ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

バーチャルな遊びもいいけれど リアルな遊びに胸は高鳴る

2016年8月26日、天気晴れ。

 

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最高の暑すぎるくらいの陽気の中迎えた今年のオングエディバトレードフェア!ナミビア隊員にとっては一年に一度のお祭りのようなイベントです。この日のために隊員全員でいろいろと準備をしてきました。ブース設営も完了して準備万端!それでは自分たちのブースの様子を紹介していきたいと思います。

 

①日本の遊び体験

やはり世界共通で子どもたちはオモチャや遊びに興味津々!日本の伝統的な遊び道具などに触れてもらい、遊びで日本を好きになってもらうというコンセプトのこのコーナー。今年はナミビア日本大使館からの寄付もあり、豊富な種類のオモチャが揃いました!

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夢中になって万華鏡の中を覗く子どもたち。シャカシャカ振って模様を変えている子たちに「覗きながら回してごらん!」と声をかけるとまた食い入るようにだまってじーっと中を覗く姿がかわいかったです。

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日本では子どもの頃に誰もが一度は手にする折り紙。やはり折り紙は日本ならではの誇れる芸術であり遊びです。折り方を教えながら一緒に作品を作ったり、作品を紹介したりしながら折り紙の楽しさに触れてもらいました。中には折り方の説明を見ながら自分でチャレンジしている子も。やはり慣れないナミビアの子たちには少し難しい様子もありましたが、自分でやってみたい!というその思いこそが何でも学びの基本だなと感じたところです。できあがると嬉しそうな表情が光りました。

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糸電話もありました。意外としゃべってみるとちゃんと聴こえてビックリ!これは理科の授業でも使えるかもしれない...なんてついつい教員の思考が働きました。

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子どもだけに限らず大人も興味を示すのがこのけん玉!玉を皿や剣にのせたり刺したりするという非常にシンプルな遊びですが、これがやってみると難しいものでついつい真剣になってしまうのがこのけん玉です。一度や二度じゃできないので、何度もチャレンジする人の姿が目立ちます。自分が見本を見せてあげると「なんでそんな簡単にできるんだ!?」とみんな驚きの表情。それでもずっと練習をしているとだんだん慣れてきて最後にはできるようになる人も!やはりネバーギブアップの精神は大切です。この彼はかなりのセンスの持ち主でした。

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この彼が持ってるけん玉は自分の教え子がくれたものです。このトレードフェアで大活躍してくれました。ステキな贈り物に改めて感謝です。(ちなみに先ほど写っていた青いけん玉はこれとは別のもので、こちらは友人がプレゼントしてくれたものでした。しかしこちらは新品であまりにキレイだったからでしょうか...初日以降行方不明に。)

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そして今年の目玉はこちら、射的コーナーです!やはり祭といったら射的!大道具班が設計から組み立て、紅白幕のデザインまで仕上げてくれました。昨日作っていた千代紙を貼った箱は射的の的です。そして割り箸鉄砲もこの射的のためのものでした。

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日本の縁日で男の子がBB弾の出る銃を買う姿は今でもよく目にする昔から変わらない風景なのかなと思います。自分も銃に憧れた少年の1人です。それはナミビアの男の子たちも同じです。今回のトレードフェアでも小さな小型銃モデルから大きなショットガンモデルまでたくさんのオモチャ銃が売られていて、それをカッコよく携帯する男子たちがたくさん目立ちました。そんな彼らも日本の割り箸鉄砲を見るのは初めて。的をめがけて引き金を引くと輪ゴムが飛んで命中!その楽しさに夢中になるボーイズの真剣な表情がまたカワイイ!構え方はもうみんな一丁前でした。

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まぁどうなることか予想がつかなかったこの射的でしたが、放っておいても自分たちで輪ゴムを装填したり、的を立て直したりする子どもたちの姿がありました。人が前にいるときは撃たないというルールも自然にできあがっていたようで、やはり遊びの中で人は考え成長するもんなんだなということを改めて感じました。中にはこの割り箸鉄砲を作りたい!という子も。割り箸と輪ゴムだけでできる楽しいオモチャ、割り箸鉄砲。そのブームが日本でも再来するのでは!?と勝手に予想しているところです。

 

この他にもダルマ落とし、お手玉、意外と人気だった音の出るでんでん太鼓。そしてすぐに壊れたりなくなったりしてしまった竹とんぼなんかもありました。今年はとにかく充実した遊び体験コーナー でした。