努力は自分を裏切らない

2016年3月17日、天気曇り時々雨のち晴れ。

ここ連日、ますます日の出の時間が遅くなっているようで、朝、外に出て歯磨きをしている時はほぼ真っ暗状態です。そして家を出発して学校までのおよそ1.5kmを歩いているうちに少しずつ視界が明るくなってくるのを実感します。街灯が１つもない村だからこそ感じられる1日の始まりです。

さぁ、今日はグレード6はトピックテストを行いました。この日のために作成した問題は全部で20問。オモテ面は今まで頑張ってきた宿題の成果を見るための計算問題10問。そしてウラ面は倍数や公倍数、四捨五入に数の並べ替えなどの知識的な問題10問。正直問題を作ってる瞬間は、これはちょっと難しいかな？もう少し簡単にした方がいいかな？なんていうさじ加減が全て自分次第なのでなかなか悩みますが、最後は心を鬼にしてバシッと仕上げます。

子どもたちもこの日に向けて気持ちを高めてくれていたようで、まずはそれが嬉しいことです。そして、テストが始まると黙々と真剣に問題に取り組む姿が。今回はかけ算九九表を見ながらでもよしということにしました。計算の方法を覚えることに重点を置き、技能の定着度を確かめました。たし算&ひき算には指を使って１つ１つ答えを出していく子どもたち。彼らの答えを出すために一生懸命な姿が見られたことも嬉しいことでした。

それでは結果を発表していきたいと思います。活動する上でやはり指針となるものが必要で、自分の指導がいったいどの程度子どもたちの学力に影響しているのかを知ることは今後の自分の指導法の見直し&改善につながると考えます。まぁ正直な数値で表すのはあまり好きではないのですが、成績重視のナミビアでは数値こそが全てなので、そこは割り切ります。子どもたちの答案から一人一人の技能の到達度、何ができて何ができていないのかを調べて数を集約していきました。その結果がこちらです。(今回のトピックテストを受けたのは全部で108名でした。また、ウラ面の知識分野に関しては集計は取っていません。)

・たし算(6桁+6桁)ができる→ 97名 (90%)

・ひき算(6桁-6桁)ができる→ 51名 (47%)

・かけ算(整数×1桁)ができる→ 66名 (61%)

・かけ算(整数×2桁)ができる→ 24名 (22%)

まずは、ホッと一安心してしまった自分がいます。1月からここまで指導してきたことが着実に結果につながっていることを実感して、素直に嬉しかったです。半信半疑の毎日なので、とりあえずよかった。ですが、課題も見えたなという感じです。特にひき算。こういうところで間違えて理解しているんだなというのが答案を分析するとものすごくよくわかります。自分の指導が行き届いていなかったなと感じる瞬間です。ひき算に関しては早急にフォローをしなければと思います。で、逆にかけ算の×1桁の定着度の方が良いという結果に。よし！×1桁ができるんだから2桁も！...とそう簡単にはいかないのが難しいところ。ですが、4月末に行われる学期末試験ではこの×2桁の定着度を上げたいなという明確な目標ができました。定着度22%という結果は、伸び率が1番ある！という風に前向きに捉えたいと思います。

朝7時からお昼1時まで、授業をしてその他の時間は全てノートチェックに費やすというのがここ最近の流れになっています。まぁかなりハード。全ての宿題のマルつけをして、間違ってる子にはアドバイス的なコメントや正しい筆算を書いてとやっていると、軽くノートチェックだけで2時間はかかります。なんとか子どもが帰る前までにノートを返さなくてはいけない！というリミットが逆にいい感じの刺激になっています。もちろん、今日のテスト結果を受けてわかることは、友だちの答えを写したり、電卓を使って答えを出したりしている子もいるという事実です。ですが、それもありかなと！やらないよりはどんな形でもやって出してくれる方が100倍いいです。ですが、このテストを機に少し子どものヤル気をさらに喚起できないかなと今考えているところです。まぁあまり効果はないと思いますが。

とにかく、子どもたちよく頑張りました！そして明日の学校が終わったらいよいよ待ちに待った10連休！！今から荷造りします！！！