ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

時間は進み続ける 地球は自転を続ける 人は歩き続ける 世界は変わり続ける

2016年5月26日、天気晴れ。

ナミビア北部の自分の活動地を離れておよそ1ヶ月が経過しました。やはり1ヶ月も経つといろいろなものが変わります。それを肌で感じた今日の朝方。寒い。南部ももちろん寒かったですが、北部までこんなに寒くなっているとは思いもしませんでした。二学期はどうやら寒さ対策もしっかりしないと体調を崩すかもなと心配になったところです。なんせ冬服はほとんど持っていないに等しいので。

ルンドゥにいるからには行きつけのオマシャレロッジに行ってWi-Fiをつないで色々とダウンロードをしてから帰らないともったいない!ということで重い荷物を背負ってロッジに到着。さっそくWi-Fiに接続しようとしましたら...いつもと違う画面が。バウチャーネーム?パスワード??...なんと、Wi-Fiの使用に制限が!今まではN$20を払えば使い放題だったのが、なんと250MBしか使えなくなっていました。...これは非常に大問題です。このロッジで過ごすWi-Fiのある時間が唯一の楽しみであり救いであったわけですが、それが消えて無くなってしまいました。この1ヶ月がもたらしたとんでもない変化です。果たしてこれからどうすれば良いのか...。お先真っ暗です。

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寒さに耐えなければならない。Wi-Fiが自由に使えない。これからの生活が心配になってきましたが、希望がないわけではありません。やって来たのは今までずっと来たかったルンドゥの街の隠れたローカルレストランENGELSです。ここには何度か足を運んでいたんですが、その度にクローズしていて入れず。今日は平日ということもあり、やっとお店に入ることができました。

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種類も豊富で選ぶのも難しい美味しそうなメニューが並ぶカウンターがあり、そこでお店の人にコレとコレとコレ!という風に伝えてよそってもらいます。今日はポリッジ(トウモロコシを練ったもの)とひき肉の炒め物とムテテ(ナミビア北部で食べられている酸っぱい青菜の炒め物)を注文。そしていざ食べてみると、メチャクチャおいしい!食欲をそそる味付けに食べる手が止まりませんでした。しかもお値段がとても安い!(安すぎて忘れました。)ここはこれからルンドゥに来た時は毎回来ないともったいないなと。こらからもルンドゥでの食事には困りそうにないです。

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さぁ、ルンドゥもいいですが、そろそろ自分の家に帰りたいなと。なんだかんだですっかり任地ブンヤは我が故郷になっています。車に乗り込み、懐かしい道を進みます。車窓から見える景色もカラカラとした黄色に変わっていました。1ヶ月前まではかなりの範囲に洪水をしていた川の水もだいぶ引き、乾季のおとずれを感じたところです。

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そしてついにおよそ1ヶ月ぶりに我が家に帰ってきました。鍵穴には蜘蛛の巣が。長いこと留守にしていたんだなと改めて実感しました。そしてこの瞬間に不安になるのが電気と水道です。ちゃんと通っているのだろうか?鍵を開けていざ、ただいま!...水よし!電気よし!!何かがあった形跡も無し!!!これでホッと一安心。我が家に帰ってきたんだという感慨深い感情がグッと込み上げてきました。

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長い長い1ヶ月の休みでした。激動の1ヶ月だったなと今振り返って感じます。何を求めて、何を得て、何が変わったかはわかりません。ですが、こうして無事に帰ってこれたことがなぜかすごく嬉しい自分がいます。だったら旅なんかに出るなという話なんですが、とにかく今は懐かしい我が家に戻ってこれて本当に本当によかったなと心から思います。
これにて一学期休み編、終了です。