ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

何でも日々の積み重ねが大事だってわかっていてもそれが意外と難しい

2016年4月25日、天気晴れ。

一学期最後の一週間がスタート。ですが気分は乗らず。先週でテストは全て終わってるので、今週はなんかよくわからない惰性な感じです。ここ最近の自分の乗らない気分もあって、なんとも言えない週の始まりです。

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テストは終わっているにも関わらず登校しなくてはいけない子どもたち。朝の7時に通学してきて、そっから授業があるわけでもなくただ無駄な時間を過ごしていた彼ら。クラスによっては担任の指示でクラス清掃をしてるところもありましたが、それにしてもなんとも言えないこのモヤモヤ感。ここ最近無駄な時間に敏感な自分は正直今日はイライラ。まぁ子どもとは直接今日は関わっていないのでそれをぶつけるようなことはしてませんが、内心でグォゥリャアーーーって煮えたぎってました。

そんな中、今日はテストのマル付けを全て完了して成績もつけ終えました!グレード5の理科はだいぶ前に終わっていたんですが、グレード6の算数も本日採点をしまして、自分の一学期の活動の成果が数値となって現れました。では、少し怖いですが包み隠さず成績を公開したいと思います。

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ではまずはグレード5の理科から。テストは32点満点(計算が狂いなんとも中途半端な問題数になってしまいました)だったので、それを100点満点に換算して出たのが一学期の彼らの受け取る通知表に示される成績になります。上からABCDEUの6段階評価です。それぞれの評価の詳細は以前更新した記事をご覧ください。まぁそれにしてもわかりやすいのは断トツでUが多いですね。Uは簡単に言うと不合格、留年を意味する評価です。学年120名の内およそ半分がこのUという結果でした。(一学期の評価は単なる記号です。三学期の結果が進級に関わります。)
んー。まぁこれが厳しい現実というやつですね。言い訳はできません。マル付けをしていて痛感することはやはり1つ、問題の意味が理解できていない。こればかりは指導のしようが無い大きな壁です。どうすればいいのか。自分の中の永遠の課題になりそうです。

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ですが、ここで少し言い訳も。先ほどのグラフで示したのは子どもたちが一学期に受け取る成績になります。まぁもちろん子どもたちにとっては通知される数値こそが大きな意味を持ちますが、実はそれ以上に大事なのがこちらのグラフの数値なんです。この数字こそが一学期子どもたちが取り組んできた課題3種(プラクティカルインベスティゲーション、トピックタスク、トピックテスト)と今回の学期末試験の点数を合算した一学期の「本当の成績」になります。なぜこちらを通知しないのか、その理由は定かではありません。この成績はCA(Continuous Assesment)と呼ばれ、学年末の進級に関わる成績に直に加わる非常に重要なものになります。簡単に言うと、一学期はちょっと手を抜いて勉強サボったな〜という反省を生かして二学期に挽回しようと思っても、一学期の成績はそのまま変わることなく学年末の成績算出の際に使用されるということです。なので、子どもたちは毎学期常に努力を重ねていかないと進級は厳しいということになります。
長くなりましたが、これがグレード5の子たちの一学期のCAになります。...うん、よく頑張りました!試験の点数がイマイチでも、日々の課題をコツコツとこなしていれば実はちゃんと成績を残すことができる仕組みになっているんです。そして、この仕組みをちゃんと理解させてあげたいなと思うところです。何を頑張ればいいのか、目標がはっきりすると子どもたちも学習に取り組みやすいのかなと思うんですが、なかなか理解するのも難しいのかなと。日々目の前の学習に全力な子どもたちですからね。逆にそれがいいところ!余計なことを教えずにコツコツやってくのがいいのかもしれません。
本当に頑張った子どもたち!面白いのは日本と同じで理科が得意な子は男子に多い傾向が見られるところでした。

グレード6の算数の結果はまた明日ご紹介したいと思います!
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