ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

初めてのことに対するドキドキとワクワクは特別モノ

2016年6月2日、天気晴れ。

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アフリカというと1年中暑いというイメージを持つ人が多いと思います。自分もそんな考えをもっていた内の1人です。ですが、アフリカもちゃんと冬は寒いんです。だいたい5月中旬から8月の頭くらいまでが朝晩が冷える時期になります。日中は気温が上がり、夜になると冷え込むという1日の体感気温の差が激しいこの季節は着る服にも困ります。自分は基本的に学校ではスーツで勤務をしていますが、ジャケットを着ていくと帰る頃には邪魔になり、かといってワイシャツ一枚では朝は耐え切れません。ということで、ワイシャツにダウンジャケットで出勤をしています。子どもたちはフード付きのパーカーを着ている子が多いです。これからいよいよ寒さのピークを迎えるナミビアです。なんとか乗り切って早く暑い季節を迎えたいものです。

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グレード6はわり算の学習がいよいよ本格的に始まりました。昨日は九九表を使って九九の中に答えがあるわり算(54÷6)の計算の仕方を勉強しましたが、今日からはいよいよ筆算が必要なわり算(48÷2)に入ります。初めて習うわり算の筆算に子どもたちは予想以上に興味津々でした。なのでこっちも教えていて楽しいものです。

左の数(被除数)がインサイド、右の数(除数)がアウトサイド

日本でも子どもたちがよく間違える式を筆算の形にするところからスタートします。わり算の筆算は左から!一つ一つ!呪文を唱えるように手順を説明してわり算の筆算の方法を子どもたちに伝えました。本来ならばどうして?なぜこの方法で?という考え方についても教えたいところですが、それは子どもたちにとってはかなり高いハードルです。なので、ここではひたすら計算方法を刷り込んで覚えさせたいと思っています。理論がわかるのは先でもいいかなと。

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嬉しかったのは子どもたちが九九表を使ってわり算の筆算に取り組む姿があったことです。もちろん中には絵を描いて答えを出そうとする子どももいましたが、クラスのほとんどの子どもが九九表と睨み合っていました。以前配った九九表を大切に使っている子もいれば、自分で書いたオリジナルのものを使っている子もいます。
一学期から口を酸っぱくして伝えている九九表の重要性がようやく子どもたちにもしっかりと浸透してきたなと感じた瞬間でした。

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今日の授業のはじめに絵を描いて答えを出そうとしていたこの子。あまり言い過ぎてもよくはないので、九九表で答えを出すよ!とサラッと一言。すると授業が終わる頃には九九表を使って計算に取り組む姿がありました。子どもが変わる瞬間は何度見ても嬉しいです。

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グレード6の子どもたちは今みんなわり算ができるようになりたい!と必死です。そのモチベーションの高さには非常に驚かされます。これはこっちも本意気でいかないとなと、ホリディ明けの鈍った体にエンジンがかかり始めたところです。さっそく宿題の丸付けチェックも始まりました。子どもたちの想いに応えるべく、頑張っていきたいと思います。

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帰り道は珍しくいつもと違う道で。あらためて村だなぁと感じる風景を眺めながらの帰り道はこれまたいいものです。

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そして元気な子どもたちに出会いました。何やらトランプを使って遊んでいる様子。楽しそうに遊ぶ彼らを見て、子どもの頃はこうやって近所の友達と放課後集まって遊ぶ時間が何よりの楽しみだったなとふと昔のことを思い出しました。