ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

魚が美味しいと感じるたびに日本人に生まれてよかったと思う

2016年9月24日、天気晴れ。

 

ジワジワと気温が上がってきているブンヤです。先週お世話になった調整員の方の話によると首都のウィントフックではまだ少し肌寒い日もあるようです。それに比べてカバンゴはもう暑い暑い。南北に延びている国土では場所によって気候もだいぶ変わります。ナミビアの北の端の村ブンヤは今日も暑いです。

 

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 夕方2時3時の一番暑い時間帯にブンヤを歩いていると前方から子どもたちが歩いてきました。そしてその手に持っているのはカバンゴ川の恵み!本格的に魚のシーズンがやってきたようでここ最近はいたるところで釣った魚を売る男の子たちの姿が見られます。そしてこれはいいチャンス!と思いついに初めて川魚を彼らから買うことにしました。三尾でN$25。そして買うついでに彼らに今度釣りを教えてもらう約束も取り付けました。釣り糸とフックを買ったことを伝えるとそれならもう大丈夫とのこと。来月の楽しみが一つできました!

 

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 今日買ったのはこちらのティラピアというお魚です。カバンゴ川で一番多く取られるポピュラーなお魚です。なんとこのお魚は日本でも養殖されていて、チカダイ、イズミダイとして出回っているそうです(自分の電子辞書調べ)。小さい魚というイメージがあったんですが持ってみると意外とズッシリと重みがあります。ちなみに一枚目の写真の左の男の子が持っているもう一回り大きい魚はタイガーフィッシュと呼ばれる魚でこちらも有名な魚の一つです。いつかは自分で釣り上げたいこれらのお魚たち。今日は自分で釣った際にちゃんと捌くための初練習!夕方から魚との格闘が始まりました。

 

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ナミビアに来て本当に思うことはたくさんの初めてを経験しているなということです。日本にいたら決してやっていなかったようなことにもいろいろと挑戦している自分がいて、なんだかとっても不思議な気分です。これもまたそのうちの一つ。三枚下ろしという言葉は知っていましたが、自分でやったことなんて一度もありませんでした。ネットで検索してやり方を調べまして、家庭科の自習をしているような気分でいざ初挑戦!頭を切り落として内臓を取り除き、水で洗って下身と上身と中骨の三つの部位に分ける。3枚と言っておきながら食べられるのは2枚だけじゃんなんて思いながらも、綺麗に中骨が切り出せた時の快感がたまらない三枚下ろし!初めてにしては上出来かなぁと自画自賛。まぁ時間はかかりましたが、これでまた一つ調理の幅が広がった気がします!頭の中でレベルアップの効果音が流れました。ただウロコを取るのが大変だった。次回は下ろす前に処理します。

 

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ブンヤに来て初めて魚調理をした本日はまた一つのプチ記念日になりました。で、中骨を活かす調理方法はまだ会得していないので今日はいつも鳥や牛の骨を外の犬たちにあげるように魚の骨と内臓を玄関先に置いておきました。すると!今日の来客はネコちゃんでした。大きな中骨を小さな口にくわえて、その場で食べずに自分たちの住処に持って帰るネコちゃん。そのあとをケータイ片手に静かに追いかける自分。初めてネコちゃんたちに喜ばれることをした気がして少し嬉しくなりました。

 

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ということで今日のテーマは「ティラピア」!!自身初のティラピアを使った料理に選んだ調理方法はムニエル。うん、美味しい!!クセのない柔らかい白身魚なのでシンプルな味付けが引き立ちます。ここに緑の野菜とトマトなんか添えたいですねぇ。レモンも!これでますます自分で釣った魚を自分で捌いて調理したくなりました。ちなみに、できたら川魚を刺身に...なんて思ったんですが、ネットで検索したらこれはやめておいた方がいいようですね。またまた電子辞書調べをすると刺身などにしても美味!なんて書かれているのでお腹を壊してでも!!なんても考えてみましたが、白身魚の刺身は日本に帰るまでお預けにしておきたいと思います。