ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

スイカの入った重いビニール袋が食い込む手の痛みが嬉しい帰り道

2016年4月4日、天気晴れ。

久々いろいろありまして、なんとも落ち着かずに始まってしまった一週間。テスト直前の大事な週なんですがね。でも、こういう時に流れる村独特のゆったりした雰囲気や、同僚たちの明るさ、そして子どもたちの元気な姿に救われる自分がいます。ここには自分1人しかいない!一見孤独のようなマイナスイメージの印象を受けますが、1人でいられるっていうのも悪くないのかもなと思うそんな1日でした。

悩んだ時はとにかく目の前のことに没頭して考える余地を無くす。月曜は休み時間までの4コマが空き時間。なので子どもたちがやってきた宿題をひたすらチェックしてました。とにかくチェックチェックチェック。子どもによって差はありますが、ようやく倍数っていうものの意味が少しわかってきたかな?という手応えでした。

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今週は授業も大詰めです!日本にいた時もそうですが、学期末になると成績をつけるためにテストテストの嵐になるわけです。ここナミビアでは、その一つ一つのテストが確実に成績につながります。少しでもよい点数をとってほしい。そのためには1回でも多くチャンスを作ってあげたい。なわけで、今週は学習のまとめ&確認(トピックタスク、トピックテスト)を実施します。

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グレード6は、グラフの読み取りの学習をしました。以前、グラフをかく練習はひたすらしたので、今日は1時間だけでしたが、数値をよんだり比較したりする方法を、パワーポイントを使って練習!計算問題もそうですが、やはり「数をこなす」というのが算数では何より大切だと思います。いろんなグラフを見せて、1番多いのは?1マスが示す数の値は?と質問していきます。できる!わかる!が繰り返していくと、やはりみんな手を挙げてくれるのが嬉しいところです。ですが、やはり長時間集中が苦手な子どもたち。最後の方はつっぷしてる子がちらほら。まだまだ活動には改善が必要だなと感じました。

まぁ、そんなこんなでなんとか午前中の授業が終了。月曜だったので、なんだか時間もバタバタ動いてましたが、それくらいの方が気分も紛れていい感じでした。で、午後は2回目の特別授業!今日はひき算特訓です!

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前回のたし算は10人もいないくらいでしたが、ひき算になるとやっぱり子どもの困り感も増えてきます。今日は17人が参加。さすがに数が多くなると、一人一人への指導も少し手薄になってしまうんですが、それでもやっぱり個別に指導ができるとそれだけ子どもは伸びていきます。子どもたちのひき算で多く見られるのが「0-3=3」と答えるケース。0からは数が引けないこと、だからとなりの位から10借りてくることを伝えて、練習してを繰り返していくと、子どもたちも少しずつ理解することができている様子が見られました。数をたすのは慣れてきている子どもたちですが、やはり引くとなるとなかなか簡単ではないようです。引き続き練習問題を繰り返していきたいと思います。

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そして、その特別授業終了後。一人の生徒が
Watermelon! Watermelon!
と言ってビニール袋を持ってたんです。どこで買ったの?と聞くと、うちの畑でできたやつだと。...もしかして自分に!?
とっても嬉しいプレゼントでした。まさか子どもからスイカをプレゼントされるなんて!なんだか気分が落ちていた今の自分にとってこれ以上ないステキな心遣いでした。早速食べたかったんですが、やっぱりスイカは冷やしてから!とグッと我慢して冷蔵庫でただいま冷やし中です。