ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

ギャップのある人に憧れる自分にもきっとギャップはあると信じてみる

2016年10月5日、天気晴れ。

 

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本日、10月5日はナミビアの学校はTeacher's dayという休業日です。昨年は土日につながっていたので三連休でしたが今年は水曜日のため単発のお休みの一日。それでも週の真ん中水曜日が休みだとなんか一週間が短く感じられるのでこれはこれでありだなと。それにしても年間予定もそうですが月予定もイマイチあるのかないのかハッキリしないのがブンヤセカンダリースクールです。子どもに「水曜日はお休みだよねぇ〜」なんて話をしても「えっ、そうなの!?」という反応が返ってくるところを見ると、子どもたちは週予定すら把握していないわけです。それでもなんとかなるからまぁいいのかなぁとも思いますがね。保護者向けに年度始めには年間予定を、毎月はじめには詳しい月予定を配布する日本の学校は改めてすごいなぁと感じる今日この頃です。

 

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貴重なお休みをどうやって過ごすか。今日はお昼過ぎ、いや夕方近くまでのーんびりして日常から現実逃避。これはこれで贅沢な休日の使い方です。それにしても暑い。で、やっと日も傾いてきて少し暑さも和らいできた夕方5時頃から活動開始です。以前ルンドゥの街で購入してきた釣り糸と釣り針、それとハサミを持って川沿いへ。「せんせー、明日は何時に来るの?」と昨日の授業終わりに声をかけてくれた子どもたちがスタンバイしてくれていました。さぁ、ついにブンヤで釣りデビューです!!まずは釣りに必要な竿を作るところから。ルンドゥのアウトドアショップに行けば立派なものが買えるんですが、ブンヤの川でそんな高価なものを使っている人は見たことがありません。やはりここは彼らと同じスタイルで!なのでまずは枝探しからスタートです。しなりのある良さげな枝をとってくれました。

 

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そして買ってきた釣り糸を竿の先端に結びつけます。釣り糸の長さは短めか長めで選択できるそうで、今回は彼らのオススメの長めをチョイス。真剣に竿作りをしてくれる彼らの表情はもう川の男って感じでした。普段学校で見ている彼らとは全く違うカッコよさがあり、自分は彼らの作業をだまーって見つめるだけでした。

 

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 釣り糸を結びつけたら最後は先端に釣り針をつけます。すると近くにいた別の少年たちが駆け寄ってきました。何も言わずに木の枝を持ってきた一人の少年。そこにこれまた何も言わずに釣り針を引っ掛けて釣り糸を編み物でもするかのような手慣れた手つきでグルグルと結びつけるもう一人の少年。ちなみに2人とも顔馴染みの生徒なんですが、学校とはこれまた別人の顔にビックリ!正直勉強は苦手な方の生徒たちなんですが、魚釣りに関してはもう得意中の得意な様子。生きる力では彼らには到底かなわないなと思わされたところです。カッコいいなぁとただただ感心してました。

 

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さぁついに釣竿が完成!これでついに釣りデビューだ!!と思ったんですが、なんと肝心のエサとなるミミズがいない!どこでも手に入るんじゃないの?と素人考えで思っていたのですが、ミミズが手に入るところはここから離れたところだそう。ということで今日は残念ながら釣りできず。ですが、ミミズは学校の近くで買える場所があるとのこと。ミミズで収入を得ている人もいるということです。なので金曜日に釣りをすることを彼らと約束して今日は解散。すると帰り際、「せんせー、釣竿を直したいから釣り糸と釣り針を分けて下さい」と彼らが珍しく英語でお願いしてきまして、もちろん二つ返事でオッケー。その代わり金曜日、ちゃんと教えてね!と伝えると「もちろん!」という自信満々の表情の彼ら。こちらこそ、彼らをせんせーと呼ばせていただきたいと思います。写真は金曜日の自分を想像して一枚。最高の釣りライフが始まりそうな予感です。

 

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最後にこちらが自分のマイ釣竿です。作ってくれた2人には感謝しかありません。途中から参加してくれたボーイズにももちろん!この釣竿で釣った魚を料理していつか彼らにご馳走できる日が来ればなぁなんてことを考えてます。いやぁ、今から金曜日が待ち遠しいです。

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