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ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

ものを壊したり割ったりするという失敗から学ぶことも大いにある

2016年6月20日、天気晴れ。

4月末のこと。あるきっかけがあって日本に帰るまであと11ヶ月ということを強く認識したことを覚えています。それがいつの間にか今日であと丁度9ヶ月になりました。カウントダウンなんてするのは今ここにいる機会と時間に失礼な気もしますが、心のどこかで常に日本に帰るその日を夢に描いている自分がいます。あと9ヶ月。まだまだ先は長いですが一日一日をしっかりと生きていきたいと思います。

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グレード5は日時計作成を終えて、最初の単元であるSunlightの学習も大詰めです。だいぶ時間を使ってしまった感もありますが、じっくりゆっくりの方がこの子たちには合っているのかなとも思うところもあるのでまぁよしとします。今週末には単元テストを予定していますが、その前にこの単元最後の実験を!理科室にあるこちら、温度計を使った実験です。

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自分の1年9ヶ月の活動計画には2つの柱があります。一つは学習指導による子どもたちの学力の向上です。こちらは日々奮闘中!そしてもう一つが理科室の充実です。日本からの援助で建てられたブンヤセカンダリースクールの理科室。おそらくこの村周辺の学校で理科室があるのは本校だけです。理科の学習指導要領では理科室の使用方法などについても学ぶこと、学習指導の中で実験活動を取り入れることなどが明記されていますが、肝心な理科室がない、実験のための道具がないのが当たり前の学校がほとんどです。そんな中、ブンヤセカンダリースクールには理科室があります。しかし、あったところで理科室が理科室として機能していないのが正直なところです。日本のように小学校3年生の理科学習のスタート時から継続的に理科室の使用について指導されてきていない子どもたちです。ある日突然与えられた理科室を正しく使いなさいという方が難しいわけです。そして実験機材はおそらくどこかから寄付されたものがとりあえず保管されているといった状況で、使いやすい状況とは言い難いところです。この状況をなんとかするのも自分に課せられたタスクですが、今現在は日々の学習指導で手いっぱい。なので、この理科室に関しては来年から本腰を入れてすすめていこうと考えています。ですが、小さなことからコツコツと!立派な温度計がありますが、まだあまり使われている様子もなく、真新しい状態です。なのでとりあえず紐を通しておくことに!正しく安全に温度計が使えるようになってもらうためにはこういう小さなことが大切。少しずつ少しずつ理科室に関しては取り組んでいこうと思います。

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ということで、理科室にある道具を集めて実験準備完了です。こちらを使って何をするかというと

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色による熱のものの温まり方の違いを調べる実験です。白と黒の容器に水を入れて、実験前と実験後の温度を測ってその変化を確認します。昨年も取り組んだこの実験。その際は理科室で見つけたこの白と黒の缶と同じサイズの緑の容器も使って3つを比べたんですがこれが子どもたちにとっては余計な情報だったようで混乱させてしまいました。なので今回はシンプルに白と黒で!

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30分程度放置しただけでもその差は歴然!ここで難しいのが温度計の読み方です。やはりこれは繰り返し取り組むしかないようです。日本だったら一人一本の温度計を持たせて、校庭に出て日向と日陰の温度を調べよう!という学習が小学3年生であります。温度計を割ってしまいました!なんていうトラブルもよく聞きますが、割れたらまた買えばなんとかなるのが日本。ブンヤセカンダリースクールの数少ない温度計を子どもたちに使わせる勇気は自分にはありませんでした。ここはなんとも難しいところです。

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自分がいる間に一回は子どもたちにグループで何か実験活動に取り組ませたいなと思うところです。そのためには事前に実験の目的、方法をしっかりとおさえる必要性があります。これは日本でももちろん同様ですが、日本以上に細かく丁寧に手順をおさえないととんでもないことになりそうです。そして、実験道具の準備。やはり充実した理科の指導にはお金がかかるんだなと改めて認識をするところです。日本でも理科の消耗品や備品の購入にはかなりの予算を使っていたなと。

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全体実験ですが、最後は自分で確かめる!2つの缶を触ってみるとその温度の差ははっきりと子どもたちも感じ取ることができました。黒の方が温かくなる!ということをわかってもらえたことを期待したいと思います。