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ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

シイチガシ シニガハチ 資産運用 シシジュウロク

弥生 教室移動革命編
2016年3月30日、天気晴れ。

よく寝たからといって目覚めがよくなるわけではないのが難しいところです。ですが、気分はスッキリ。慌てず焦らず今日から残り10日間頑張っていこうと張り切ってスタートした本日。それができるのもある程度頭の中にプランができたから!なんとかいけそうです。

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今月頭に新たにブンヤセカンダリースクールに赴任された数学担当のMs.アデル。いっつも計算機片手に問題を解いて授業準備をしている姿が印象的です。彼女が来るまでの2ヶ月間、グレード10から12の生徒たちは数学の授業を受けられていなかったというのが衝撃的な事実なんですが、彼女のおかげでそれもなんとか解決したわけです。ですが、いろいろと困っているようで、その中でも九九表が全く定着していないことが最大の課題だそうです。グレード12の子も、レベル的にはグレード4だと言っていました。やっぱり九九表は大事だよなと。

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自分が算数を受け持つグレード6の子どもたち。昨日は連休明けの疲れもあり、グダグダした雰囲気でしたが、今日は一変!算数モードに切り替わってました。今日は小数のたし算&ひき算を40分で一気に。おそらく、ここは子どもたちもきっと難なくクリアできるはずと信じていました。これまでずっと整数6桁と6桁のたし算&ひき算を毎日こなしてきた経験はここで必ず生きると。そして、今日の授業で子どもたちが着実に力を付けていることを実感しました。
「ウレル!!」
現地語で「やさしい (easy)」を意味する言葉です。今日は教師主導型でやり方だけ繰り返し教えようかと思ってたんですが、よしそれじゃあ式を読んで!っていってもシーーンとしてるんです。なんだ反抗期か!?と思ったらみんな一生懸命自分で計算しようとしてて、式なんて読んでるどころじゃないんです。嬉しい姿でしたね。邪魔してすみません!と思わず誤ってしまいました。たし算&ひき算ができる!という事実が子どもたちに自信をつけ、それがやる気にもつながっているこの相乗効果。やっとこの雰囲気が出てきたなと感じて、本当に嬉しかったです。

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ここでちょっとブレイク。空き時間に外に出たら元気な子どもたちの声が。何してるのか見に行くと、グレード3の子たちが元気にカラダを動かしてました。みんなで手をつないで作ったコースをジグザグに進んで、2人で追いかけっこをする競走。石灰がなくたって、体操着がなくたって、みんなで集まればできる体育の形を見せてもらいました。普段あまり関わりのない低学年(lower primary)の子たちの授業の様子もぜひこれから見ていきたいなと思います。

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さぁ、実は今日からのプランで一番重きを置いているのが、放課後の使い方!子どもたちを呼んで行うことのできるExtra class(特別授業)を実行することにしました。家から通ってる子は毎日放課後学校に来てるのでいいのですが、ホステルで生活してる子は放課後学習に来ないので、まずはホステルに手紙を書かなくてはいけません。ですが、全部事務さんがやってくれます。本当に助かります。そして夕方3時から5時まで、自身初の特別授業を行いました。

以前行ったトピックテストで判明した、現在の子どもたちの学習状況。90%の子ができていたたし算ですが、やはり残りの11人の子たちのフォローをしてあげたいと思うようになりました。正直、一学期が始まった頃は学習についてこれる子だけを拾うので精一杯でした。だから、できる子をとことん伸ばす!っていうのが自分の方針でした。ですが、ここにきて少しずつ変わりました。余裕が出てきたからかもしれません。みんな、どの子にも算数ができる喜びを感じさせてあげたいなと思うようになりました。大きな夢を見すぎると失敗するかもしれませんが、それでも挑戦したいと!なので、テスト直前の今日からそれを実行に移すことを決めました。11人の子どもたちを呼んで、たし算の特別授業です。

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そしたらいきなりでしたね。普段の授業、60人を指導する中だと見えない子どもの実態がすぐにわかりました。どこがわからないのか、どこでつまづいているのか。この子、ジャイルスのたし算のやり方を見たらそれが一目瞭然でした。大きな位の数(左側)からたし算をしていたんです。だから繰り上がりもできなかったんだということが判明。1つ1つ教えて、何問か練習を繰り返す内に計算の仕方がわかったようで、後半はバッチリ計算ができるようになりました。そして、今までノートに書き溜めてきたたし算の問題にも挑戦。以前は間違えてバツをもらった問題がいとも簡単に計算できることに自分自身で驚いてました。そして特別授業を終える頃には6桁+6桁ができるように!その嬉しそうな表情だけでもう満足でした!!

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11人呼んだんですが来たのは5人だけでした。なかなかやる気に火をつけるのは難しいものです。ですが、今日来た5人は確実にたし算をマスターして帰りました。やってよかった。特別授業が負担になると逆効果なので、次回からは休憩時間もうまく取り入れていかないとなというのが今日の反省です。ちなみに1番右にいる子、チコンバ。彼はたし算でほんのちょっと躓いていただけで、ひき算&かけ算は問題なしの子です。そんな彼に
「10連休の宿題、九九表暗記やってきた?」
と聞いたらYES!と言うので、4の段を聞いてみると、シクサンジュウロクまでバッチリ覚えてました。マジか!?6の段もなんとかギリギリ。7の段からはもう少し時間が必要そうです。ですが!!確実に九九表暗記に向けて彼は努力していました。素晴らしすぎます。こういう子が1人いてくれるだけで、本当に救われた気分になります。間違ってない!自分が信じることを続けていこう!

その後、放課後学習の時間が終わり彼らと一緒に帰宅。「In Japan」で始まる彼らの素朴な疑問。日本には牛はいるの?ヤギは?あそこに生えてる木は?特別授業で疲れたはずなのに、彼らとの会話がとっても楽しい帰り道でした。