ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

子ども心に貴重な金と銀の折り紙を大切にとっておくと結局使うタイミングを逃してしまう

2016年7月27日、天気晴れ。

 

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中間報告が終わりホッと一息つきたいところですが、ついに二学期末試験の日程が決定しました。自分の受け持つシニアプライマリーのテストは8月9日からと、通常よりも遅めのスタートです。ということで来週もまるまる1週間を授業に使えます!これはありがたい。しかし、なぜか理数系科目が全部最後にかたまっている。テストの丸つけのことを考えると離してほしいところですが...まぁ受け入れるしかありません。

 

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中間報告、テスト作成と追われていたタスクも無事になんとか全て終えまして、いよいよこっからラストスパート!で、なんか楽しいことをしたいなぁと思いピンときたのがこの折り紙を使おうというアイデアでした。ナミビアに出発する前にいろいろな方からプレゼントしていただいた折り紙たち。現地の子どもたちと使ってほしいという温かいみなさんの気持ちに改めて感謝したいです。あまりにきれいでなんか使うのがもったいないなぁと思ってしまう性分なんですが、ここがチャンスだということでそれぞれの学習で折り紙たちを活用することにしました。

 

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グレード6の算数は月曜に行ったともなって変わる2つの数量のテストをもって自分の中で決めていた二学期の指導単元を全て終えました。なので、ここからは今まで指導していなかった個人的に指導レベルの難しい単元をつまんで教えていくボーナスステージです。その学習につかえるとひらめいたのがこの折り紙です。折り紙をわたすと子どもたちもテンションが上がります。それにしても毎回思いますが折り紙のこの色のバリエーションはスゴイとしか言えません。そして逆に色がありすぎて子どもたちからは「あの色がほしい〜!」という注文が出るんですが、そこは勘弁。一気に教室がカラフルになって楽しい気分になったところで学習スタートです。

 

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この折り紙一枚が「1」のとき、2分の1は?2分の1を使って1を作って!というようにしながらスタートしたのは分数(Common fraction)の授業です。まずは前学年までの復習から。分数って何!?ってところを教えるための折り紙です。おそらく、この学習内容をキチンと理解できる子は少ないのかなと。で、最終的には機械的に計算方法を教え込むことになると思います。が、やっぱり少しでも分数の感覚、考え方に触れさせたいなと。

 

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そしてグレード5では現在学習中のAir(空気)に関して理解を深めるために「ものづくり」をすることにしました。そこで折り紙の登場です。こちらは作品になるのでいただいた折り紙の中でもカラフルなものや和柄のものを使用します。折り紙選びの時点で子どもたちはものすごく喜んでました!この千代紙が百均で買えてしまう日本って本当にすごいなと改めて驚きました。

 

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ただ、ものづくりと一言で言っても子どもたちにとっては簡単ではありません。日頃図工の授業をしていない子どもたちにとっては紙をまるめるという自分が全く気にも留めていなかった活動1つでも非常に難しい様子でした。「ハサミを持ってくること!」と伝えていたもののそれぞれのクラスで持ってきた子は2〜4人のみ。なので作業はなかなかすすまず。昨日から作りはじめて本当は1日で仕上げたかったんですが結局今日も最後までいかず。完成は明日になりそうです。何を作っているかは明日ご紹介します!

 

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放課後、学校の敷地内で始まった伝統ダンスの練習。以前行われた地区大会に参加したグループはみな予選敗退となってしまいましたが、ブンヤにはシニアセカンダリー、グレード12の彼らが残っています!このチームの指揮をとるのは我が校の歌&ダンスに関するスペシャリストの同僚です。さっそく厳しい指導が始まっています。今日もおそらく2時間以上練習していたと思います。本番がいつかはわかりませんが、しばらく放課後はステキな歌と太鼓のリズムを聞きながら仕事ができそうです。