ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

子どもの頃は当たり前だったランドセルをどれだけ大切に使ってたかな

2016年3月15日、天気曇り時々雨。

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ここのところ曇った天気が続いているブンヤです。まぁこれがこっちの「いい天気」なんです。太陽が出ないと本当に涼しくて気持ちがいいです。が、突然の豪雨もつきもの。一気に降ってすぐさまあがるというアフリカならではの雨でしょうか。未だに一日中雨だったという日は一度もありません。今日もお昼頃にいきなり降って、少し足止めをくらっていた子どもたちですが、その後雨脚が弱まると走って家に帰っていました。

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今日は子どもたちのいろんな姿をお伝えしようと思います。まずはこの子たち。先日、授業を全て終えてホッと一息ついてから教室に忘れ物をしたことに気付いて取りに戻った際でした。思わずその整頓された教室にビックリ!日本の小学校では給食の後が定番ですが、ナミビアでは授業が終わったあとに掃除を行います。ちゃんと当番制になっていて、一応毎日掃除することになっているんですが、クラスによってまちまちです。この2人は授業終了後30分も残って一生懸命掃除をしていました。本当は5人のはずなんですが、文句も言わずにせっせと頑張ってる姿は立派の一言。この2人、算数も頑張ってるんです。まだかけ算の2桁×2桁ができないんですが、確実に伸びてる2人です。これからますます成長してくれることを期待しています。

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続いて紹介するのは、自分にとってはなんとも不思議な子どもたちの姿です。後ろの子が突然友だちのバッグを開けて、自分のノートを入れるんです。バッグを背負ってる子に聞くと「3人分のノートが入ってる!」とのこと。日本だったら...何かあったのか?ってちょっと相談室に呼び出すところかもしれませんが、ここブンヤではいたって普通のことなんです。
みんながみんな通学バッグを持っていないのがブンヤセカンダリースクールの現状です。バッグの使用は校則にはなっていないので、特に問題にもなっていません。なので、ノートだけを片手に通学する子や、スーパーのビニール袋を通学バッグ代わりにしている子もいます。で、余裕がある大きなバッグを背負っている子は友達の分も入れて持ち運んでいるということなんです。自分だったら「ノート入れてあげるから背負って!」なんて言っちゃいそうですが、そんなこともないようです。朝、宿題を集めていると当然のように自分のバッグから友だちの分のノートも一緒に提出する子どもも。授業中に「隣のクラスの子にノート預けたままなんで取りに行っていいですか?」なんて聞かれることもしばしば。いつも面白いなぁと感じながらそんな子どもたちの姿を見ています。

最後にもう1つ。それは朝のスタッフミーティングの際ですね。同僚の1人が手を挙げて全体にアナウンスするんです。
「グレード8、ウチのクラスの〇〇が妊娠していたので学校を休学します。」
最初は驚いて毎回ホーー!なんて思ってましたが、もう麻痺してしまいました。一月に一回くらいのペースでこういうお知らせが入ってきます。これもアフリカならではの子どもの実態なのかなと感じます。ですが、別に問題としては取り上げられていません。むしろ、妊娠で休学した子のフォロー体制はしっかりしていて、次年度以降優先的に復学ができるようになっています。こういうところはすごいなナミビア!と素直に感じます。

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まだまだ紹介したい子どもたちの姿があるんですが、今日はここまで。
ここ最近本当に朝が弱くなっていて大変です。少しずつ肌寒くなってきてるからなのか、それともただ疲れているだけなのか。今日は少し早めに寝ようと思います。
奇跡の10連休まであと3日です!!