ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

焦ってもいいことはないとわかっていても焦ってしまう時はとりあえず寝るに限る

2016年3月29日、天気晴れ。

f:id:TPVC28-Namibia:20160330023437j:image
明けました10連休。無事にちゃんと朝も起きれて、定時に出勤できてホッと一安心でした。さぁ、今日からいよいよラストスパート!学期末テストに向けて最後の追い込みをかけなければ!!とわかってはいましたが、まぁ連休明けですから今日くらいはね。

f:id:TPVC28-Namibia:20160330023859j:image
朝からプチ一悶着。連休に入る前、教室の施錠をしっかりとしましょうという通達と共に全クラスに南京錠があるかを確認して、無いクラスには新品が配られました。そして今朝、一時間目の時間になっても外にいる子どもたち。どうしたのかと思ったら南京錠を開ける鍵が無いとのことでした。まぁそりゃこうなるかと。鍵は全て担任が管理するので、例えば担任が遅刻した(そんなに頻繁にはないですが、たまーーーにあります)時や、担任が鍵を家に忘れた時などは子どもたちは教室に入れず待機を余儀なくされます。今日はそのあと無事に鍵が届いてなんとか教室に入ることができたんですが、まぁそんなことがあった後に落ち着いて授業ができるわけもなく、グダグダで終わりました。10連休明けだから尚更です。まぁ慌てても仕方ないのでよしとしましょう!「明日から!」と割り切って今日は特別サービスのフリータイムにしてあげました。

f:id:TPVC28-Namibia:20160330025838j:image
しかし!今日突然入った情報が。学期末テストは4月13日から始まるとのことでした。えっ!?13日!?18日からと聞いていた自分にとってこの事実は非常に衝撃的。貴重な授業日数が3日減ってしまった。...今日含めてなんと残り11日しかない。しかも、今日はフリータイムにしちゃったから実際残り10日...。そして、来週は3ヶ月に一回の首都に上がる日だから......マズイ。かなり焦ってますが、まぁなんとかするしかないのでなんとかします。こういう予定が年間予定で出ないのがすごく辛いところです。日本では当たり前の年間計画や年間行事予定表。あれにどれだけ助けられていたのか、今になってそのありがたみを切に感じています。とにかくやることを1つ1つこなしていかないとということで、とりあえずテスト作成を完了しました。

f:id:TPVC28-Namibia:20160330030155j:image
さっそくウォルビスベイで撮影したペリカンの写真をテストに挿入!写真をスケッチ風に加工してくれるアプリを使うといい感じに仕上げてくれるのでとっても便利です。

f:id:TPVC28-Namibia:20160330031648j:image
放課後、残された時間をどうやって分配して授業をすすめていくかを考えながら理科室で指導案を作っていたら、グレード11の子たちが実験をするとのことで教室に入ってきました。いい機会だったので様子を見させてもらうことに。内容は「氷の温度と沸騰する際の水の温度を調べる」という活動でした。日本だとおそらく小学4年生の学習内容になるかと思います。グレード11の子たちは、黒板の学習内容などをたまにチラッと見るとなかなか難しい勉強をしているなと感じることもあるんですが、実験等の経験はやはり少ないようです。道具の名前や、温度計の読み方を確認するところから始まります。

f:id:TPVC28-Namibia:20160330031828j:image
グレード11&12の理科を担当するのはMs.ソビィーです。これは温度計をビーカーの底につけないように持っておくことを指導しているところ。彼女は授業に積極的に実験活動を取り入れている先生の1人です。そしてブンヤの理科のスペシャリスト。何か困ったことがあると彼女に聞けばなんとかなります。とっても気さくに話しかけてくれるお姉さん的存在です。

f:id:TPVC28-Namibia:20160330032201j:image
それにしてもやはり実験道具が十分でないのが現状です。このビーカーがブンヤセカンダリースクールの保有する1番大きいビーカーです。50mL。これで全ての実験をしなくてはいけないわけです。厳しいです。温度計も1メモリが2℃。グレード11なら理解できますが、グレード5では混乱の原因です。そんな中でも、なんとかあるものを駆使して実験活動をさせてあげたいという先生の思いがとってもステキだなと。氷は自宅の冷凍庫でペットボトルを凍らせてきたものを砕いて使っていました。

f:id:TPVC28-Namibia:20160330033012j:image
ちなみにこれがいわゆるアルコールランプ的なものです。燃料は比較的どこでも手に入る謎の紫色の液体。何なのかは詳しく知らないので後日調べます。マッチで火をつけるのは子どもたちはお手の物。毎日火を起こす生活をしている彼らにとっては造作もないことのようでした。

f:id:TPVC28-Namibia:20160330033457j:image
ですが、そのあと!使い終わったマッチをどうするかというと、そのまま机の上に。これがナミビア流ですかね?まぁその後無事に実験を終えていたのでよしとしたいと思います。
テスト期間に入ったら、この理科室の内装から少しずつ変えていきたいなと思っています。が、その前にまずラスト10日!最後の一踏ん張り、踏ん張り切れるか心配ですがベストは尽くしたいと思います。