ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

一度目じゃわからなかったことが二度目になるとスッと理解できることがある

2016年8月2日、天気晴れ。

 

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ここ最近よく夢を見ます。登場人物は全て日本人なのでまだそこまでナミビアに支配されてはいないんだなと思いますが、夢で英語をしゃべっているのはよくあることです。自分でも不思議だなと感じています。で、まぁ見る夢はことごとくイヤな夢の方が多いんですが、今朝はとんでもなく良い夢を見ました!だからこのブログを書いている間も無く夜8時の段階でもハッキリ覚えています。正夢になったらなぁ〜なんて思いますが、まぁきっと夢は夢のままなんだろうなぁ。

 

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グレード6は分数の学習がすすんでいます。今は2つの分数の大きさを比較するために分母を通分することを理解して練習を積み重ねているところです。なかなか簡単にはいきませんが、子どもたちは思った以上に食らいついて頑張っています!明日あたりから足し算を始めようかななんて考えているところです。そして、それと同時進行で行っているのが二学期末試験に向けての総復習です。これは主に宿題として出して子どもたちの様子を確認しているんですが、まぁ撃沈の連続。たとえば一学期に学習した数の読み方。数字を文字で書きなさいという問題です。日本の小学校でも数を漢字で書かせる問題がよくあります。

297346→二十九万七千三百四十六

これが日本ですね。漢字で書くとかなりややこしい感じになります。この数字を英語で書くと

297346→two hundred and ninety seven thousand three hundred and fourty six

となります。数を三つ一組で考える英語の発想はわかりやすいなと今では思うようになりました。hundredの後には必ずandが付くんだよ!thousandの後にはandは付かないよ!!(実はこのルールは正解ではないんですが、子どもたちが混乱するのでこの指導で通しました)と確かに教えたんですが、まぁすっかり忘れています。あまりに気持ちのよい忘れようなのでショックというよりもスカッとするから面白いです。まぁなので今一度指導をします。が、一学期の頃よりも今の方が飲み込みが早い子どもたち!着実に算数のレベルを上げているなと思うと嬉しくなりました。

 

今日は新たに取り組み始めた算数のプロジェクトについて書こうと思ったんですが、やめることにしました。今日の放課後にそれをしているところの写真を撮ってこんな感じです!的に紹介しようとしたんですが、なぜか今日は学校がシーーンとしてて子どもたちもほとんど来ず。おいおい、放課後学習をサボっていいのかぁーと思いながら事務作業を続けていたんですが、何と気づいたら同僚たちもみんなすでに帰宅した様子。んんん??なんだ一体??自分だけ取り残されたのかと思い少しイラッともしましたがまぁ気にしても仕方ないので仕事に区切りをつけて帰路につきました。

 

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そしてミッションに到着するとその異変にすぐに気が付きました。火曜日なのに教会に人がいる!しかも、とんでもない数の人が歌って踊って盛り上がっている!!何だろうと興味はありましたがあまり近くに行くのもなにかなと。宗教に関してはあまりに無知なので。とりあえず写真を撮って、まぁ何かやってるんだろうな的な感じで納得して我が家に向かおうとしたところで「せんせー!!」って呼びながら男子生徒が2人駆けつけてきました。先生も参加しなよ!と誘ってくれた彼ら。もうそれだけで自分には十分でしたが、せっかくなので近くに寄って見ることに。

 

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すると教会中に人人人!とんでもない数の人でごった返していました。生徒や近所の子どもたちはたちは中に入れないので外で見ている状況です。今日はブレッシングデイという一年に一度の大きな行事だということでした。ルンドゥの街や周辺の村からたくさんの人が集まって参加しているこのイベントはなんと夜通し行われるそうです。...現在夜の8時半...ちょっと様子を見てきます。

 

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まだまだ盛り上がっていました。どうやら教会の中お祈りをするらしく、それを終えたあとの人の頭には水がかけられていました。お清めみたいなものなのかなと。宗教に関しては疎い自分ですが、教会に響くゴスペルを聴いただけでもなんだか神聖な気持ちになりました。それにしても年に一度のこの行事を去年は見た覚えがないなと思ったんですが、そこでようやく気がつきました。去年の今頃はまだ首都で語学研修を受けていたんだと。つまり間も無くこの任地であるブンヤに来て一年。まだまだ村の一員とは言い難いところがありますが、自分を見つけると声をかけてくれる生徒や村の小さな子どもたち、パン屋のおばちゃんがいてくれることが心から嬉しく感じる夜でした。またあとで様子を見てこようと思います!