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ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

自分の命に関わる大事なことから目をそらしてはいけない

2016年9月8日、天気晴れ。

 

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サマータイムが始まってから朝のリズムが未だつかめていません。5時半にアラームをかけて目を覚ますも外はまだ真っ暗。朝感ゼロなのでいまいち身体のエンジンがかからずちょいと二度寝をしようものならいつの間にか6時になっていて急いで支度をする日々が続いています。

 

今日はなんだかいろんな面白い発見があった1日でした。全部をまとめて一つの文章にするのは難しいので一つ一つ区切って紹介していきたいと思います。

 

ナミビアの子どもたちと「時間」

グレード6の時計の学習もまとめの時期に入っています。正直教えなくてはいけないことがまだまだあるんですが、引き際が肝心だということをこれまでの指導経験で学びました。あまりいろいろ教えすぎると逆に混乱と学習に対する意欲低下を引き起こしてしまうので、いい感じの手応えを感じている間にこの単元は終えようと思います。

で、ちょっと気になったので子どもたちにアンケートをしました。

「自分の家に時計はありますか?」

6Aの生徒52人に質問したところ「ある」と答えたのは11人でした。そしてこの「ある」と答えた生徒はみんなミッションで寮生活をしている子たちでした。つまり、ブンヤの村で生活をしている子たちの家には時計は「ない」というわけです。まぁやっぱりなという感じでした。彼らの家に時計は不要なわけです。ではそこで気になるのが

「どうやって時間を判断しているの?」

便利な時代です。家族の内最低でも一人はケータイを持っているのがブンヤの村でも普通のことになっているようです。もちろんケータイと言ってもスマホではなくいわゆる通話とメールのできるザ・ケータイです。腕時計よりもケータイを頼りにしているそうです。しかしまたここで疑問が一つ。少し前まではケータイは無かったはず。

「ケータイが無かった頃はどうやって時間を判断してたの?」

答えは「太陽」でした。予想はしていましたが当然のようにそう答える子どもたちを見てやはり新鮮な驚きがありました。太陽系の惑星、地球に生まれたものたちにとってやはり太陽は重要な存在であることを改めて認識。

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そして今日の学習は時間の単位についてでした。子どもたちの実態を知りたかったという意味ですごく面白い授業でした。正解を教える前に、1日は何時間?1時間は何分?という問いに対して自分の考えを書かせてみました。1年が12月で構成されていることや、1週間が7日間であることはナミビアの子どもたちにとっても当たり前のことのようですぐにペンが動いていましたが、それ以外に関してはやはり難しい様子でした。特に子どもたちを悩ませていたのは1年は何日?の問いでした。笑ってはいけませんがすごく面白い回答がたくさんあって、やはり子どもたちにとって大きな単位の認識は難しいことを感じたところでした。

 

 ナミビアの子どもたちと「病気」

グレード5の理科では健康についての学習がすすんでいます。日本で言うところの保健の授業です。自分たちの健康を維持するために必要なことを学ぶ大切な学習。現在は「病気」に関することを学んでいるところです。日本では教えることのないアフリカならではの病気であるマラリアや今もなお猛威をふるう結核に関することを子どもたちは学習しますが、何よりも一番大切なのはエイズに関する学習です。

エイズに関する対策はナミビアでも国を挙げて行われています。それは学校教育の現場でも同じであり、ジュニアプライマリー(グレード4から7)の学習指導では、全教科の中でエイズに関する指導が組み込まれています。直接聞くことはできませんが、HIVに感染している子や、家族にエイズ患者がいる子はナミビアでは珍しくありません。そういう中でエイズに関する正しい知識を身につけることは子どもたちにとって非常に重要なことです。

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正直ナミビアに来たばかりの頃の自分はこのエイズに関する指導に若干の抵抗がありました。子どもたちの現状を考えると『これは触れていいところなのか?』と思わざるをえませんでした。しかし、エイズにはちゃんと正面から向き合わなければならないということをこれまでの経験の中で感じるようになりました。元気そうにしている子どもたちの中にもエイズによる一次的、二次的影響を受けている子がいる現状。そういう彼らにエイズに関することをしっかりと指導することは、彼らを救うことにつながります。こんなことまで教えるんだという驚きが未だ隠せないところもありますが、今日もしっかりと彼らに指導をしました。こっちが真剣だと子どもたちもすごく真面目に話を聞いてくれます。英語が伝わっているのかはもちろんわかりませんが、エイズについてこじまが真面目に話してるということは伝わった気がします。

日本でもHIV感染者が増加傾向にあるということを耳にしたことがあります。日本の学校教育でもこのエイズに関する指導はしますが、やはりそこには見えない「触れてはいけない!」的な何かがあるように感じます。本当に子どもたちのことを思ったなら、ちゃんと正しいことをしっかりと伝えることが必要です。今後の保健教育がきっと変わっていくのではないかなと期待したいところです。

 

と書いてたらもう2000文字オーバー。今日はまだまだいろいろあったんですがそれはまた後日にしたいと思います。今日はまだ明るい夕方6時から2時間走ってきました!疲れたけど走り終えたあとのコーラがチョー美味い!!