ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

「BMW」に「KFC」アルファベットの3文字略語はなぜもこうにかっこいいのか

2016年4月22日、天気晴れ時々曇り。

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昨日は突然のテスト中止の知らせに仰天でしたが、今日は無事に試験実施!いろいろあった一学期末試験もいよいよ今日で最終日です。テスト配布前に
「これが終わればホリデーだよ!」
と子どもたちに伝えると、ものすごくテンション上がってました。素直な反応がかわいいなと。
そして、何度も書きますが最終日の本日はMathematics(算数)。今日は初のグレード7の試験監督だったので、自分が教えているグレード6の1つ上の学年の学習内容をご紹介したいと思います。

LCM

エルシーエム。エルシーエムって何だと思いますか?日本だとたしか小学5年生で習ったような気がします。(記憶が定かではないのでもしかしたら違うかも...。)エルシーエム。ちなみにそのペア的なやつの名前は「HCF」、エイチシーエフです。エルシーエムとエイチシーエフ。では正解を。

LCM→Lowest Common Multiple=最小公倍数
HCF→Highest Common Factor=最大公約数

グレード6では公倍数と公約数まで教えるんですが、グレード7ではさらに一歩進んで学習をしています。今日のテストの中には平均の問題なんかも入ってました。やはり学年が進むにつれて学習内容は難しくなっていくのは当然のようです。しかし、子どもたちの答案を見ましたがかなり厳しい印象を受けました。ちなみに最小公倍数と最大公約数の問題で正しい答えを書いていた子は自分が見た限り1人もいませんでした。去年、理科を担当していた学年なのでなんとも歯痒い思いです。力になってあげたい気持ちは山々ですが、自分にそこまでの余力がないので見守ることしかできず。んー、ジレンマ。

で、ちょっと個人的に気になるところが。

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これが今日行われたグレード7のテスト。
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そしてこちらが今日行われたグレード5のテストです。両方の1番最初の問題を見て欲しいんですが、これ全く同じ問題です。実はグレード5、6、7は算数の担当が全てバラバラ。なので、問題のレベルも作成者によってまちまちになってしまっていました。試験を作成したら教科主任に見せるんですが、やはりそこまでは見ていないんだなということを感じました。正直グレード7の問題を見た時、これはグレード6もしくは5のレベルではないのか?と思う問題があったので、自分ももっと簡単な問題にすればよかったのか?と思いました。しかし逆に、試験終了後にグレード5の問題を見るとかなりしっかりとした内容だったので少し焦りました。こういう試験作成もホウレンソウをしないとなと感じたところです。

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まぁきっと気にしてるのは自分だけなんですがね。小さいことに囚われてはいけない!木を見て森を見ず!!問題がどうこうの前に、算数で困っている子どもたちの指導の方が大切だということでしょう。一生懸命紙に○をかいてわり算の答えを導き出そうとするその姿勢を指導力でサポートしてあげないといけないんだなと。来学期から本格的に自分の中で始動するわり算の指導に向けて現在いろいろと策を考えているところです。

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テストも終わり、ホッと一安心の花の金曜日。お酒を飲むわけでもなく、のんびりと午後からの時間を過ごしました。そして今夜は満月。大昔から人々は月の満ち欠けを目安にして1ヶ月や1年っていう周期を理解して農耕や移住などの時期を考えてたんだなと思うとなんだかすごいなと感じます。(今、ナミビアの歴史にハマっているのでなんとなくそんなことを考えました。)
ナミビアで見る満月はあと11回です。