ワン・イヤー・イン・ナミビア -365日のブログ-

2016年1月1日、人生初となる1年間まるまるナミビア暮らしが始まった。アフリカ大陸で過ごす1年間。青年海外協力隊としての活動や、今の自分を記録に残していくための1年間限定ブログ。

夏休み明けの子どもたちの身長があまりにも伸びすぎていて同一人物か一瞬戸惑う

2016年1月13日、天気曇り。

 
昨夜は雷が鳴り始めて、その後雨も降り出して。相変わらず夜も暑いブンヤなので、扇風機は必須なんですが、あれ?...静かだ。...暑い。...扇風機が動いてない。...停電だ。
やっぱりインフラが整っているナミビアでも、雨には弱いらしく、一晩停電で過ごしました。停電が毎日が当たり前の国(ザンビアとか)もあることを踏まえると、こんなんであーだこーだ言ってられないなと思いますが、それにしても暑かった。急な停電にはまだ対処できません。ってことで疲れを残したままですが、本日から子どもたちを迎えます!
 
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あんなに静かだったブンヤの村に、生徒約1000人が帰ってきました。朝から通学路には生徒たちの姿が見えて、改めて今日から新学期が始まるんだ!と期待に胸が膨らみましたね。初日の今日は朝会でスタート。やっぱ生徒がいるからこその学校だなと感じます。やっと動き出したなと。...動き出すんだよね!?と。
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生徒たちは朝会後に新学年の教室前に集合して、自分の新しいクラス発表を待ちます。その後、先生たちが生徒の名前を読み上げて、呼ばれた生徒は新しいクラスの教室に入っていくといった感じでクラス発表が行われました。日本だったら新学期初日は紙一枚渡しておしまいだし、新一年生の入学式があります。ナミビアでは入学式も無いようで、初日はクラス発表後、教室に自分たちの机や椅子を運んで終了。じゃあ早く家に帰るのか?といったらそうじゃないのがおもしろい。時程は時程できっちり守るんですよ。授業はないのに、通常の学校終了時間の12時50分まで教室で待機させるんです。斬新!
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で、なんと10時からは職員研修(でしたが、スタートしたのは10時40分くらいでした)。これも斬新!生徒たちが教室で待機する中、先生たちはオフィスに集まって研修を受けるんです。授業終了で勤務も終了するナミビアの学校では放課後に研修をすることができないから、これはまぁ仕方ないといえば仕方ないんですね。
インスペクター(教育調査を担当してる方)による研修の内容は、グレード10(10年生)の試験結果の解説。グレード10の生徒たちの学年末テストは全国共通試験なので、その結果を比較して自分たちブンヤセカンダリースクールの現状を数値で見ていくといった内容でした。今年度の合格率を、前年度の結果や、近隣校の結果と比較して見ていく。まぁわかりやすいですね、数値が全てですから。で、近隣の学校の中での順位もしっかりと付けます。競争意識を芽生えさせて、教師のやる気を引き出すといった感じかなと。子どもたちの成績を上げる!ナミビアの教育のはっきりとした目標を感じますね。
 
ということで、本日はこれで終了。教科、学年、時間割、何一つまだ決まってません。...誰か決めてるんですよね!?と信じて待つしかない感じですね。明日は何をするのかな?全く経験したことのない新年度スタート...自分が小学校教員になった右も左もわからなかった初任の春の頃のような感覚を思い出してます。そりゃ少しは焦るわな。