ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

罰でヒトは動かない ヒトは愛で動く

2016年5月30日、天気晴れ。

有言実行!というもののやはり寝袋の魔力はなかなかのものでして、アラームの曲が10分間なり続けてても動けず、ちゃんとベッドから抜け出したのは4時40分。それでもよく頑張ったなと。やればできる!あとはこれを継続させないとなと思いつつ、着替えてまだ真っ暗な外へ。今日から早朝ランニング開始です。といっても街灯なんて一つもない真っ暗な中、先日登山のために購入したヘッドライトを頼りに走ります。これが怖い。よくわからない道とも言えない所に入ってしまい、いったい自分はどこにいるかもわからない中とりあえず走り続けたらとんでもない所に出てみたり、そりゃ不審者扱いされるよなということで犬からワンワン吠えらりたりと朝からハラハラドキドキのランニングでした。明日からも続けます!!(公言しときます。)

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初回は探り探りのたった15分でしたが、それでも心なしかスッキリ。朝ごはんを食べ、久々にネクタイを締めて気合を入れて出勤です。外に出たらさっきまで真っ暗だったはずがもう完全に明るくなっていました。そして子どもたちの姿が見えると今日から二学期が始まるんだという気持ちになりました。

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さっ、今学期も頑張るぞと気合を入れていた朝会の際にいきなりのサプライズがありました。校長が子どもたちの名前を読み上げているんです。そして、呼ばれた生徒はすみに寄って朝会後居残りなさいとのことでした。何が起きているのかわからなかったので同僚に聞いてみると、一学期最後の2日間を無断で休んだり早めに自宅に帰省したりした生徒たちを呼び出しているとのことでした。そりゃ子どもたちにとって学校に来たって何もすることのなかったあの無駄な2日間、休んで当然だと自分は思っていました。が、そうではない様子。でも、ブンヤセカンダリースクールでは暴力的な体罰がないのが良いところです。注意して、掃除をしたり何か課題を与えたりするというのがこの学校ではパニッシュメント(罰)と呼ばれています。今回もそんな感じだろうとも思っていました。

しかし、その後の校長からの一言にビックリ!!

「帰りなさい!水曜日に親を連れて来なさい!!」

自分が丁度クラスに入ってマラウィ旅行やブランドバーグ登山の写真を子どもたちに見せていたところにいきなり校長がやってきて、バレないだろうと居残っていた子どもたちにゴーホームと急き立てるので呆気に取られてしまいました。そして頭の中で整理。この子どもたち(一クラス10人以上)は水曜日まで来ない。つまり、明日は授業がすすめられない。二学期始まって早々、いきなりの足止めをくらいました。ただでさえ教える内容が多いのに反比例して授業日数が少ない今学期。先行きが不安になりました。

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驚きはもう一つ。職員室に入ると、なんと机が新しくなっていました。それもなんと丸い円卓!なぜこの形をチョイスしたのか。これは学校予算買ったのではなく、地区の教育事務所的なところに申請を出していたのが通って今日届いたとのことでした。すごいセンスです。中華料理でも食べるのかなと思わせる大きな円卓。あまりに大きすぎて通路が無くなり圧迫感すら感じる職員室になりました。そして掃除を担当して下さっている職員の方も大変そう。明日からこの部屋で朝のスタッフミーティングです。

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二学期も初日からこちらの思いもよらぬ出来事が起こりました。果たしてこの先どんなことが待ち受けているのか。マンネリ化とは程遠いブンヤセカンダリスクールでの二学期59日間が本日スタートしました。