ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

テストは前日徹夜で一気に頭に叩き込むと決意するもののそんな怠け者の意気込みは軽い眠気に一蹴されて当日慌てる始末になる

2016年4月11日、天気晴れ。

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任地ブンヤは未だにサマータイムです。昨日まで首都ウィントフックで生活してたために、任地に帰ってきた瞬間に1時間のタイムラグが発生するわけです。なので昨日は1時間損した気分。で、早めに寝たのにもかかわらず、目覚めたのはリミットギリギリの時間でした。急いで支度して学校へ!と外に出た瞬間...寒い。今までは肌寒いくらいでしたが、今日は素直に寒いと感じました。上着がほしいなと。季節は冬へ一歩一歩近づいています。

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一歩一歩近づいているといえば、いよいよ今週水曜日から始まる期末テストです。ということで、残された2日で一気に追い込みをかけてテストへ!と気合を入れてスタートした本日。ですが、なーんか子どもたちの様子がヘン。月曜の自分の受け持ちは5時間目からなので、休み時間後に教室に入ると、まぁーグダーっとした子どもたち。なんだなんだと思って聞いてみると、今日は4時間目まで全て自習だったとのこと。ほー。そして自分の授業が終わるとまた自習とのこと。ほーー。これがブンヤセカンダリースクールの試験前の恒例のようでした。自習といいますが、子どもたちは自習なんてできる技量はないので、結局ボーッとしているか、遊んでるか、寝ているかです。子どもたちはFREE TIMEと言っています。まさにその通り。

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子どもたちの反応は3通りです。1つ目は退屈なフリータイムに飽きてしまって授業を欲するパターン。2つ目は授業は受けたいけれどあまりにフリータイムでダラダラしすぎてしまってスイッチが入らないパターン。そして3つ目はスイッチ完全オフパターン。こんな中で授業してもまぁ厳しい。でも、中にはちゃんと受けたいという子がいるのでやりますがね。テスト前だと復習に力を入れたいところですが、これでは難しそうです。残り2日のプランは一気に変更を余儀なくされました。写真は、教室でヒマだったらしく教員用のイスに座って遊んでいた子どもたちです。自分以外に見つかったら怒られただろうなと。

ということで子どもたち、今日は学校に来ても何もすることが無いというなんとも悲しい1日。そしてこれは明日も同様です。こんなんだったら早めにテストにして学期末の休みを長めにとればいいのにと思うのは自分だけなのかな?
で、さすがに子どもたちも理解できないこの学校の仕組み。午後は本当は今日も放課後自習の時間があったんですが、そりゃ来ないよねと。いや、来ないのが正解だと思います、自分も。それでも真面目な子は来ているから複雑な心境です。

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まぁ、テスト前に慌てているようじゃダメだぞっということなんでしょう!終盤追い込み方の自分の指導はナミビアでは通用しないということを痛感したところです。あー、でも最後にあれだけは教えておきたいということがまだまだたくさんある...。どうしよう。
帰り道、道端はマルーラの実でビッシリとうまっていました。その実を美味しそうに食べるヤギたち。最近はこの道を歩いていると突然この実が落ちてくることもしばしば。しかもけっこう硬そうな音が響くので少しヒヤヒヤ。木々も少しずつ冬支度を始めているのかもしれないなと感じる今日この頃です。