番はじめに思い出されるのが残念ですが、ステキな思い出もちゃんと胸の中にしまってあります。そして2015年の春、青年海外協力隊訓練生としての生活が始まり、同年夏に今のブンヤセカンダリースクールに着任。両方合わせて現在教員8年目になりました。ですが未だに自分が教壇に立っているのが他人事で違和感すら覚えるのが正直なところ。「先生」や「せんせー」と自分のことを呼んでくれる人がいることは今でも嬉しくて新鮮で、少し照れくさい感じがします。そしてその度に「あっ、自分は先生なんだ!」と再認識。その名に恥じないよう精一杯頑張らないとなと日々小さな気合が入ります!日々精進です。

 

30を迎えて、まず何よりもはじめに全ての人にありがとうを伝えたいです。今の自分がいるのは自分のまわりにいた全ての人のおかげです。使い古された言い方ですが、この当たり前のことをようやく理解できた気がしています。ここナミビアで。本当はスペシャルサンクス!的な感じで全員の名前を連ねてみたいところですが文字数の関係で省略させてもらいます。が、本当に全ての人に感謝したいです。ありがとうって言いたいなぁ。

 

そして最後は節目ですから三十代の豊富を書いておこうかなぁと思います。とにかく今はやりたいことがありすぎて困ってます。人生設計とか未来予想図IIとかが苦手なのでまぁ行き当たりばったりな三十代になるのは間違いないことは今からわかっています。が、とりあえずやりたいことはやる!妥協をしないということは常に意識しておきたいなと思うところです。そろそろ守りに入りたいような気もしますが...攻撃こそ最大の防御!「今」の積み重ねを大切にしていきたいと思います。

 

ということで30歳の誕生日のブログは自分の書きたいことをツラツラと綴ってみました。誕生日は特別でも何でもないと言いつつ、やはり特別なようです。そして写真は二泊三日のディブンドゥからの帰り道でついに撮影したルンドゥの街のウェルカムボード!ウェルカムの文字が無いのが難点なんですが、これでよしとします。24枚目です。そして今日のブログのタイトルはこれしかない!!とずっと前から決めていました。やっとこの歌を自分のものとして聴けるようになったことが嬉しく、なんだか少し大人になった気分です。ってハタチが言うようなセリフですね。気持ちはまだまだ20代!という言葉を使ってる時点でもうすでにオジさん感が出てしまってますが、やり続ける美学を忘れずに三十路に花を咲かせていこうと思います!!三十路ボンバイエ!!!!ありがとう!!!!