うるう年 1日得したか1日損したかはあなた次第

2016年2月29日、天気晴れ。

さぁ今日からまた１週間スタート。いつものように5時過ぎには起きて、6時過ぎには家を出ます。が、ここ最近同じ時間に出てるはずなのに日に日に暗くなっている気がします。そして気持ちのよい涼しさが感じられる朝。どうやら新しい季節が少しずつ近づいているようです。今日で2月もおしまいです。

毎週月曜日はアッセンブリー(朝会)があるんですが、そこで毎週歌われる国歌とアフリカのアンセム(すみません、歌の名前忘れました)。その歌をリードする役割が各学年クラスごとに回っているようです。今日の担当はグレード10Bの生徒たち。どこからか歌声が聞こえてきたと思ったら、ステップをしながら歌を歌って少しずつ動いて全校生徒の前に整列をしました。そして響く彼らの歌声。朝イチからステキな歌声を聞けてもう心はハッピー！クラスだけで歌い上げた振り付けありの聖歌にも言葉にならない感動をもらいました。いやー、本気の歌声って響きます。次回は写真を撮る場所をちゃんと確保したいと思います。(まさか前に移動してくるとは思わなかったので、バックからになっちゃいました)

グレード6は今週はグラフの勉強をすすめます。日本でもつまずく「1メモリの表す数」の指導でやっぱり少々自分の説明が難しくなってしまって、やばい！と思ったんですが、何回も繰り返し指導してなんとか理解させることができたかなと...。最近は子どもたちがわからない時にわからない！というサインを出してくれるようになってきたので、それはとても良い変化かなととらえてます。

で、実は先週からかなり大きな問題に直面しているんです。それが「教室移動問題」です。

説明しましょう。ナミビアでは、各教科の授業を子どもたちが受ける際、教師が教室を移動するのではなく、子どもたちが教室を移動するんです。なぜか？教科担任がクラスに掲示してある掲示物を活用できることや、前の時間に書いた黒板を同じ学年の指導の際に再度使用できるという利点があるそうです。が、すみません。自分にはデメリットしかないです。

まず、クラス担任をしていない自分にはホームクラスというものがありません。つまり、掲示物を貼って子どもたちを迎えることのできる教室がないわけです。なので、自分の授業は全て教室がバラバラ。同じクラスの指導でも、例えば月曜日はグレード4の教室で、火曜日はグレード5の教室という風に毎日変わってしまうんです。これじゃ落ち着いて学習なんてできません。ハァー。かけ算九九表も毎回移動して貼り直さないといけないわけです。ハァーー。そして何より1番の問題点は授業時間が削られること。40分しかない授業の前半10分は移動&着席でつぶれます。そしてそっから落ち着くので5分。ハァーーー。子どもたちの前でもグチっちゃいました。「このシステムよくないよー」って。で、結構な生徒が同じ気持ちでいてくれるので、それだけが救いです。このシステムに対抗できるシステムを作り上げるためにただいまいろいろと試行錯誤中です。

そして放課後、先日お金を貸して欲しいと頼まれた子が理科室にやってきました。自分がそのことをすっかり忘れていたので少々驚くと共に、ちゃんと自分から来てくれたことが嬉しかったです。週末はどうだった？って聞くと、笑顔が垣間見れたのでこれでよかったなと。そうだ、これをネタにナミビアのお金を紹介しよう！と思ったんですが、今日は意外と教室移動問題でたくさん書いちゃったのでまた後日にしたいと思います。

さぁこれで2月最後の投稿。今月もいろいろありました。そんな2月ラストの締めくくりはこちらでいきたいと思います。

みなさん、撒菱(まきびし)って見たことありますか？あの忍者が逃げるときによくバラまくやつです。実はナミビアに撒菱があるんです。しかも今日、自分ガッツリ引っかかっちゃいました。

タイル張りの家に入った瞬間に感じるサンダルしたの違和感。裏を見てみたらビッシリと。こちらは植物の種で、ここ最近敷地内の草むらの中とかを歩くと2、3個刺さってることはあったんですが、こんなに大量なのは初めて！でこれ、裸足で踏んだ時の衝撃半端ないです。硬いトゲトゲの天然の撒菱、要注意です。